toraと散歩

お散歩さんぽ、見つけたり見つかったり

ダリア

2014-10-01 | まち歩き

植物公園で咲いていた花は、百日紅とダリアでした。春は牡丹から始まり芍薬、秋の初めはダリア。湧き上がって溢れんばかりの咲き方、名前も漢字ひらがなカタカナローマ字と様々あります。

ダリアが咲き、赤トンボが稲田の上空に群れると秋です。稲穂が重くなって一斉に稲刈り、何日かしっかり天日に干した稲を脱穀。モミガラも大事な産物です。子供の頃、祖父が毎年横穴に大量の籾殻を運び、冬を越すための芋の貯蔵庫を用意していました。霜が降りる前、来年も植える百合根やコンニャク芋やダリアの球根は奥の方へ、食糧にするサツマイモやジャガイモは手前にと、籾殻の中に埋めます。凍らずぬくぬくと冬を過ごした芋たちは春また畑に戻り芽を吹くのです。花が好きだった祖父は、毎年、ダリアの芋のひとつひとつを手にしてまた大きくなったと喜んでいました。見ていただけの孫たちにはどの芋がどんな花だったか全くわからないけれど、確かに、大きな芋でした。


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