ちょっと二日酔いの朝。
ちょっとだけよ。
息子を送り出した後、娘と二人でもんぜんぷら座へ。
来週のおやじの会バンド in 三輪公民館の練習だ。
あまちゃんを吹いてアルゴリズム体操の練習をして帰宅。 妻と合流して小学校へ。
今日はこの地区の文化芸能祭。
去年は息子たち合唱団の合唱を聴きに。
今年は ・ ・ ・ “ にとはちさま ” 特別公演。
毎年この地区の三つの小学校が持ち回りで演じている “ にとはちさま ”。
江戸時代の善光寺平の年貢は籾一俵につき玄米三斗。
このままでは農民が生きていけないと、南高田の18歳の青年助弥が、自らの命を賭して二斗八升に年貢を軽減した。
この義民助弥さんの物語が “ にとはちさま ”
平成14年度に初演されて以来、三つの小学校で演じられ続けてきた。
今年は文化芸能祭で初めて、そして一回限りの “ にとはちさま ” が公演されたのだ。
小学生から社会人まで、32名の歴代演者が集まって結成された劇団。
初代助弥さんから今年の助弥さんまで、歴代助弥さんが5人。
もちろん息子もその一人。
息子は2年ぶりの “ にとはちさま ”
http://blog.goo.ne.jp/trumpetly-sobacha/e/4f08fcec1963fb3478304f4d701c5cb3
もっとも去年も今年もスタッフとして手伝いには行っていたけど。
歴代助弥さんは今でもそのセリフをはっきりと覚えていて、最初から最後まで台本を見ずとも言えるらしい。
『 お前助弥さんのセリフなんて覚えていないだろ? 』 と息子に尋ねると
『 全部覚えているに決まってんじゃん!! 』 と自信満々に返ってきた。
今回数年ぶりに再び主役を演じたのは、ちょうど助弥さんと同じ18歳の青年。
生まれ育った長野を離れ、劇団に入るため上京する。
長野を離れる前にどうしてももう一度 “ にとはちさま ” をやりたかったのだと。
みんながみんなではないけど、過去に公演に携わったメンバーは、その後も母校はもちろん母校以外の公演にもスタッフとして手伝いに行っている。
今回集まった32名は学校も年代もバラバラだけど、知らない仲ではないそうだ。
予想通り2年前の息子たちの代が一番多かったらしいけど。
過去に演じた役でなくても、みんな頭の中に公演そのものが入っているらしく、今回もたった数回の練習にも関わらずそれぞれの役になりきっていた。
息子が演じたのは村人。 物覚えが悪いのに、長いセリフをスラスラと言ってのける。
ラストが分かっていても、やはり目頭が熱くなる。
いや、最初の小学生の場面からすでにウルウルしていたけど。
公演が終わった後、息子たち演者はお弁当で打ち上げ。
学区や学校の枠を超えて築いていく大きくて強い絆。
帰宅したのは公演が終わってから4時間も経過したあとだったけど、大目にみてやろう。
これでテストの点が悪かったら ・ ・ ・
息子が塾に行っている間
パンを焼き
酢飯を仰ぎ
晩飯を作る。
娘の食欲がすごかった。
来年は娘たちの小学校の番。
兄の指導の下、娘も “ にとはちさま ” に参加するのかな?