Tomotubby’s Travel Blog

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12/18日 コナコーヒーの実と花 (ホルアロア UCCコーヒー園)

2003-12-25 | 海は広いな Oceania /Big Island, Hawaii
コナコーヒーの原種は「アラビカ種ティピカ亜種」で、一般的に 「アラビカ ティピカ コナ」又は「ハワイ コナ」と呼ばれ、最高級グルメコーヒーとして評価されています。
1825年、ハワイ国王カメハメハ2世、カママル女王、オアフ総督ボキ酋長ら一行はロンドンを訪れコーヒーを初めて味わいました。しかしカメハメハ2世と女王はロンドンで麻疹にかかり客死します。ボキ酋長は二人の遺体とともに帰国途上、リオデジャネイロに寄港し、コーヒーの木を入手して、ハワイに持ち帰りました。ボキ酋長は、オアフ島マノア・バレーの農園にそのコーヒーの木を植えさせましたが、結実しませんでした。
1828年に、サミュエル・ルグレス牧師が、このコーヒーの木をハワイ島コナに持ち帰り、観賞用として庭に植えたところ、気候が適していたためか瞬く間に成長、この結果、この地でコーヒー栽培が大流行することになりました。
その後、コナコーヒーを世界有数のコーヒーに育てあげたのは、ひとえに器用な日系移民の努力の賜物といえるでしょう。


コナコーヒーの実


コーヒー農園の集まる「コーヒー・ベルト」とは、マウナ・ロア山やフアラライ山の裾野、海抜300m~800mの斜面を南北に走るママロホア・ハイウェイに沿ったエリアです。
コーヒーはクチナシ種アカネ科の植物で、春になると香りのよい白い花を咲かせます。別名「コナの雪」と呼ばれ、白い花は僅か3日で散ってしまいます。花は次々に開花して、夏になると緑色の実をつけます。緑の実は、徐々に赤くなります。開花の時期が違うため、チェリーと呼ばれる赤い実は、すべてが一度に熟さず、赤い実だけを何度も手で摘み取らなければなりません。コーヒーの収穫は8月に始まりますが、低地では12月までに収穫を終えますが、高地の農家では3月まで収穫が続きます。
UCCコーヒー園の人によると、一本のコーヒーの木から取れるチェリーは平均2.7kg。カップ一杯分のコーヒーに必要なチェリーは75g。よって、一本からコーヒー僅か36杯分しか採れないそうです。


コナコーヒーの花

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