監督ブラッド・バード
出演トム・クルーズ(Ethan Hunt)
ジェレミー・レナー(Brandt)
ポーラ・パットン(Jane Carter)
サイモン・ペッグ(Benji Dunn)
ジョシュ・ホロウェイ(Trevor Hanaway)
IMFエージェントのイーサン・ハントは、ロシアのクレムリンに潜入し、コバルトという男の情報を取り戻すというミッションに参加する。しかし、彼らの潜入中に何者がクレムリンを爆破してしまう。IMFの犯行とみなすロシアとの関係悪化を恐れ、米国は“ゴースト・プロトコル”を発動し、IMFの機能を停止させた。しかし、コバルトが核戦争の勃発を計画している事に気付いたイーサンは、チームの4人だけでコバルトを追うのだった…。
★★★★★
外国アニメ映画屈指の傑作、『アイアン・ジャイアント』を作った監督、ブラッド・バードが『ミッション・インポッシブル』の最新作を監督するという情報を、夏頃に知って大興奮した。このシリーズ、監督選びが『エイリアン』並みに卓越している。そしてついに公開。早速見に行ってきた。期待に違わず面白かった!娯楽映画の王道だ。今までの『ミッション・インポッシブル』の中で、『スパイ大作戦』にいちばん近い雰囲気をもっている。導火線を使ったオープニング・タイトルなんてもう大興奮。指令を受けとるあたりのパロディも思わずニヤリ。映画シリーズはイーサン・ハントのひとり舞台だったけど、今回はチームプレイだし、作戦遂行の手順もいちばん『スパイ大作戦』っぽい。ドバイの高層ビル空中アクションなんてもう、手の裏足の裏に汗がジワ~と滲んでしまった。最近、スパイアクション映画って、ボーンシリーズも007シリーズもハンディカム的なめまぐるしいカット割で、リアルで激しいアクションを演出するのが流行っていた。しかし正直コレ、何が起きているのかわかりにくかった。そこで敢えてアニメ監督が登場、わかりやすい絵で超絶アクションの数々を見せてくれたのが痛快だった。ブライアン・デ・パルマの作った、虚々実々のエスピオナージュ世界を求める人は否定的だろうけど、この映画、アクション娯楽映画として、シリーズ最高だった。まあ、そこでちょっとあげ足をとるような気づきをいくつか。その1、ハントはじめ、チームの四人組、情にもろくていい人すぎ!スパイらしくない!その2、四人組は丁寧に描かれているけど敵の性格描写少なすぎ!敵の後ろ楯、その規模すら不明!その3、孤立無援で活動しているはずなのにギミックや設備が立派すぎ!その4、博士は国際会議とかで演説するような学者なのに女殺し屋が顔を知らないのは不自然!ケチをつけているわけではない。愛するがゆえ。
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実は私も今日行く予定だったんです。
それがちょっと行けなくなってしまって。
この手の映画は、テレビでの露出が多いから、あまりテレビの宣伝を見ないようにしていますが、早めに見るほうがいいですね。
アレコレ聞く前に見に行きたいですよね、映画って。
でも観終わったあとは、人がどんな見方をしているか気になって、同じふうに感じた人がいると嬉しくなっちゃうもんですよね。
痛快娯楽アクション映画の王道!ロジャー・ムーア007のテイストもしないでもありませんけど。お楽しみくださいませ!
ハラハラドキドキ面白かったですね、オープニングタイトルの上手さは007もそうですが、
テーマ音楽の乗りの良さとともに一気にスクリーンの中に引き込まれてしまいますね。
つっこみ所も。学者がイーサン・ハント相手に、互角の格闘をやるのは、いささか疑問です。このセンセイ、学者をやりながら格闘技の訓練をやってたのかな。