This Is The Way I Am

ただし。が、気まぐれに、日常にて考えていることを綴ってみます。

仕事上での野望

2008年10月27日 00時17分55秒 | Weblog
渡辺のやりたいこと。
仕事のことでね。

「人の心理をうまく動かしていくこと」

これに尽きると思います。


渡辺が頭脳や感性を使い続けるのも、要はその目的を達成するためだな、と。


大学時代、音楽監督をしていた時に、
常にやりたかったのは、そこでした。
「役者が気持ちよくなれて、観客も気持ちよくなれるもの」を作りたかった。
だから、曲をたくさん書いたし、
作品として完成されたものを作れるように、
ミュージカル作品の中の全ての曲に口出しをして、
しかも、エンドロールに流れる曲までに手を出した。
その際「いいもの」になるような要素をふんだんに取り入れました。


例えば、ディズニーランドに行けば、絶対に心がウキウキする。
それって、目に見える世界も、耳から入ってくる世界も、統一がなされているからです。

全て計算し尽くされているから、「おぉ!」と盛り上がるのです。
ちゃんと人間の心理を突くようなポイントで、音も光も匂いもプロデュースされている。


あるいは、絶対に泣ける映画!
それも、計算し尽くされているから、泣けるのです。
例えば、「やばい、泣きそう」っていう心理にたたみかけるように流れる音楽とかね。

人の涙腺を刺激する音って、絶対にあって、
その知識と、それを基に作曲できる力があれば、簡単に名曲なんて出来るのだと思う。



ホテルに入った時、入社面接で発言したのは、そんな内容でした。
お客様がまた戻ってきたい!と思うようなホテルを作りたい。
それは夢でも野望でもなくて、現実的な目標でした。
例えば、入館した時に「あ、ホテルに来たんだな」って思わせるには、
やっぱり第一印象に見た目、そして気づかずに心理を盛り上げている音楽や、匂い。
全てが「ホテル」に対して、お客さんが求めているものを満たしていれば、
きっと満足させることが出来る!と。
そして、ビジネスとしても、ちゃんと成り立つんじゃないか!?と。


「人は、いいものを求める」というのが僕の持論ですから。


人がなんとなく感じる「いいな」とか「イケてるな」とか「素敵だな」とかいう心理には、
絶対に色々な格付けと分析が伴っていて、
それをうまくコントロール出来れば、他人の心理なんて、きっとある程度までは動かせる!
・・・と思う。


結局、そういう意識のある人が、あまりにも少なかったから、退職しちゃったけど。


で、今、仕事でも、そういうことを出来るように、頑張っているところです。


分かりやすく言えば、マンションのロビーに流れる音楽。
流れている音楽と、設備的についている照明の相性が悪いと、最悪。
あるいは、マンションのイメージやマーケットの位置づけと音楽が合っていないのも最悪。
どちらも戦略ミスであり、プロデュース力の無さを露呈しています。

逆に、「暗いよね、この照明」とネガティブに捉えられてしまう要素も、
「音楽もムーディーだし、照明もいい感じに落としてあるね」と思わせることが出来れば、
ポジティブな売りになるじゃないですか!
それでお客さんが「お、いいね」と少しでも思えば、勝ちだと思う。


そして、そういうのって、すごく大切だと思う。
僕の場合、まだまだ自分の感性だけでしか裏付けも取れてないけど、
でも、それを突き詰めていけば、きっと色々な諸問題が解決できると思う!


あるいは、現場で働くスタッフのモチベーションを上げたりね。
音楽だけじゃなくて、使っている文房具だとか、制服だとかが、イケてれば、
自然とテンションもモチベーションも上がると思うのです。

または、色々と確認して提出しなくてはいけないような、煩わしいチェックリスト台帳とか日報とかも、
スタイリッシュで、合理的なものであれば、
楽しいものとなって、同時に負担を減らすことができるじゃないですか!


でも、そこで大事なのが、いかに見えないところで合理的で理にかなっているかどうか。

見た目だけではダメなのが、現実。
見た目が綺麗でも、使えない商品は、長持ちしません。
両立が大切。
つまり突き詰めて考えた上で、実用化するだけの練る時間が大切。
練るためには、現実をきちんと把握して、
「何が必要とされているか」
「何を求められているか」を、
きちんと掴むことが大切。


こういうことを仕事として取り組んでいきたいなぁ、と思います。


いや、近い将来、絶対にしてみせます。


「渡辺さんの感性と仕事をしたいです」みたいに名指しで仕事が来たらいいよね。

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