DX TransPacific in Saitama

徒然なるままに受信情報などを。。。

TransPacific DXとは太平洋を越えてくる電波をつかまえることです。

Loggings on Feb 7, 2006

2006-02-07 | Loggings 2005-06

All Times in UTC(JST-9)
SSN=0

 関西では15001640-KDIA(Vallejo, CA)1690-KFSG(Roseville, CA)(こちらは正確には未確認のようです)がいきなりガツンと入感したそうです。私自身はキャリアの強い順、1550, 1660kHzに罠を張っていましたので、瞬間を体験できませんでしたが、Northさんの情報で1640kHzを受信した祭に、1500以前のキャリアの状態からは考えられないほどの状態でKDIAを聴くことができました。この件に関してWakiさん1500が減力終了時刻ではないかと推測されました。
 FCCLocal Sunrise / Sunset Calculationsで以前、この両局の送信所の緯度・経度を入力して計算したところ、ともに1500がSunrise時間であることがわかっていました。てっきりグレーラインパスではないかと思っていたのですが、この日のKFSG(1690kHzのスペイン語)の録音をWakiさんからご提供いただき拝聴したところ、信号強度に差がありすぎ、どうやらいきなりこの変化があったようですので、Wakiさんの推測どおり、グレーラインパスではなく、出力変化による入感と考えるのが自然のようです。両局とも夜間出力は1kW、昼間出力は10kWで、10kWは1700kHzのXEPEの出力ですから、同局の受信実績から考えるとこのくらいで聞こえるはずです。Wakiさん、貴重な意見をありがとうございました。因みにLocal Sunrise / Sunset Calculationsをよく?見ると出力切替時刻はココで得られる時刻そのものズバリだったようです。
 北米中波局の出力変更時刻を参照ください。

 なお、KFSG(Roseville, CA)についてはWakiさんとShinさんのチームプレーにより、2月は1500に昼間出力の10kWに戻していることが、公式に確認されました。Wakiさんの行動力に敬意を表しつつ、局からの返信を転載させていただきます。
 以下はWakiさんがKFSGLeonard Harris氏に出力の変更時間と韓国語番組について音声ファイルを添付してE-mailで問い合わせて得た回答です。なお、Leonard Harris氏のe-mailアドレスの提供は同局のFirst from Japanの返信を得たShinさんです。太さんの掲示板より転載します。

Thank you for your report and mp3 files regarding KFSG radio.In answer to your questions:
(1) You are correct in assuming that during February,KFSG increases power from 1 kw to 10 kw at 1500UTC.
(2) During weekdays, KFSG broadcasts programs in Spanish and Russian.  Programmers purchase air time and act as independent producers.  They are not employees of KFSG. During the weekends (Saturday and Sunday), we have
programmers broadcasting in other languages, one of which is Korean.  You heard Korean on Sunday (Monday,your time)

DX propogation has been good this winter on the broadcast band as we have had several listener reports from Europe and Asia.

I am the engineer for my companies stations in San Jose, San Francisco, and the Sacramento area. I live near San Francisco in Alameda, CA. I am a ham operator (WA6PKB) and over the years have talked to many JA (Japanese) stations.

I am attaching in Word format, a verification report. I visit KFSG about every two weeks, so it may be a while before I see your mailed report.

 この返信により、KFSGはロシア語でも放送していることがわかったほか、韓国語は日曜日のみという推測をも裏付けてくれました。情報をご提供いただいたWakiさん、連絡先をご提供いただいたShinさん、またこのような貴重な情報を得る場を開設、運営されておられる太さんに感謝します。

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780 KNOM(Nome, AK) EE, 1702-1901+, "This is KNOM AM and FM, Nome Alaska"@1759, Good!, Feb 7.
爆裂です。すでにベリはGetしていますが、またレポートしたくなるような状態です。1845頃から沈み始め、1858以降は番組内容を理解することができなくなりました。

1550 UnID, 1522-1526+, Talk, Poor, Feb 7.
最近はKKAD(Vancouver, WA)ではなくトークの局が聞こえている方が多いような気がする。サイドが厳しすぎるし、もう限界時間だ。

1580  UnID, 1417-1429+, Dance mx px, Poor, Feb 7.
1421には早くも沈みはじめ、1427にはノイズレベルへ。KMIK(Tempe, AZ)?

1640 UnID EE, 1316-1332+, Talk, Poor, Feb 7.
1322, 1325に前回"The Score"のアナウンスを聴いた時に直前に流れていたRockテイストのテーマが流れた。KDIA(Vallejo, CA)のLive Streamingとは別番組の、高揚した口調の男性トーク。1322は"16-40 The Score"のようにも聞こえるが不明瞭、1325はフェーディングにやられ明確なアナウンスはコピーできず。残念!

1640 KDIA(Vallejo, CA) EE, 1501-1521, Poor, Feb 7.
Northさんの情報で受信開始。みんなのところではもっと良好なのだろうな。もちろん宗教番組ですね。

1640 UnID, 1528-1533, Weak signal, Feb 7.
Disneyのような音楽。KDIA(Vallejo, CA)が沈んだあとに聞こえ始めた。KDZR(Lake Oswego, OR)だろうか。

1650 UnID EE, 1305-1322+, Talk, Weak signal, Feb 7.
英語トーク。弱すぎて確認には至らず。

1660 UnID, 1251-1310, Talk, Weak signal, Feb 7.
上昇しきらず。聞こえてくれただけで感謝することにしよう。

1660 (KTIQ)(Merced, CA) SS, 1455-1515+, Spanish Vocals, Weak signal, Feb 7.
1502に急に信号の上昇が見られた。この局も1500にNigthtime Power(1kW)→Daytime Power(10kW)に切り替えているかも知れない。FCCによるSunrise Timeは1500。

1680 UnID, 1518-1524+, Music, Very Poor, Feb 7.
音楽を聞く限りKTFH(Seattle, WA)ですが。もうイッパイの時間。ちなみにFCCによるSunrise Timeは1515。

1690 UnID EE, 1355-1411+, Music px, Very Poor, Feb 7.
Radio Disney KDDZ(Arbada, CO)でしょうか?

Loggings on Feb 07Wakiさん

  *・゜゜・*:.。..。.:*・ Online Hot Loggings *・゜゜・*:.。..。.:*・

 @0950 1700, 1550, 1540, 1470, 1460, 1140, 1120, 1100, 1050, 850, 680kHzで弱いキャリアが確認できるだけで音になっているチャンネルはありません。
 @1050 1700, 1590, 1550, 1190, 1120, 1100, 1090, 1050, 850, 750kHzで弱いキャリアが確認できます。最も強いキャリアは750kHzですが、微かにトークが聞こえるだけで英語かどうかも判断がつきません。
 @1150 1700, 1560, 1550, 1540, 1510, 1490, 1470, 1100, 1040, 1020, 850, 780, 750, 650kHzでキャリアが確認できますが微弱です。1700kHzが音になりそう…程度の状態です。
 @1235 1700, 1690, 1680, 1670, 1660, 1650, 1640, 1630, 1600, 1590, 1580, 1570, 1560, 1550, 1540, 1520, 1510, 1500, 1490, 1480(1400kHz以下は未チェック)と高い周波数でキャリアが並んでいます。
 @1250 1690, 1660kHzあたりがもっとも早そうです。
 @1255 1660kHzでトークが浮かびました。言語は特定できていません。
 @1305 1650kHzで英語トークです。
 @1310 1660kHzはあまり上昇してきません。1670kHzのほうが早いかも知れません。
 @1315 1640kHzが音になりました。説教のようにも聞こえます。
 @1320 1640kHzが安定してきました。
 @1330 1640kHzは下降しています。もしかしたらOKかもしれません。スローガンは聞き取れませんでしたが、1325に前回KFXY(Enid, OK)らしき局を受信した時に聴いたのと同じジングルの一部が聞こえました。とすればこの時間TXあたりのオープンとなるのですが。
 @1340 1650, 1640kHzは完全に落ちました。キャリアが取れるだけです。
 @1355 1690kHzで何やら聞こえます。その他のチャンネルは現在小康状態です。
 @1420 1690kHzはすでに聞こえなくなってしまいました。現在は1580, 1510kHzが聞こえます。1580kHzは現在Rockです。
 @1430 1580kHzもまもなく落ちてしまいました。現在高い方では音になっているのは1700kHzのみとなってしまいました。
 @1450 1700, 1680, 1670, 1660, 1640, 1600, 1590, 1580, 1570, 1560, 1550, 1540, 1520, 1510, 1470kHzと弱いながらもキャリアは並びました。どれかひとつでも上がってくれるとよいのですが。
 @1455 1660kHzで音楽が聞こえ始めました。
 @1500 いきなり1640kHzが聞こえだしました。NorthさんTNXです。NorthさんはKDIA(Vallejo, CA)を確認されています。Wakiさんの情報によりますと1690kHzも聞こえだしたとのこと。スペイン語。
 @1520 1680kHzでも音楽が聞こえています。
 @1525 あっという間に1680kHzは落ちました。1550kHzでもトークが聞こえましたが、終息しつつあります。
 @1530 Northさんの情報でチェックしましたが1640kHzで再び音楽が聞こえています。Disneyのような感じです。850kHz KICY(Nome, AK)が今晩も爆裂しています。KNOM(Nome, AK)はイマイチ。

 Wakiさん、Northさん、HARUさん、今晩もありがとうございました。なかなか生で確認することができなくて録音が貯まる一方です。

 @1700 780kHz KNOM(Nome, AK)が爆裂中です!


無黒点状態ですが、磁気圏活動は活発のようです。

2006-02-07 | Information

以下、宇宙天気ニュースからの引用です。

2006/ 2/ 7 12:43 更新
-10nTの強い南向き太陽風磁場が9時間にわたって継続し、磁気圏活動を活発にしました。


太陽風の磁場が大きく乱れました。
昨日のニュースで、磁場強度が強まり、それとともに大きく南向きに変わっているとお知らせしましたが、その後、太陽風磁場は強度が12nTくらいまで強まり、南向き磁場も-10nTに達しました。
強い南向きは6日20時(世界時6日11時)まで約9時間にわたって続きました。
その影響で、AE指数は500nT前後の変動を続けました(一時的に1000nTにも達しています)。
AE指数のグラフの左半分の活動がこれにあたります。

太陽風磁場は6日21時(世界時6日12時)頃、一旦0nT付近に弱まりましたが、その後5nT前後に回復し、南向き磁場も-5nTレベルが続きました。
この影響で、再びAE指数が高まり、ここでも500nT前後の変動が観測されています。
AE指数のグラフでは、後半(右半分)がこれにあたります。

これら一連の活動によって、シベリア磁場データでも800~1000nT幅の変化が観測されています。
また、Dst指数が-50nTくらいに下がっていますので、弱い磁気嵐になっていたようです。
今回、太陽風磁場の乱れはかなり大きかったのですが、
速度が320km/秒程度と遅かったため磁気圏の大きな乱れには発達しませんでした。
太陽風磁場の変動の全体像を見るために、3日幅の太陽風データを、今日の最初の図として掲載しています。
図の中心付近に、長時間の南向きの磁場変化が見えています。

太陽のフレア活動は穏やかな状態が続いています。
現在も、無黒点のままです。