子豚のようなキラキラした瞳で・・・♪

娘が来年大学受験・・・・。
塾で模試があり、その結果が昨日返って来た。
志望校はすべてＥ判定だったそうな。

「・・・・頑張ってもどこにも行けないかもねえ～！！」と、私。
「・・・・頑張ったらどこへでも行けるかもよ～！」・・・と娘。
・・・おやおや・・・！
なんという脳天気！！
・・・・なんちゅ～楽観主義者や！

・・・だから、歌ってあげた。彼女の目の前で・・・。

　　あの頃　僕は　まだ１８で
　　望めばすべてが叶うと信じてた・・・♪（『いつかもうすぐ』浜田省吾）

・・・・もちろん分かんないんだろうな～とは思いつつ訊いてみる。
「望めばすべてが叶うと信じてた・・・って、なんか凄くない？
この曲の、この一行の凄さが君にはまだまだ分かんないんだろうね～。
そのうち分かるんだけどね～。
深いわ～！凄いわ～～！やっぱり素晴らしいわ！この曲！」
↑・・そして、娘の受験とは全く関係ないところで悦に浸る。

「だけど、６０歳になったって死ぬ気になればなんでも可能じゃないの？！」
・・・と、娘。

・・・・そうなんだけど、そうじゃないこともある・・って
気が付いちゃった自分に・・・・この歌詞のこの一行が・・・が～～～ん！・・と
くる日がくるんだよねえ・・・！
まだ・・・分からないんだね～～！
じゃすと今！だもんねえ・・・いいなあ！青春！！
望めばすべてが叶うと信じてるんだね～～・・・。
どれぐらい頑張るつもりかしらんが・・・

「この歌のニュアンス、分からないわ～！」と、そう言った時の彼女の目は・・・
・・・子豚の目のようにキラキラしていた・・。
ブヒ！ブヒ！・・・・♪

そこへ帰宅したダーリンに告げる・・・。
「この子、塾の模試で志望校、ぜ～～～～んぶＥ判定だったんだって！
（自分を棚に挙げ・・父親として一言お願いします！・・・の、希望含む）」

ダーリン・・・微笑・・そして・・・
「・・・Ｅ～～～やん！Ｅ～～～やん！ぜんぜんＥ～～～～～やん！！ははは！」

・・・くだらんっ！（しかし、笑ったが・・・）
・・・くだらないオヤジギャグをぶちかまし、着替えの為、部屋へ消えた！
残された家族の薄い笑い・・・が、部屋の中を虚しく流れるのであった。
娘の受験や・・・いかに・・・っ！　　　　　つづく・・・・っ！