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金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

川西から持ち帰った繕い品 その2

2017-07-20 11:57:33 | 磁器の繕い例
川西の「リペアカフェin川西」から持ち帰った2点目の繕い品です。

先の織部の丸皿と同じ持ち主の方のものです。

こんな状態で。
全然使わずに壊してしまったようですね。
汚れもなくとてもきれいな状態ですね。


アラルダイトのみで、できるだけはみ出さない量を塗りつけて。


しっかりと固定して接着です。
1箇所、4つほどの破片がある部分は難しそうですね。


全体の接着を終えましたが、細かく割れた部分では少し足りない部分もあることがわかり、アラルダイトに小麦粉を混ぜたもので復元して。

依頼主は、金粉や銀粉を使わずにできるだけ目立たないようにしてほしいということでした。
それで、小物入れですので、ホルペインのアクリル絵の具で色合わせして仕上げることにして。


こんな状態で仕上がりです。


裏側です。


蓋は無傷でした。
これでいいでしょう。
イギリスのウェッジウッド製。高いものなのでしょうかね。


その3に続く。