ある日を境に、風景が一変した。
あぁ、ここにも…あそこにも…
華やいだ桜色が、其処かしこに溢れだしていた。
数年前から私は、名勝地の桜を追いかけるのをやめた。
人混みに紛れて、過剰に造られた桜の風景と向き合うことに疲れたのだと思う。
ふっと道を外れて迷い込んだ山里に、
ささやかだけど懐かしい、心安らぐ桜の風景があることを見い出したから。
若草萌ゆる畦道の先に、青空いっぱいに花咲かせた桜樹と出会ったときの
胸の内にすっと落ちてゆくような、切なくて温かな気持ち…
「あぁ、ここは楽園だ」
甘い花の香に包まれ、充足していた。
木蔭には蜜蜂の巣箱が置かれ、若草の野辺に春の花々が溢れていた。
今日は春の歌の王道を(笑)
正解!でしたね
鮮烈に覚えています、以前の掲載
心穏やかな時間を過ごされたことと思います
そうですよね、人はいくつもいくつも山を越え谷を渡り走り続ける力を持っているのですよね
今は試練の時、
後3カ月、雇用契約更新今日済ませました
misaも明日は里山へ
少し気分が落ち着かれたようですね。
深夜に戴いたメールに心配しておりました。
春は、命溢れる季節である共に、死を想う季節でもあります。
私の周辺でも幾つかの死の影が差しています。
そして私も60を越えて、いつ死んでもいいと準備しています。
それが半年後でも明日でも、そのまま受け入れられると思っています。
だって、この先、何を欲望するのか?
何も浮かばない?
60年間という途方もない時間を生きて来て、この先、まだ生きなきゃならないのか?
かえって途方にくれてしまいます。
はは…慰めなきゃならない立場なのに、
私の方が返事を出来ないような暗い話を振ってしまいました(汗)
さて季節も良くなったので、
気分転換に旅行でも行ってこようかな(笑)
季節の移ろいを肌で感じることも必要だと最近特に思います。
「春よ、来い」懐かしいですね。
311のあとNHKと協力し「(みんな)春よ、来い」プロジェクトを立ち上げたことでも有名ですね。
春の嵐で桜の季節も終わりです。
そして西の空に青空が。
慌てて出かけました。
桜の風景は、なんと云っても散り際が一番美しい。
なんとか撮ったのが冒頭の画像。
う~ん、なんだかショボイ(汗)
鬼城さん、今年も宇和島城と桜そして「さんさ踊り」。
上手く撮りましたね。
これは絵になります。
桜のように潔い最期とは何でしょう?
切腹や特攻死なんて、ぜんぜん潔くない。
やっぱり自然死。
それも生物としての死。
獣や虫に啄まれ土に還るのが究極でしょう。
そうすると野垂れ死か…
う~ん、相変わらず益体もないことばかり考えています。
自転車で、ぶらりと旅行しようかと思案しています。
こちらの方が、心と身体の健康には良さそうです(笑)
それは、とても理想的な桜の風景に出会ったから。
丘の上の草地にあった、その桜の風景には息を呑んだ。
御覧になれば分かるように、この桜は一本の樹ではない。
数本の若木が寄せ植えされ、遠目には、こんもり大きな桜の樹のように見える。
桜の立つロケーションも良かった。、
ずっと気温が高くて、ぼんやり霞んだ晴天が続いた後の雨上がりの朝、
ぐっと気温が下がって、透き通るような眩しい青空が広がった。
そして白い雲が風に乗って次々運ばれて来る。
丘に続く小径を画面の隅に入れてファインダーを覗くと、
なんだろう?
とても懐かしくて切ない風景が、そこにあった。
それを表現したくて、毎日あれこれ写真を入れ替えてみました。
今日の表紙の写真がベストでしょう?
こういう風景を撮りたい。
さて雨上がりの来週から、しばらく安定した晴天が続く。
テント持参でふらふら若草色の風景の中、自転車ツーリングを楽しんで来ます。
こんな切ない風景と出会えたら好いな…
伊坂幸太郎の「フィッシュストーリー」の映画化作品を観終えました。
こんなに伊坂幸太郎って面白かっただろうか?
イマイチ、ピンと来なかった伊坂幸太郎でしたが、これは好い(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=QTsx3dzKafk
幾つもの峠を越え、海沿いの鄙びた漁師街を巡り、
川を河口から遡り、また河口まで下りました。
カジカの澄んだ声とせせらぎの音、
そして流木を集めた焚き火の夜を過ごしました。
何時までも自転車旅を続けていたいけど、
筋肉が悲鳴を上げ始めました。
お尻の皮も。
さぁ旅の行方は如何なりますやら?
特に11枚目 望遠で水面に映る枯れ木と桜も面白そう
ですね
私も最初は有名な桜の名所やカメラマンが多く押し寄せる撮影地へ行きました。
でも、こういう場所は誰もが撮っている写真のコピーになるし、
masaさんにも判ると思いますが、色んなトラブルが発生してストレスを感じるだけなんですよね。
それから私は撮影スタイルを変えました。
まだ知られていない風景を自分自身で発見する。
特に桜は日本国中に沢山ありますからね。
石鎚の山岳風景もカメラマンが集中する秋ではなく、ほとんど人に出会わない厳冬期としました。
(5年くらい前までは厳冬期の山で泊まる人は数人だけでした)
そして今は堂ヶ森山域をフィールドとしています。
ちょっと視点を変えれば、まったく見えてくる風景は違って来ます。
但し、誰かの真似でなくオリジナルを始めることは勇気がいります。
既に評価の定まったものにしか、大多数の人は価値を見い出しませんからね。