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金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

川西パレットでの「器再楽」の様子 その1

2020-10-09 16:11:20 | 金繕い教室「器再楽」
昨日は川西パレットでの金繕い教室「器再楽」でした。
 
いつもはバイクで行くのですが、昨日は雨でしたので、車です。
パレットには駐車場がないので、有料の駐車場での料金が結構かかりますね。
 
昨日の参加者は女性ばかりの9名。
大きな教室を予約していただいて。

 

沢山の繕い品です。

 

前回、友人から頂いた金粉を蒔いた品物の仕上がりを見せてもらって。

いい感じで仕上がっていますね。

 

さあ、スタートです。

前回、銀の丸粉(3号)を蒔いた抹茶茶碗の欠けた部分。

錫粉を使うことがほとんどなので、あまりすることがない粉固めの作業を説明して、観てもらいました。

生漆をテレピンでうんと薄めたものを塗ります。

そして、すぐにその部分をキムワイプでふき取って。

あと、1日1回、2回ほど同じ作業をしたいので、この品物は私が次回まで預からせてもらって。

 

今回はベースができているもので、金属粉を蒔かないほうがいいなという品物がたくさんありました。

これは、呂色漆での仕上げです。

 

こちらは、竹を黒く燻製させたものなので、ひびの入っていた部分などに艶黒漆の処理だけです。

 

そのあと、呂色漆と艶黒漆を少し混ぜたりして。

 

この練りこみ作品の急須、注ぎ口、取っ手の部分、そして難しかった蓋受けの部分、きれいにベースが仕上げられましたね。私も手伝いましたが、なかなか丁寧な仕上げをされて。

 

これも3か所、漆を塗るだけで仕上げて。

 

この鉢の4か所のふちの欠けた部分も、この漆の色がぴったりでしたね。

その2に続く。