Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
でもホントに旅 Blog なんだろうか?

ナポリの人体標本

2007-05-08 | Europe ところどころ
BODIES - THE EXHIBITION、人体の不思議展のウェブサイトをみていると、人型をした血管の標本がありました。色が毒々しくて珊瑚みたい。



おそらくは屍体の血管に樹脂を混ぜた食塩水かなにかを注入して固形化してから、肉や骨を酸で溶かすのでしょう。Tomotubby はこれと同じような人体標本をイタリア・ナポリのサンセベーロ礼拝堂で目にしたことがあります。ここは16世紀から貴族サンセベーロ家の墓所でもあり、中央に置かれた「ベールをかけられたキリスト」像が有名なのですが、地階には18世紀に生きた5代目のレイモンド・サンセベーロが作った人体標本があるのです。こんなの↓です。男女二体。絵葉書を買っておいたので、トリミングしてみました。18世紀にこのような技術があったとは驚きです。女性は妊婦で、昔は足元に胎児の模型があったそうですが、盗まれてしまったそうです。



レイモンド・サンセベーロは錬金術師にして、フリーメーソンでもあったそうですが、その奇行ぶりが教会の反感を買い、ひとり地階の墓所に祀られたということです。

つづく


最新の画像もっと見る

コメントを投稿