Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
でもホントに旅 Blog なんだろうか?

虎豹別墅、地獄めぐりでトラウマ? (Singapore)

2004-07-02 | Tiger Balm Gardens
気になっているのは、廃止になったアトラクションの一つで、鈍行のボートに乗って龍の口から入り、尾の方へ向けて腹の中を探検するというものです。

腹のトンネルの中は暗く、左右にさまざまな地獄の場面が展開します。日本のお寺にもあるような「八熱地獄」や「八寒地獄」なんかだと思いますが、ダンテの「神曲」に入っていたボッティチェリの挿絵みたいに上品なものではなく、東洋的というか、こりゃ、幼児が見たらトラウマに悩むだろなというくらい、これでもか。これでもか。と残酷シーンが繰り広げられます。閻魔の審判、棒叩き、人体のこぎり、刀葉の木で串刺し、臼挽き、釜茹で、火炙り、火炎の中に突き落とし、氷室などがあったと思います。ただ地獄の場面の像は、野外にある多くの像に比べるといずれも小さく、保存状態が悪いような気がしました。像が小さく造形が稚拙な分、残酷なシーンが続く割りには、どこか滑稽な感じを覚えました。じっくり細部まで味わい尽くしたかったのですが、ボートは遅いとはいえ絶えず動いているので、そういうわけにもいきません。私はもう一回ボートに乗って、写真など撮ろうかと思ったのですが、母が炎天下の行列に並ぶのを嫌がったので、涙を呑みました。

確か、その後で、母にココナッツの実にストローを突っ込んで飲むジュースと亀ゼリーなるものを買ってもらって食し、コンピュータ手相占いみたいなのをしてみたら、えらく時間をかけてドットプリンターで打ち出された結果が、変な日本語表現と活字で書かれていて「あなたは理想が高くて晩婚です」みたいな内容だったので「がっくし」だった記憶があります。まあ、そういうことは、この際どうでもいいのですが。

この地獄めぐりのボートが既に取り払われていて、龍の腹の中を歩いて通れるようになったようなのです。今回は Pet 君がデジタルビデオを持ってきているし、私のデジカメも、スリ・マリアマン寺院のシヴァのたたりから無事復活しましたので、両方使って、地獄はもとよりタイガーバーム・ガーデンを隅から隅まで記録するつもりでいます。


派手な絵葉書

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