ミサイル指針：李大統領、破棄宣言を試みていた
朝鮮日報ONLINE: 2012/10/12 09:40
金泰孝・元大統領府企画官 「ホワイトハウスから止められ宣言取り消し」
金泰孝（キム・テヒョ）元韓国大統領府（青瓦台）対外戦略企画官は11日「李明博大統領は今年、4回以上『（弾道）ミサイルの射程を800キロに延長』という方針を一方的に発表しようとしていた。これは、韓米ミサイル指針を一方的に破棄するのと同じことだ」と語った。金元企画官は、李明博政権で韓米ミサイル指針交渉を主導してきた人物だ。
金元企画官は11日、成均館大学の教授会館で本紙のインタビューに応じ、上記のように述べた後「これは対米交渉の観点からではなく、韓国の安全保障強化のため、ミサイルの射程延長がどうしても必要という判断によるものだ」と語った。
具体的には、李大統領は今年▲6・25戦争（朝鮮戦争）記念式典▲第2延坪海戦10周年（6月29日）記念式典など、安全保障関連行事での記念の辞で「韓国の（弾道）ミサイルの射程を800キロに伸ばしたい」と一方的に宣言しようとしたという。
金元企画官は「その度にホワイトハウスにこうした方針を伝え、一度は記念式典が行われる数時間前にホワイトハウスなどから『韓米同盟を考慮してほしい』という要請を受け、ミサイル指針破棄宣言を取り消したこともある」と語った。
金元企画官は「韓米ミサイル交渉から民間固体燃料ロケット分野が除かれたのは、米国が将来の韓国政府を十分に信頼していないから。５年おきに急変する韓国政府の対外政策を懸念した結果」と語った。
崔賢默記者 朝鮮日報／朝鮮日報日本語版
李昭博が射程８００キロに、こだわるのはなぜだろう。
固体燃料ロケットは、液体燃料ロケットより燃料の取り扱いが容易で軍事用には、液体燃料ロケットより適している。韓国人も「米国が将来の韓国政府を十分に信頼していない」ことを自覚している。韓国は米韓の交渉内容などの情報を密かに中国に伝えている。米国は今のところ、とぼけているが、新たに誕生する大統領が米国離れを強めれば、米国は米国を取るのか中国をとるのか、踏み絵を突きつける可能性がある。
これは、日本についても同じで、ＴＰＰに参加するのか、しないのかと。野田内閣が参加表明をするのかしないのか、次の内閣がＴＰＰ反対であれば、米国の影響下にあるマスコミがスキャンダルを暴き、内閣は短命に終る可能性がある。
（参照）韓国ミサイル射程延伸800キロで西日本が射程内、韓国の対日抑止力向上 2012-10-08 14:13:26
兄が「皆さんに大きな心配をかけた。申し訳ない。」
２０１２年７月２５日（水曜日）読売新聞９面
与党にも見離された李昭博、
「実は息子だけでなく、父親の私も・・・・」
２０１２年１０月１２日（金曜日）読売新聞９面
国民の皆さん、「私の父は ”独裁者でした”
一人の娘としてでなく大統領候補として謝罪します。」
２０１２年９月２５日（火曜日）読売新聞７面
日本の陸軍士官学校を卒業した父親は、強権を発揮して奇跡的な経済発展をもたらした。国は豊かになったが、中国の強大化に伴い韓国民に中国の明時代の中韓関係のような属国で安住したいという意識も芽生え、そのうえ北朝鮮の浸透工作で韓国社会は容共的なムードが強くなってきた。李昭博も朴正熙の娘も世論の前に屈しつつある。
野党の大統領候補は米中等距離
今より中国、北朝鮮へ軸足を移す。
２０１２年９月２９日（土曜日）読売新聞７面
韓国のミサイル射程８００キロへ
朝鮮半島南端に配備すると静岡付近付近をカバー可能か？
北朝鮮内の目標だけでなく、関東地区に対しても
ミサイルで攻撃が可能な能力を持ちたいのでは？
２０１２年１０月８日（月曜日）読売新聞1面
李昭博が「ミサイルの射程８００キロ延伸」にこだわるのは、大統領の任期が終了すれば汚職容疑で逮捕されることを見越した上で、国家、国民に対する”罪滅ぼし”という考えがあったのだろうか。
韓国内は、中国の国力増大と米国の影響力低下を背景に、米国離れ中国よりのムードが強まっている。大統領選挙で与野党どちらの候補が勝っても、新たに誕生する政権は現在より容共的な性格が強まる
射程が８００キロ有れば、朝鮮半島南部からであれば中部日本を、また朝鮮半島の沖１３０キロにある島・欝陵島からであれば丁度、東京までの距離である。日本は南北朝鮮共通の”仮想敵国”であるから、李昭博の言う「韓国の安全保障強化のため」とは、表面的には北朝鮮に対抗するものとされているが、真の狙いは日本に対する抑止効果を狙ったものとも観察される。
李昭博が任期終了後逮捕され、裁判にかけられた時に備えて、竹島上陸、慰安婦や天皇謝罪発言などとセットで、実は少しでも日本に対する攻撃能力を強化するためだったと、罪を軽減してもらう口実に使うのかもしれない。
