Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

高速道路の通行止め

2005-12-21 08:15:40 | ひとから学ぶ
 数日来雪で麻痺していた名古屋近辺の高速道が、ようやく通行可能になった。安全第一ではあるが、このごろ高速道路がすぐ通行止めになるような気がする。一昨日の報道で、トラックの運転手が、立ち往生15時間以上という状況のなか、これでは二次災害が起きてしまうと、交通情報も含めて、もう少し立ち往生している車への配慮をするべきだと訴えていた。食べるものもなし、トイレもなしという状況で、情報もほとんど入らないとなれば、いらだつのもあたりまえかもしれない。さきごろ雪の日に長野へ向かう際に、高速へ入ろうと思ったら渋滞していて、どこかで通行止めなのかということは理解できた。しかし、入り口で誘導している人に「○○へは行けるのですか」と聞くと、具体的にどこの区間が通行止めであるという返答がもらえなかったため、ゲートを入った。ところがゲートを入ってから気がついたのだが、すぐそこから目指す北方面はバリケードがしてあって進めないのである。一旦ゲートを入ったということもあったし、入り口の国道も渋滞していたということもあって、あきらめて今まで来た方向へ南下せざるを得なかった。誘導の人が、このゲートを入っても北方向は入り口で閉鎖されている、というような返答をしてくれていたら、今まで来ていた道を逆送することはなかった。誘導している人には、道路の状況がほとんど知らされていなかったわけである。一般道のように、まちがえたらユーターンできるのならともかく、高速道路の場合はそうはいかない。一旦入ってしまえば、次のインターまでは走らざるを得ない。ということは、ゲートの手前で運転者になんらかの状況を認識させるだけの情報を流してほしいものである。こんな経験をすることはよくある。とくに雪による渋滞や事故渋滞などはそんな時である。一般道に高速の道路状況を知らせる掲示板はめったに見られないし、あっても的を得た情報、詳細な情報はない。
 今回の日曜日から月曜日にかけては、悪天候が予想されたというこもあって、わたしも高速道路の規制情報を道路公団のホームページで確認していたが、そこに携帯電話の道路交通情報短縮番号というものが表示されていて、#8011がその番号であった。月曜の朝長野へ向かう途中でその短縮番号にかけてみたところ、「現在この電話は録音で流しています」というようなメッセージに続いて、「現在通行止めの区間があります。詳しいことは道路交通情報センター、電話・・・・・・」てな具合に、再度違うところへ電話をしろというような回答であった。ここまで書いてきたように、高速道路の情報量がただでさえ少ないわけだから、通行止めで明らかに困っている人たちがいることが想定されるときくらい、随時情報を更新するのはあたりまえで、さらに詳しい状況が回答できるくらいの体制をとるのがあたりまえではないだろうか。ただならともかく、金をとって通行しているのである。通行止めで、高速道路の役割を果たしていないとすれば、路上に進入した車に対して、それくらいのサービスをするのは最低限のことではないだろうか。

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