4/29日 チェンジマネー (Singapore)

Tomotubby は海外でも預金から現金を引き出せるシティバンクのカードを作ってから、日本円を殆ど持ち歩かなくなりました。しかしシンガポールでは少々事情が違います。銀行に比べて、両替商の両替レートが格段によいのです。ホテルのフロントで替える手もありますが、レートは銀行に比べてさらにひどく、替えた後で両替商との大きな差に愕然とするだけなので、決して替えてはいけません。小銭がなくて端数切り捨ての暴挙もよくあります。

チャンギ空港の銀行やＣＤで必要最小限のシンガポール・ドルを手に入れ、あとはシティセンターに入ってからレートのいい両替商をじっくり選んで、高額を一辺に替えるのが、もっともお得です。尤も、専らクレジットカードを使うため、一万円程度しか両替しないのなら、いろいろ悩むのは時間の無駄です。Tomotubby のように。

以前、母とパッケージ・ツアーで、この街を旅行しましたが、ハイティーをすっぽかして、リトル・インディアを探検した際に、インド系の店で両替をしました。貴金属を扱う店の片隅で営業をしていて、窓口に柵のようなものがあったのを記憶しています。レートはまずまずでした。

で、今回もチャイナタウン近くに両替屋がないか調べたところ、クルーズ船の出る桟橋の脇にレートのよい両替商が集まるビルのあることが判りました。名前は「チェンジ・アレー・アエリアル・プラザ」。Tomotubby は何故か「チェンジマネー・アレー」という名だと勘違いしていました。

早速「チェンジマネー・アレー」へ向かおうと、再び来た道を引き返し、クロス・ストリートの手前を右折して海岸の方へ向かうと、時計台を乗せた巨大な屋根を持つ建物が見えてきました。中へ入ると、屋根は八角形で、細く優美な鉄骨のアーチで支えられています。星型に広がった通路にはテーブルが並び、その両側には、各種の飲食店が並んでいます。「ラ・オ・パサ・フェスティバル・マーケット」と呼ばれるフードコートなのですが、昔は魚市場だったらしく、魚を並べている店もあります。