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金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

多忙な中での繕い

2019-08-13 07:06:35 | 陶器の繕い例
二人展の真っ最中で忙しい日々を送っていますが、そんな中での金繕いです。
 
高齢者施設の千代木園の陶芸教室の作品でのトラブル品。
幾つかトラブルがありましたが、大変なものが。
 
これです。
トルコブルー釉がたっぷり掛けられて、棚板にくっついてしまって、剥がしてこんな状態。

 

裏側です。

 

先ずはアラルダイトで接着して。

 

こんな感じ。

よく見ないと割れていたとは分かりません。

魚の箸置きも2点、繕いです。

 

接着が出来たところで、グラインダーでの処置。

 

他のトラブル品です。

ミニルーターも使って。

 

そして、仕上げは「新うるし」の本透明を使って、割れていたところを補修して完了です。

この最後の作業は「喜楽苑ギャラリー」内での作業でした。

そのまま、繕い品のサンプルとして展示しています。

 トルコブルー釉を使う時は、道具土など底に着けて使う配慮が要りますね。