遠野なんだりかんだりⅡ

遠野の伝承芸能・民俗・歴史を書きたい時に思いついたままに

荒川駒形神社神馬巡行

2024-05-07 11:00:47 | 郷土芸能

附馬牛町の荒川駒形神社で何かあるようだという情報が4月下旬辺りから相次ぎました。

観光協会のネットイベント欄を見ても、5月15日の例祭のことしか載ってません。

その内にその何かは5月5日で間違いないようだという話が伝わり、スケジュールの概略が

わかったのは4日の夕方。5日は遠野郷八幡宮で開催される八幡神楽奉納と子供やぶさめも

行われるので重なりました。さて、どうしたものか・・・。

 

上柳に設けられた遥拝所に10時少し前に到着。間もなく神事が始り、内容を把握。

 

この神社では何十年か前まで、このような神馬の巡行を附馬牛の町中で行っていた

と云う事と、平日開催されている神社例祭の日程調整を含め、神社役員の協力が

得やすい方法を模索するという意図もあっての巡行のようでした。

 

では、行列と一緒に散歩の歩数稼ぎをしたいと思います。笑

 

駒形神社のある附馬牛町では馬を飼っている風景が山でも里でも見られます。

 

行列の賑やかしには、大出早池峰神楽さんが同行。

音色が気になって笛を拝見したところ唄口の加工が不十分のようでした。

町内のしし踊りの笛関係者の方、穴を見てやって下さい!

 

山の木々の緑が鮮やかになり、田んぼに水が入った良い天気、

でしたが、気温が高過ぎ、初秋の遠野まつりより暑かった。

 

廻る地域は、上柳、小林、根岸で100世帯ほどでしょうか。

 

連休中とは云え、普段通りに静かな集落内を歩きます。

 

田んぼの向こうに茅葺屋根の家が見えますが、家主が変わっても以前の方同様に

この神楽に関わって頂けるようです。

 

行列の右手の大きな樹の下には神社が三カ所?

その南側は農地で、さらに南側に家が建っています。

建立当時は、道路?境界?に沿って、整然としていたことでしょう。

江戸時代の附馬牛南部家(小八戸氏)家臣の家並み跡との関係を疑っています。笑

 

附馬牛のメインストリート

 

徳昌寺前

 

上柳の入り口、根岸で引き返します。

 

ゆったり感、ほんわり感が伝わるでしょうか?

 

たんぽぽも黄色から真っ白に

 

遥拝所に戻ってきました。

 

私たち、出発前から待つわ!いつまでも待つわ!

 

還御の神事をして終了です。

コメント (6)
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