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金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

強い雨の日の「繕いの会(器再楽)」

2014-03-14 10:57:55 | 繕いの会の様子
昨日の午後は強い雨。
皆さん、所要があってか、午後からの金繕いの会「器再楽」は参加者3人だけ。

ロビーでいろいろ雑談していて、そのままロビーを借りての定例会となった。

茶道の先生の高見さんは、炭手前で使う炭入れを持ってきて、角の部分の竹が劣化して割れているのを何とかできないかと。
で、3人で相談して、先ずはアラルダイトで貼りつけてはと。
出来れば、同じように古びた竹があれば、上から竹を貼りつけてまったくわからなくなるのだがね。
いろいろと勉強になります。


ベテランの浜田さん、アラルダイトで貼り付けた境目に「新うるし」の黒を入れましたが、私の方から「すぐにふき取って、何回か黒漆を浸みこませたら段差が無くなりますよ」とアドバイス。


そして、私は、仕事の関係で来れなくなっている岡本さんが繕っている漆盆の様子を確認して、広い円形の部分が劣化しているので、「透明漆を塗ってみましようか」とトライしてみました。
この盆、縁の部分の欠けたり、割れたりしているのを一応繕ってあります。


なんと、こんな風に綺麗になります。
「新うるし」の本透明を、刷毛ではなく目の細かなスポンジに薄め液を含ませて塗りました。
この変化に、お二人も驚きの声を上げました。
私も初めて体験です。


もう一枚も同様に。
簡単に蘇りますね。
勝手に手を加えましたが、この出来栄え、岡本さんに見てもらわないとね。
あと、周りの縁の部分をどんな手入れをして仕上げるかですね。


やはり、何人かで集まって繕う作業はとても勉強になります。
参加者が、増えないので、4月からは夕方の6時から会の活動を設定しようということになりました。
それなら、毎月第2木曜の午後6時~9時頃までで、遅れての参加もOKということにして、働いている若い方も参加できるな。