夢のもつれ

なんとなく考えたことを生の全般ともつれさせながら、書いていこうと思います。

題詠:西風の警告

2007-12-30 | poetry
  西風の警告  例えば夜になってからウィーンから北に向かう街道をずっとクルマを走らせる。それは東京から中山道を行くなんてこととは全く違っていて、何もない真っ暗な道をしばらく行くと細い石畳になって町に入り、市役所と教会のあるナトリウム光線に浮かぶ広場(人影は全くなくて、それは日本の田舎を訪れると2時間ほど遅い時間のように感じる人なら、あの感覚をもっと強めたものと言えばわかるかもしれない)をあっと . . . 本文を読む