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雨上がりの朝、一足早い秋を感じたくて、すすき原広がる高原まで自転車ツーリングを予定していた。
ところがお天気が、すっきりしない。
山に纏わりついた雲が取れそうもない。
光が射さないすすき原は精彩に欠ける。
逡巡の内に時間が経過してゆく。
遠出は諦めて、近郊の秋を求めて自転車散歩へ。
川沿いのサイクリングロードは、イネ科の植物が繁茂して、
風に揺れる様は、中央アジアの草原の只中を走り抜けるような夢見心地の好い気分。
吹く風は爽やかで、どんどんペダルの回転数が上がってゆく。
河川敷は外来植物園と言いたいくらい、季節ごと色んな花々が咲き乱れる。
おそらく護岸工事の際、運ばれてきた土に外来植物の種子が含まれているのではないか、と想像する。
今はピンク色の可愛らしい花、ツルボが一面に咲き誇っている。
ツルボは外来種ではないが、ここまで繁殖するとは思わなかった。
淡いピンク色の花群が西日に輝き揺れる様は美しい。
停まって撮影しなかったのが悔やまれる。
つゆくさ(露草)も、立秋過ぎから増えてきた。
透き通るよな青の花色は、いくら雑草のように生えていても無視できない好きな花。
皿ヶ嶺山麓の里山を、ぐるぐる巡ってみた。
遅咲きの向日葵畑に、思わず自転車を停めて撮影。
コントラストの強い夏の陽射しから、柔らかい秋の光へ。
最近観て、印象に残った映画、「ユキとニナ」のパリ郊外の光と影を意識してシャッターを切った。
(どうも私は、濃密な夏の時間に子供たちが瑞々しく成長してゆく物語に弱い)
仏田園風景の夏の森から日本の夏風景へカメラがパンすると、
いきなり蝉しぐれが被さってくる。
欧米の夏風景には、あの世界を覆うような騒がしい蝉の合唱はないそうだ。
涼しくなった皿ヶ嶺山麓で、ツクツクボウシやヒクラシに混じってミンミンゼミの声を聴いた。
松山市街地では聴かれないミンミンゼミの声も、山地では聴ける。
ミンミンゼミは冷涼な環境を好むようだ。
赤トンボも里に下りてきて群れ飛ぶようになった。
野菊や彼岸花には、まだ早いが秋の気配は、其処かしこに。
黄金色に輝く稲穂。
早くもコンバインが田圃に入り、稲刈りが始まっている。
帰路の河川敷で驚いたのは、巨大マッシュルームのようなお化けキノコ。
なんと食べられるそうだ(汗)
河川敷は、不思議発見の野外ミュージアムだね(笑)
ルツボもツユクサも決して派手さは無いのですがしっかり自己主張している
私も残された時間はそんな生き方をしたいと思います
昨日は車をデポして近場で初秋の歩きを楽しみました
そうですね、昨日くらいが今の私には丁度良い
透明度抜群の谷川で大の大人がわいわい覗きこむ
サンショウウオの生息地です
無理は決してしないことがお約束
秋風が吹いてきそうな気が
します。
自転車は身近な乗り物・・・
移動に便利ですね。
少々無理をすれば長距離も・・・
しかし、安全には注意が必要ですが・・・
風邪が抜けません。
歳と共に長引きます。
今朝も雨ですね。
一雨ごとに涼しさが増してくるようです。
来週の天気予報を見ると、ずっと30℃を下回る気温ばかり。
最低気温は20℃を下回る日も。
9月上旬で、この涼しさは驚きです。
今年の秋の訪れは、早そうですね。
misaさん、元気を回復されたようで嬉しいです。
御自分の身体と相談しながら、季節の風景や空気感と親しんでください。
無理しないでね。
ブログを拝見すると、京都や静岡へ出張されている様子。
仕事に追われて健康を損ねるのは考え物です。
どうか御自愛ください。
先程まで日曜美術館の「漆工芸の極み」を観ていました。
http://www.nhk.or.jp/nichibi/weekly/2015/0906/index.html
伊達博物館でレクチャーを受けた漆工芸の超絶技巧の現代への再現は素晴らしかった。
蒔絵と沈金を融合した作業工程には目を見張りました。
若い職人たちのプレッシャーが、観るこちら側にもピリピリ緊張感が伝わってきます。
伝統工芸の技の極みを見せられました。
鬼城さんも、秋の企画展に向けた作業に追われる日々だと思いますが、
風邪を治して、季節の到来を感じる時間を慈しんでください。