Tomotubby’s Travel Blog

Tomotubby と Pet の奇妙な旅 Blog。
でもホントに旅 Blog なんだろうか?

タイの裸弁天

2005-07-20 | Asia 「圓」な旅
江島神社に仏像があるだけでも奇妙なのに、女性の特徴を備えた裸の像があることはたいへん奇妙に思えます。でも明治維新までは、日本全国津々浦々、神仏習合は当たり前の風潮だったようで、江ノ島においては、弁財天が既に水の神と化して、龍女や龍宮城の乙姫とまで同一視されていたようです。「江嶋縁起」に書かれていた五頭龍と天女の結婚の伝説は、能の演目「江島」として演じられ、そこでは天女が弁財天に置き換えられています。弁財天と龍神(蛇神)との、どこか淫靡な蜜月時代は、明治に至るまで長く続いていたのです。

そもそも蛇は、旧約聖書でも、女性の忌み嫌う敵でした。日本でも「日本霊異記」や「今昔物語」に、女性の蛇に対する恐怖が結集したような話が出てきます。「女人大きなる蛇に婚せられ薬の力によりて命を全くすることを得る縁」というものです。蛇はまさしく「男性のシンボル」を意味していて、「婚する」とはセックスのことなので、題名を見ただけでも、どのような恐ろしい(お下品な)話が展開するのか、だいたい察しがつきます。

こうしてみると、縁結びのご利益があるといわれる江島神社は、まさに「男性のシンボル」である龍神(蛇神)と「女性のシンボル」を備えた弁財天が「婚した」場所。子供の頃の Tomotubby にも、そこに漂うただならぬ淫靡な空気を察せられたに違いありません。古来、そこは一大風俗装置だったのかもしれない...。などと不謹慎な空想までしてしまう始末です。



詳しいことは知りませんが、藤川京子なる女性が、5月頭に、タイ・バンコクの「暁の寺」において、ビキニ姿の体にラオコーンの如くニシキヘビを巻きつけて無許可写真撮影を行ったらしく、現地で顰蹙を買ったそうです。江ノ島を想起させるこの「寺院~半裸の女性~大蛇」の図像は、タイ人の感覚においても如何にいやらしいものであるのかが察せられます。以下、三面記事を勝手に引用:-

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「困りもの日本人、ワット・アルンで猥褻写真を撮影」

暁の寺として広く知られるワット・アルン・ラーチャラーラームの関係者が、日本人の撮影チームが寺の敷地内で撮影された写真をWEBサイトに掲載し世界中に流布させたとしておかんむりであるという。
関係者によると、問題となった猥褻写真はフジカワ・キョウコなる日本人女性モデルが露出度の高いビキニ姿でニシキヘビを首に巻いた状態で寺を背景に撮影されたもので、仏教の精神のみならず伝統と格式がある寺院の名声・威信をも傷つける重大な背徳行為であると指摘している。
また、関係者によると、日本人を初めとする外国人による寺院を使用した無許可撮影行為の多くが、警備・監視にあたっている当局関係者の隙を盗んで撮影する機会を提供している地元を根城にするボーイスカウト・ギャングなる組織が関与しており、これまで観光警察局を初めとする警察関係者や文化庁に対して取締と寺院内の監視を要求していたが、依然無許可撮影が頻発していることから寺の関係者が独自に寺院内の監視にあたる事態にもなっているという。
(2005年5月1日)


「“着エロの女王”タイ寺院でわいせつ撮影 現地で大ブーイング」
タイ人激怒!アイドルFが寺院で着エロ撮影

“着エロの女王”藤川京子(27)が、神聖なタイの寺院で“わいせつ撮影”をするという愚行を犯し、現地新聞が「刺身の国の変態女、神聖なタイ仏教を汚す」と一面トップで報道。「バチが当たるのが怖くないのか? 恥も外聞もないんだな」「やつらには宗教がねえんだ。ゲス野郎、クソ犬、死んじまえ!」「外道日本、謝罪してほしい」などと、現地で日本人を非難する声が上がっていることが分かった。これに対し、藤川の所属事務所は「出版元に言われてやっただけのこと。うちも被害者なんですよ」とコメント。着エロが原因で国際問題に発展しかねない情勢となってきた。
(ナイスポ2005年6月16日発売号)


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