徒然スキーヤー日記

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2024シーズンモデルのスキー板,試乗レポートその22…ATOMIC REDSTER Q9i Revoshock S

2023-07-03 03:22:35 | スキー板試乗
え?
2023年って,もう半分終わったの??
ちょっと待て.
2023年って,残りあと半分なの?
もう,1年の後半に入ってるってこと??

確かついこの間までスキーシーズンで,
冬が終わったばかりだと思っていたん
だけど…←あなたのスキーシーズンがおかしいだけでは?

…ちょっと最近,時空が歪んでないかな?

どうせ時空がひずんでるなら.
平日は一瞬で過ぎ去って,
週末が長く続くように歪んでほしい
けど…
全く逆に歪んでいる気がするのはなぜだ?
と不思議に思う今日この頃.
皆様いかがお過ごしでしょうか(時候の挨拶)

ってなことで,時候のあいさつの後は本題へ.

本日も2024シーズンモデルのスキー板の
試乗レポート.
今回はアトミック編です.
では,どうぞ~!

〇ATOMIC REDSTER Q9i Revoshock S 168cm











オールラウンド

ラディウスが13.5mと小回りベースながら
センター幅が75mmと広めでオールマウンテン
性を持たせたのがQ9iです.

見た目昨年から変わってない気がしますが…
どうやらコアの材質が変わったらしく,
モデルチェンジしているみたいです.

で.
この板は,コンディション最悪だった日の
一番最後のほうに試乗したってのもあり.
4月のざぶざぶ雪が蹴散らされて荒れ荒れに
なった後に急に冷えて固まり,
その上に重い湿った雪が数㎝積もるという,
シーズン中でもそうそうないだろう激悪
コンデションだったんですが…

でも,幅の広さと軽さのおかげで,
こんな難しい荒れ荒れ斜面でも,
そんなに難しくなく斜面を降りられます…!

履いた感じは,結構軽さを感じて.
安定性大丈夫か?と思ったけど.
この軽さゆえの取り回しやすさで,
荒れ荒れの雪の上でも板を好き勝手
動かせるので,リスクなく滑ることが
できます…

やっぱり軽い分,重い雪を蹴散らす安定感が
あるわけではなく,板がたたかれる感じは
あるけど.
幅の広さで荒れ荒れの重い雪の上に乗っかる
ような感じで滑って行けて.
重い雪の上に浮かび上がったところで,
板の軽さで自由自在に動かせるという,
難しさが全くない,すごく扱いやすい板.

軽さで板がたたかれても,動かしやすさを
武器に,しっかり圧をかけてずらしていけば,
板が雪面を捉えた,足場のしっかり感を
保ちつつずらしていけるので,難しい斜面でも
不安感なく楽に降りていけます.

荒れていない平らな斜面では…
板に圧をかけず,板の上で左右に傾いて
行くだけで,板が左右にターンしていってくれます.
R13mという小さめの半径で,168㎝という
小回りっぽいスペックの板ですが.
ラディウスから想像するほど小さい小回り
にはならず,楽ちんにクルージングできる
ターン弧が作れる感じ.

荒れ気味の斜面でも,右左に傾くだけで
全く力を使わずにターンに入っていけます.

整地では楽にカービングで降りていけて.
新雪ではその太さである程度の浮力もあり,
荒れた春雪でもその浮力と軽さで自由に
板を振り回すことができるので.

硬い斜面でがっつり体力を使っていくというより.
どんな斜面でも気楽に安心して滑っていける
という,まさにオールラウンド性といえる
性格を持っている板.

とりあえず,雪質を選ばず.
斜面を選ばず.
どんなところでも,楽に滑ってこられる…
という性格を突き詰めた板だなぁ...
と思いました.

これ一本で何でもできるし,
楽さを求める人にはいいと思います.

ただ,私にはもう少しがっつりグリップと
刺激が欲しい…





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