男は、「三度目のチャレンジだ!」と、後輩Mに言い残し、
根拠のない自信とともにその場を去った。
夕方から彼らが現れる場所を張っていた。
「まだ来ない。1時間経った・・・。」
辺りは、すっかり夕日も沈み、風とさざ波の音が心地よい。
後輩Mの言葉が脳裏をよぎる。
「リベンジですね」
その言葉に男は拒否を示した。
「違う・・・。半年振りの再会だ!」
固唾を呑み待ち続けたが、結局、この日も会えなかった。
今年は、1ヶ月以上遅れているようだ・・・。
・
・
・
・
・
・
「嗚呼、ウナギ大明神様~~
悪いことしてしまったのなら謝ります。反省もします。
もう3タコですので、どうか、ひとつ・・・。」