goo blog サービス終了のお知らせ 

金継ぎ、金繕い? いえ、陶磁器の繕いを楽しむ会「器再楽(きさら)」です!

「陶工房たつみ」が主催する「器再楽(きさら)」のブログ。金繕い、金継ぎと呼ばれる手法もオープン。繕いの依頼にも応じます。

川西での「器再楽」の様子

2018-01-22 17:19:59 | 繕いの会の様子
1月18日の川西のパレットでの繕いの会「器再楽」の様子です。

参加者は6名と多かったのですが、ほとんどのメンバーがもう繕うものが無い状態となってしまいました。


この方も、今回限りということで、後の処理が容易な錫粉を使って、すぐに仕上げです。


繕うものがたくさんあるのはこの男性のみ。

ご自分で陶芸をされているので、いろいろとトラブルの作品がおありで。

この方は、とても熱心で、金粉なども含めてほぼ繕いに必要なものを揃えられました。

あとはいろんなケースで経験を積むだけですね。


それから、このパレットに隣接する「画廊シャノワール」のオーナー、いろんなものをお持ちで、前回はお一人だけの参加で、マンツーマンでいろんなものを直しましたね。

そして、今回はこんな額縁です。

この欠けた部分を埋めて、次の機会に、金粉を蒔きましょう。

それから、小さな額縁で壊れたものもあったのですが、私が預かって帰りました。



もう繕うものが無い状況ですので、川西での「器再楽」の活動はしばらく休会して様子を見ることにしました。

この額縁の仕上げはとても簡単なので、次回ギャラリーを訪れた時に、道具類を保管せてもらっているパレットから持ち出して、ギャラリー内で作業をすることにして。

川西まで出かけての教室でしたが、どんどん新しいメンバーが参加する状況でないと会の活動を続けるのは大変難しいものです。

それで、これからは月に1、2度曜日などを決めて自宅内で繕いの教室をやることを企画しようと考えています。

気になる熱心な男性については、篠山という遠方ですので、今後も必要に応じて連絡を取り合ったり、たまに参加してもらえればいいなと思っています。

今月2回目の「器再楽」の講座

2017-07-31 10:56:12 | 繕いの会の様子
27日(木)に川西のパレットでの「器再楽」という金繕い講座、6月から始まって3回目でした。

参加者はいつもの5名。
この講座、繕うものが無くなると来る必要がなくなるのが難点。

先日の「リペアカフェin川西」のイベントにもPRになるからと、1日だけではなかなか難しい取り組みですよと、依頼があった時に躊躇しながらも参加したのですが、新しいメンバーは増えず、修理だけの依頼者が多かったですね。
お一人、繕いの終わったものを引き取りに見えられました。

さあ、スタートです。
この施設、快適だけでなく、いろんなところに行き届いていて、とてもいいですね。
例えば、水もすぐ近くで利用できますし、テーブルが汚れないように新聞紙などもきちんと使えるように用意されています。


この方の品物、銀粉を蒔いて粉固めも1回だけですが済んでいて、鯛牙(たいき)で磨く最終段階です。
良くなりましたね。


こちらの方、古い重箱を繕って。
赤呂色という本漆を塗っている段階です。

約2時間の講座、5人の方の品物をアドバイスしながらみて回るだけで大忙しです。
写真を撮っている暇もなくて。
男性を始め、他のメンバーの作業の様子がアップできませんでしたね。


8月はお休みにして、次回は9月(第2・4木午後1時)になります。

今月の繕いの会 1回目

2017-07-19 00:59:16 | 繕いの会の様子
6月から始まった川西パレットでの金繕いの会「器再楽」、7月の1回目が13日(木)にありましたが、記事にするのを忘れていました。

参加者は5名。

次々と繕い品がある人とそうでない人、色々ですね。
この方は、陶芸をされているベテランさんです。

この日はこれまでの繕いの続きの品物に加えて、こんな大皿を持参されました。
1箇所欠けた部分(欠け)と、ひび(にゅう)が入っています。


この方はいろいろと。
新しいもののうち、ワイングラスの台の部分が割れてしまったものも。
接着剤で補修しても、持ち帰りができないので、お家でいい姿勢が保てるように工夫してご自分で接着するようにアドバイスして、そのために必要な材料を持って帰ってもらいました。
前回までの続きのものは、黒艶漆を塗った後、銀粉と金粉を蒔くところまで進みました。
ああ忙しい。


そして、この方は、こんなガラスのお皿を持ってこられて。
綺麗にたくさんの部品に割れてしまっています。
先ずはアラルダイトで接着して、セロテープで固定しています。
この形ではひずみやズレができてしまって良くないので、ひっくり返した形で安定させて持ち帰ってもらうことに。
お家での引き続いての作業も大事ですね。
いいタイミングで接着剤のアラルダイトのはみ出た部分などを取り除かないといけません。


1つだけの品物の方は皆さんの作業を観察して。
器を大切に使っておられて、あまり、壊されないのでしょうかね。
用事があり大急ぎで帰られた方もおられて。

この日もバダバタとしていて、写真をきちんと撮るひまがありませんでしたね。
次回は27日(木)です。

それから、今日の10時から「川西リペアカフェ」の今年初めてのイベントがあり(午後4時まで)、私と妻が「繕い講座」やリペアコーナーの応援に出向きますが、その準備で今まで大変でしたネ。
一日で繕えるケースは難しいと主催者にお話ししたのですが、イベントの趣旨にぴったりだととても期待されています。
接着剤をラピットタイプのアラルダイトを使うことで、何とか対応できる品物を増やして、日にちがかかるものについては預らせていただく予定ですが、一体どんな展開になるやら。
娘たち二人も面白そうだからと、同行してくれます。

その様子はまたアップしますね。

川西「パレット」での繕い教室がスタート

2017-07-12 14:32:00 | 繕いの会の様子
(アップするのを忘れていました)

川西池田駅近くの川西市の施設「パレット」での金繕い教室「器再楽」が始まりました。

第2・4木曜日の午後1時から月2回開催です。

参加費は、月1000円というお安い設定で、他のこうした金繕い講座とは雲泥の差です。

この日の参加者は、以前に体験講座で参加された3人と新しいメンバー2人の5人でした。

必要な道具・材料も一式、パレットの教室の機材保管庫に入れてもらいます。
必要な道具類の説明をして、繕いがスタートしました。


こんな様子です。
やはり陶芸をされている方がほとんどですね。


「パレット川西」の様子。
正式には、「川西市市民活動センター/川西市男女共同参画センター」という名前の施設です。


登録団体のポスターが掲示板に並んでいます。


あらためて、チラシをアップします。
次回は6月22日。
お得な講座ですよ。

ブロガーが集まって作業

2014-09-17 14:54:39 | 繕いの会の様子
昨日は西宮地域ブログの3人のブロガーのお客さん。

猫田さんが陶芸作品の仕上げ、モモケルさんが繕いの続きの作業で。
そして、何とさとっさんも連絡を取って来てくれて、前からおかしくなっていたプリンターの無線ランの設定をしてくれました。

先ずは、来客前にモモケルさんの器の手入れをして。
もう少し削らないといけないものが。
この盃の絵柄はアンズタケなのかな。珍しいな。


よく見るとニュウ(ヒビ)がいっぱい入っている。


他の器もニュウがあるので、水漏れするかどうかの確認。


器をヘアドライヤーで温めて、アラルダイトをニュウの中に染み込ませます。


これですべてベース作りが完了です。


そして、3人の来訪。
猫田さんが、家でつくってきた猫を大きな器に貼りつけます。
乾き具合が違うものですから、とても難しいですね。
貼付け作業を終了しても、ビニール袋に入れてゆっくりと乾燥させます。
そうしないと亀裂が入って外れてしまいます。


モモケルさんは黒の「新うるし」を使っての最後の仕上げです。


銀粉と金粉を蒔いて5点全て終了です。
「新うるし」と消粉だととても作業は簡単ですね。
うまく出来上がりました。


それから、その間にさとっさんがプリンターの設定のやり直しをしてくれて、こちらも無線で動くようになりました。

その間の会話のにぎやかなこと。
クロモジ茶を飲んでもらいましたら、またまた猫田さんが騒がしいこと。
クロモジ茶なんて皆さんほとんど知らないでしょうから。
山の恵みです。
私の以前のクロモジ茶の紹介記事です。参考までに。
http://nishinomiya.areablog.jp/blog/1000061392/p11036720c.html

それから、帰りがけにお向かいの娘さんが世話をしているノラちゃんたちを見つけて、また猫田さんが走り回っていました。