Tomotubby’s Travel Blog

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東京で味わう台湾 その3 (世田谷区)

2007-02-05 | 「東京で味わう」シリーズ
二月は台湾のことをいっぱい書くぞー。と意気込んでいまして、今回「東京で味わう」シリーズで取り上げるのは台湾発の小吃です。場所は世田谷線上町駅近くの世田谷通り沿い。ここには、一日に二回、行列のできる肉饅屋さんがあるのでした。


既に行列ができているお店の前

お店の名前は「鹿港(ルーガン)」。台中や彰化から近い場所にあり、ノスタルジックな風情を残す老街の名前です。この街には、多くの寺廟とともに観光コースに組み入れられている有名な肉包(肉饅)のお店「振味珍・阿振肉包」があります。台南YMCAで日本語の先生をしていた小林貞郎さんが、ここの肉包の味に惚れ込み、何度も店を訪れては店主の鄭振山氏に弟子入りを志願、甲斐あって修業の許しを得ました。そして門外不出のレシピを日本に持ち帰って、2003年、世田谷の地にオープンしたのが「鹿港」なのです。このへんの経緯はTV番組で何度か紹介されていました。

メニューは肉包(肉饅)140円、餡饅120円、饅頭70円の三種。毎日(木曜定休)売り出しは11時からと15時からの二回で、売り切れ次第終了。全て持ち帰りで店内には食事のスペースがないので、アツアツをすぐに味わいたい方は近くの天祖神社に行くのがお薦め。ベンチがいくつかあります。天祖神社の近くには重要文化財の代官屋敷があるので、ついでに見学しましょう。

肉包(肉饅)は、コシのあるほんのり甘い皮の中に、肉汁がたっぷりのジューシーな具が詰まっていて、このへんが美味しさの秘密なんでしょう。食べるときは肉汁をこぼさないよう注意しましょう。


蒸籠の中のふかふかの肉包(肉饅)

お店でもらったパンフレットを見ていて気になったことなんですが、本家「振味珍・阿振肉包」の店の看板と、そこで作られ蒸籠に並んだ蒸し上がった肉包(肉饅)の写真が出ていました。蒸籠の隣に商品を詰める箱が写っているのですが、よく見ると箱には「振味珍」の文字とともに「日本NHK電視...」「朝日...」「富士...」の文字が。TV番組で「鹿港」の紹介がされたついでに「振味珍」が紹介されたことを台湾国内で宣伝に使っているわけです。台湾の方のブログ「lalaQ's 吃吃喝喝」に載っていた箱の写真にも「日本小林先生前来本店学藝 東京開業成功」みたいなことが書いてあります。「振味珍」は門外不出のレシピを日本人に与えた代わりに、日本と日本のメディアによる権威付けを得たわけです。「日本のTVで取材に来るくらい美味しい肉包(肉饅)」とか言ってるんでしょうね。なかなか抜け目ない。
 

オーダーした後、こんな整理券をもらい、出来上がりを待ちます


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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
mom (momo)
2007-02-10 15:54:22
ここの動画サイト面白いよ!http://www.ganzis.jp

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モンゴル旅行 (tomotubby)
2007-02-12 23:06:31
のビデオがまあ充実しているかな
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台南ymca日本語教師 (あっきい)
2007-04-07 13:41:47
スマイル☆あっきい じゃがりこサイコ~♪

佐世保出身→長崎→五島(福江)→松浦→長崎→上海(笑)→長崎→台南

旅仲間随時募集中!!
http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Ocean/5332/
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↑解読すると (tomotubby)
2007-04-08 10:31:39
佐世保出身のあっきいさんは小林貞郎さんもいた台南のYMCAで日本語の教師をしていて、お友達が欲しい。ということかな??
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Unknown (川勝亜紀)
2008-01-08 01:55:20
台南ymca日本語教師
akky80@hotmail.com
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