ひと昔、この番組をよく見ていた。道場六三郎という人が、ふと、もらした言葉で清潔好きでない人は見込みがないと言っていた。ただの鉄人ではなく、いつも細部まで、きちっとされている人だと思った。お惣菜屋をある時、開業なさったそうだ。絶対売れるので、一回つぶしても、なんとでもなると言っていた。まさに、鉄人とはこういう者かと思った。ひょっとして、似非の神にかかったら、こういう鉄人でさえ、生きにくい世の中になってしまうのでは、才能も能力もそれ程の人でも支配者層に取り入って、贅沢な生活が出来る。でも、こういう人でさえ、安心できない世の中に似非神を相手にしていたら,なってしまいそう。
現に、有賀さつきさんはアナウンサーで頭一つ抜け出ている才能があったと思う。バライティー番組など出演しなくても済むような、落ち着いたしゃべり方、間の取り方、それでもって、人間的な対応も出来る。でも、有賀さんは似非神様と調和しながらアナウンサーとしての仕事をこなし、恋愛もして、結婚もして、子供ももうけて、人と仲良く調和して、介護もして、立派なすばらしい人生とも言えるかも知れないが、アナウンサーとして後進の指導をこれからもずっとしてゆき、そのたぐいまれな才能で自由に生きれたのが、似非神様ではない方のもう一方の正当神様だったかもしれないと私は思う。
