リセットボタン

自分が落ちると色々なことに気付かされるものだ。


自殺しちゃう人の気持ちとか、
すぐに転職しちゃう若者だとか、
薬に手を出してしまう学生だとか、
不倫に走ってしまう奥様だとか。


「気持ち、分かるよ」だなんて、簡単には言えないけれど、
今なら想像に難くない。


きっと、ふっと、心を宙に浮かせてしまうのだろう。


後先考えず、その瞬間のリアルに手を伸ばしてしまうのだろう。


頭の中に囁く甘い言葉にしか、
救いを見出せなくなっているから、
額に当てた拳銃の引き金を引いてしまったんだろう。


僕はそうはなりたくはない。


強く心だけは抱えておきたい。

渡辺整の転職先がAV会社だったらどうですか？

題名通りです。



昔、お世話になった就活応援サイトの、
『転職』バージョンを見ていたら（なんとなくね、深い意味はなく）、
海外ロケをメインにしたＡＶ会社が、大募集かけてました。



渡辺に限って、そりゃ無いだろ～、って思いました。



友達「そういや、ただし、今どこで働いてんの？」

ただし「ん？　××っていう会社」

友達「職種は？」

ただし「ＡＶ制作会社」





海外行ける、っていうのが得点でしょうか。


失うものは幾程か。。。

黒一点。

夢のような日々の中で、
黒一点に気付いた瞬間。

思わず、目を背けて、無かったことにした。



その繰り返しを、いつまで続けているのだろう。



きっと人生って、その繰り返しで、
何回、その黒一点に吸い込まれたとしても、
また次の夢の世界に生き始めてしまう。

それが救い。

そしてそれが絶望。



最期に現れる黒一点に吸い込まれて、
そのまま目を覚まさなくて良い夢の世界に到達できるのなら、
その大きい黒一点は、自分の手の中にあるのだろう。



最近の僕は、衝動に駆られる。



全て終わらせたい。いっそ。



全てをやり直したい。無から。




あまりに温かいものが溢れている、今の夢の世界だから、
なかなか崖から落ちることができないだけだ。