ホリエモン逮捕の翌日、東証は「悪い材料が出尽くした」とばかりに反発しましたが、この際膿を出し切った方がいいのは株式市場だけではありません。
「閣下の憂鬱」（超特選ブログ）で「堀江なんぞより、こっちの方が大事！」というエントリーがありました。「こっち」というのは、ヤマハ発動機の外為法違反容疑（朝日）と陸自のミサイルデータが総連団体に流出していた件(産経)ですが、国民の生命を直接危機に晒しているという点においてははるかに質が悪く、全く同感です。（その意味では例の耐震偽装マンションも同罪）
総連の件は、昨年薬事法違反容疑でのガサ入れと何か関連があるのか気になるところでもあります。
◆国防部が衛星写真公開 中国に「空母配備の意図あり」と指摘（台湾週報）
◆中国、旧ソ連空母を修理・「中国初の空母になる恐れ」（日経）
◆価値観と安保において台日は最良のパートナー（台湾週報）
◆「軍事面で重要な価値」 無人ヘリで中国新華社(産経)
◆「中国、第２四半期にもデフレの可能性」・著名学者が警告（日経）
昨年来密かに期待していた中華民國（台湾）国防部のリーク報道（記事）の新春第一弾を報じたのは日経でしたが、元日の一面（記事）以来、日経も微妙に変化している兆候が見受けられます。『「中国、第２四半期にもデフレの可能性」・著名学者が警告』というタイトルも先日朝刊で目にして「何か大紀元みたいだな・・・・」と苦笑した次第ですが・・・・
さて、台湾国防部がリークした衛星写真によりますと、中国は「観光目的との名目で輸入」した旧ソ連空母「ワリャーグ」の改修に勤しんでいるようです。まぁ空母を新たに建造（記事）するのには時間を要しますし、台湾を攻略し、第一列島線、そして第二列島線を突破するためにはようけフネも必要でしょうからね。
国防部は「訓練用または空母艦隊編成に向けての準備を進めている可能性がある」と指摘するとともに、将来、空母艦隊が編成された場合、中国軍はこれにより中国東部海域から出港後、台湾の戦闘機の飛行範囲を超えて、台湾東部地域に対する海上からの攻撃を行うことができるとの見方を示し、警戒を呼びかけています。
国防部は中国軍の原子力潜水艦、K級および宋級潜水艦が係留されている港の衛星写真や台湾の離島に対し南京軍区で実施されている海上封鎖演習の衛生写真も公開したようですが、「中国がさまざまな方面から台湾を対象とした戦闘体制を整えていることを指摘し、三項目の軍備購入に関し積極的に進める必然性を改めて強調」という国内的な狙いとともに、日米に対してもアラートを発しているのは明らかです。（俗っぽい言い方をすれば「釣り」ということになりましょうか・・・・）
まさに「背水の陣」といった感じで、長年台湾海峡の対岸を一番シビアに見続けてきたのが中華民國（台湾）国防部（元は台湾に命からがら逃れてきた蒋介石国府軍ですが・・・・）であり、真に迫るリーク記事だという気がいたします。
陳水扁総統は１３日、アジア太平洋国会議員連盟（Asian-Pacific-Parliamentarians-Union＝APPU）に所属する日本の国会議員代表団と会見した際に、「台湾と日本は価値観と軍事面において最良のパートナーであり、とくに中国の軍拡がアジア太平洋地域の平和と安定にもたらす脅威は、日本、米国をはじめ地域諸国にとって見過ごしてはならないものだ。双方は準軍事同盟の関係を確立するなどの方法で、両国間の実質的な関係をさらにレベルアップすることができる」という見解を示しました。現時点では日本側の態勢が整っていませんし、具体的に文書を交わして云々というのは難しいかと思いますが、諸々「グレー」な段階だからこそ水面下で出来ることは幾らでもあると思います。昨年末に就役したキッド級駆逐艦（毎日）と日米とのデータシェアリングの体制を整えることもその一つでしょう。要は「いざ鎌倉の際」に上手く連携して動けるようにしておく必要はあろうかと思います。
陳総統は17日に金門の軍駐屯地で軍事訓練を視察（台湾週報）し、「皆さんは政府の最良の後ろ盾であり、国の守護神であると固く信じている。国民が安全に春節（旧正月）を迎えられるのは、皆さんの奉仕精神と貢献があるからだ」と兵士を激励するとともに、国民の防衛意識を高め、国民全体が団結して国を護ることの重要性を強調したようですが、ヤマハ発動機や総連の一件などは余りに危機感のないずぼら過ぎる話だと情けないですね。民主党の「守旧派」は相も変わらず対中脅威論の切り崩しにご執心（毎日）のようですが、台湾国防部はいたずらに危機感を煽っているとでもいうのでしょうか？
合衆国の広告・マーケティング業界で高名なD・ペパーズ氏は、「儲けろ、楽しめ、ただし倫理的であれ」と商売の原則を述べていましたが、国民の生命と財産を窮地に陥れるような商いというのは倫理に背く反社会的行為であり、厳しく断罪されるべきなのは論を待ちません。
※写真・・・・2001年、中国へ向かう途中でトルコ海峡に停泊中の空母「ワリャーグ」１（写真：トルコＳＴＡＲ報提供）
まさか中共崩壊を睨んで「難民船」として活用する目論見ではないでしょう？「ヤマト世代」の私的には、キティホークが退役したら博多湾に浮かべて観光用に活用してくれないかなぁと・・・・
「閣下の憂鬱」（超特選ブログ）で「堀江なんぞより、こっちの方が大事！」というエントリーがありました。「こっち」というのは、ヤマハ発動機の外為法違反容疑（朝日）と陸自のミサイルデータが総連団体に流出していた件(産経)ですが、国民の生命を直接危機に晒しているという点においてははるかに質が悪く、全く同感です。（その意味では例の耐震偽装マンションも同罪）
総連の件は、昨年薬事法違反容疑でのガサ入れと何か関連があるのか気になるところでもあります。
◆国防部が衛星写真公開 中国に「空母配備の意図あり」と指摘（台湾週報）
◆中国、旧ソ連空母を修理・「中国初の空母になる恐れ」（日経）
◆価値観と安保において台日は最良のパートナー（台湾週報）
◆「軍事面で重要な価値」 無人ヘリで中国新華社(産経)
◆「中国、第２四半期にもデフレの可能性」・著名学者が警告（日経）
昨年来密かに期待していた中華民國（台湾）国防部のリーク報道（記事）の新春第一弾を報じたのは日経でしたが、元日の一面（記事）以来、日経も微妙に変化している兆候が見受けられます。『「中国、第２四半期にもデフレの可能性」・著名学者が警告』というタイトルも先日朝刊で目にして「何か大紀元みたいだな・・・・」と苦笑した次第ですが・・・・
さて、台湾国防部がリークした衛星写真によりますと、中国は「観光目的との名目で輸入」した旧ソ連空母「ワリャーグ」の改修に勤しんでいるようです。まぁ空母を新たに建造（記事）するのには時間を要しますし、台湾を攻略し、第一列島線、そして第二列島線を突破するためにはようけフネも必要でしょうからね。
国防部は「訓練用または空母艦隊編成に向けての準備を進めている可能性がある」と指摘するとともに、将来、空母艦隊が編成された場合、中国軍はこれにより中国東部海域から出港後、台湾の戦闘機の飛行範囲を超えて、台湾東部地域に対する海上からの攻撃を行うことができるとの見方を示し、警戒を呼びかけています。
国防部は中国軍の原子力潜水艦、K級および宋級潜水艦が係留されている港の衛星写真や台湾の離島に対し南京軍区で実施されている海上封鎖演習の衛生写真も公開したようですが、「中国がさまざまな方面から台湾を対象とした戦闘体制を整えていることを指摘し、三項目の軍備購入に関し積極的に進める必然性を改めて強調」という国内的な狙いとともに、日米に対してもアラートを発しているのは明らかです。（俗っぽい言い方をすれば「釣り」ということになりましょうか・・・・）
まさに「背水の陣」といった感じで、長年台湾海峡の対岸を一番シビアに見続けてきたのが中華民國（台湾）国防部（元は台湾に命からがら逃れてきた蒋介石国府軍ですが・・・・）であり、真に迫るリーク記事だという気がいたします。
陳水扁総統は１３日、アジア太平洋国会議員連盟（Asian-Pacific-Parliamentarians-Union＝APPU）に所属する日本の国会議員代表団と会見した際に、「台湾と日本は価値観と軍事面において最良のパートナーであり、とくに中国の軍拡がアジア太平洋地域の平和と安定にもたらす脅威は、日本、米国をはじめ地域諸国にとって見過ごしてはならないものだ。双方は準軍事同盟の関係を確立するなどの方法で、両国間の実質的な関係をさらにレベルアップすることができる」という見解を示しました。現時点では日本側の態勢が整っていませんし、具体的に文書を交わして云々というのは難しいかと思いますが、諸々「グレー」な段階だからこそ水面下で出来ることは幾らでもあると思います。昨年末に就役したキッド級駆逐艦（毎日）と日米とのデータシェアリングの体制を整えることもその一つでしょう。要は「いざ鎌倉の際」に上手く連携して動けるようにしておく必要はあろうかと思います。
陳総統は17日に金門の軍駐屯地で軍事訓練を視察（台湾週報）し、「皆さんは政府の最良の後ろ盾であり、国の守護神であると固く信じている。国民が安全に春節（旧正月）を迎えられるのは、皆さんの奉仕精神と貢献があるからだ」と兵士を激励するとともに、国民の防衛意識を高め、国民全体が団結して国を護ることの重要性を強調したようですが、ヤマハ発動機や総連の一件などは余りに危機感のないずぼら過ぎる話だと情けないですね。民主党の「守旧派」は相も変わらず対中脅威論の切り崩しにご執心（毎日）のようですが、台湾国防部はいたずらに危機感を煽っているとでもいうのでしょうか？
合衆国の広告・マーケティング業界で高名なD・ペパーズ氏は、「儲けろ、楽しめ、ただし倫理的であれ」と商売の原則を述べていましたが、国民の生命と財産を窮地に陥れるような商いというのは倫理に背く反社会的行為であり、厳しく断罪されるべきなのは論を待ちません。
※写真・・・・2001年、中国へ向かう途中でトルコ海峡に停泊中の空母「ワリャーグ」１（写真：トルコＳＴＡＲ報提供）
まさか中共崩壊を睨んで「難民船」として活用する目論見ではないでしょう？「ヤマト世代」の私的には、キティホークが退役したら博多湾に浮かべて観光用に活用してくれないかなぁと・・・・
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空母といえば、確か支那は「ミンスク」もロシアから購入していたはずです。
表向きは「観光設備用」でしたが、実際にはミンスクを徹底的に解体して、空母建造のノウハウを得るのが目的だったようです。
ちなみに、広東省に出来ると言われていた「観光設備・ミンスク」は、未だに出来ていません。出来るはずがないですね。解体しちゃったんだから。
日本もそろそろ空母に２，３隻持って日本海・沖縄諸島周辺～東シナ海・沖ノ鳥島方面に配備するくらいじゃないとヤバいと思うんですけどねぇ。
この分だと(というか既に？)、日本は、ならず者国家とテロ組織の天国だ…。言うのも飽きてきたといっては語弊がありますが、防諜法を制定するとともに対外情報機関をすることが急務です！
ヘリ代金とは別に、中国側から「役務代」として毎年数千万円を受領していたとなると、確信犯であり、売国行為も甚だしく、経営陣の責任はもとより、会社にも厳しい制裁が必要ですね。
ヤマハ発動機はその後の会見でも何だかしれっとしてますね。「知らなかった」では済まんばい！と思うのですが・・・・
このところ商道徳に疑問を抱くような事件が散見されます。私自身も他山の石とせねばなと思いますね。