ジャン・コクトオって知ってますか? 2005-03-06 | tale すべてがデータになる前に(2) 海に突き出したような望楼が長い城壁を左右に従えている。そこがジャン・コクトオ美術館だった。駅前のバールで遅い朝食を摂り、皮を剥いだだけの兎やぐんにゃりした魚が並んだ市場をひやかして、朝霧が沖合いに向かって晴れていく、町外れのここまで歩いてきた。外壁と同じ砂岩がむき出しになった壁のところどころにコクトオの略歴なんかを書いたパネルが掛かっていて、それらをオレンジ色 . . . 本文を読む