Cosmos Factory

伊那谷の境界域から見えること、思ったことを遺します

〝月曜の朝〟

2022-11-15 23:01:42 | 

〝月曜の朝〟

 

回顧するようになったら「もう終わりかな」
そう思うこと、
そのものが年老いた証…。

人の名前が「出ない」
これも「同じ」
「まずいなー」とまでは思わないが、
その「時」、
わたしにも「わたし」の
時間が欲しい
その想いは茶飯事に…。

月曜日の朝、
「腕時計がない」
出がけに焦る。
いつのころからか、
腕時計をせずに外出すると
違和感が募るように。
もはや身体の一部のようになっている小道具である。
わたしには似合わない「小道具」
だったが、
それほど「時」を意識するようになった。
「もういいよ」
と踏ん切りのつけられる歳になったのに、
まだ捨てるには「早い」

たまたま視界に入った紙袋。
座右にあるゴミ入れである。
「まさか」と思い、
「燃えるゴミ」袋に捨てた紙袋の中を探すと
腕時計発見。
呆れる「わたし」と妻。
ことばを失う。


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