一歩一会・・・♪

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『赤目四十八瀧心中未遂 』読了。

2009年06月24日 | こんな本読んでみました♪
またまた純粋でない(!?)動機で読み始めてしまいました。
(・・・というか、不純な動機で・・なら、まず映画からなんだけどね~)

『赤目四十八瀧心中未遂 』車谷長吉著・読了。

まんま、つげ義春ワールドだなあ(♪)・・・と思ったら
川本三郎氏(←知らないけど)が、解説にてつげ先生のお名前を出されていたので喜んだ。
つげ作品が好きなので、読みやすかった。
・・・し、関西のお話なので読みやすかった。

しかし、(題名から想像できるように)かなり
強烈なお話です。
読んでいいのかねえ・・・。そして、感想なんか・・・持っちゃいけない雰囲気のお話。

尼崎が舞台で、出てくる地名地名・・・全部分かる。
昭和53年が舞台らしいが、あの頃の尼崎と現在の尼崎では
雲泥の差があるんだろうな・・・と。
しかしながら、あの頃のあの周辺が
この物語のような雰囲気だったんだろうと・・ギリギリ・・・・想像できる世代(私)。
娘に、チラリ・・と訊ねてみたところ
「全く想像できない・・」との事なので、
時代が変わったんだろうな・・と、更に思う。

なんじゃかんじゃ感想はあるものの・・・

こういう世界って
ついこの間まであったし(実際昭和53年のお話)、
ダーリン曰く、
「まわり、みんなそんな感じやったで~!」

・・・で、いろいろ聞いたら

・・・・・・そうなん?!
・・・・・・びっくり!!
・・・・・・娘・・目がテン!!

新開地・東灘・元町・・・・そんなんやったで~~~って!!
・・・で、当人はそれほど、ど~~って他人から思われたくないもんやねん。
もう、日々生きるのに必死な時代なんだから・・・と、意外にらしくない
マジメなお答えが・・・。
・・・・もう感想を語ること自体、おこがましい世界。
こう考えてしまう事自体もおこがましい世界。
・・・じゃあ、なんで小説にしたんだよ~~~~!?・・と、作家先生にお尋ねしたい気分である。
・・・映画はどんなんだろう?!

2003年、映画化されたこの作品、その年の映画賞を総なめしたとか・・。
記憶にある。
寺島しのぶ主演。
・・・そうなの!
お気に入りの映画(なにか忘れたが・・・)が、
『赤目四十八瀧心中未遂』に賞取られちゃって、くそ~~~って
思った記憶あるもん。
あれ・・・2003年かあ・・・。

月日の経つのが早すぎるっ!(笑)

・・・で、この作品の監督さん(荒戸源次郎監督)が、生田斗真君主演で
生誕100周年を迎える作家・太宰治の『人間失格』を映画化。

ふむ~~~。そうなんだ~~って気分。(どんな?!)
とりあえず、それを見る前に『赤目四十八瀧心中未遂』のDVDを
借りて見てみよう・・・。
ここが、不純な動機のオオモトだし・・・(笑)


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