昨日息子はテストだった。
「 どうだった? 」 と尋ねると、数学でどうしても解けない問題があったそうだ。
『 何回確かめても、求める値段が小数になっちゃうんだよ・・・ 』
そりゃぁ、間違いなく間違いだな。
問題を見せてもらった。
一つ2,750円の棚を10個と一枚X円の板を5枚買って、全体の4%が送料で、100未満の金額を値引いてもらったら33,200円。 値引き額は板一枚の価格より10円安かったと。
久しぶりの方程式に・・・ふるえるぞ因数分解! 燃え尽きるほどに三角関数!! おおおおおおお 刻むぞ血液の微分積分!!!
こんなものケチャップのフタ開けるより簡単じゃねぇか。
(2750 × 10 + 5X) + (2750 × 10 + 5X) × 0.04 - (X - 10) = 33200
スラッと解いてみせてトドメの決めセリフ 『 この問題。 お父さんには・・・間違える要素がカケラすら見当たらないんだが・・・ 』
息子はどうやら値引きを忘れていたらしい。
久々の方程式楽しいなぁ。 やっぱり数学は血沸き肉躍る。
と思いつつつ、問題を見直してふと思った。
・ ・ ・ 全体の4%が送料で ・ ・ ・
送料
・・・送料?
僕らの年代の数学や算数では送料ってものは無かったような気がする。
だいたい今ほど通販なんて一般的じゃなかったし、ましてやネットショップなんて ・ ・ ・ ネット事態無かったじゃん。
パソコン通信って言葉がせいぜい高校か大学の頃だし。
数学の問題で時代を感じさせられるとはねぇ。
あの頃大人になった自分が、結婚して子供を育て、仕事が終わった後に家でパンを焼いているなんて、考えもしなかったもんなぁ。
パンを捏ねている今の姿を、青春真っ只中の僕が見たらどう思うだろう?