「横浜大世界」のゲテモノ企画 (横濱中華街９)

「同發」で満腹になった後、「横浜大世界」に寄ってみました。なんとリニューアルされていました。ここは上海の「大世界」をイメージしたのか、上の方の階にショーを見る小劇場があり、中階にレストランやフードコート、下の方の階はおみやげなどの物販という構成で、物販以外の階には、入るのに500円の入場料を払わなければなりませんでした。前に Pet 君も文句を言っていましたが、フードコートで軽食を食べるのにも500円を払うのは馬鹿らしく、今回この部分が改まり、食事をするのに入場料は不要となったのでした。

ということで、フードコートを少し覗いてみたんですが、台南担仔麺の「度小月」がなくなっていました。Tomotubby は、台北店で食べて美味しさに感動した後、横浜大世界で食べて味の落差にがっかりして、暫くしてから今度は台南本店で絶品を食べました。撤退の原因は、やはり現地の味が再現できていなかったことに尽きるんだろな。と思います。日本人が手っ取り早く現地で修行して店を始めてもうまくいかず、現地の料理人が日本に来るとか、定期的に現地に修行に行くとかしないと、オリジナルの味は維持できないに違いありません。その点、「鹿港」や「海南鶏飯食堂」は、一年に一回店を閉めて修行に行くそうで、流石ですね。

今回笑ってしまったのは「ビックリ！珍品体験世界」という(１月末までの)期間限定のお店ができていたこと。このブログでもゲテモノ料理をご紹介したことがありましたが、看板からして、カエルとサソリが売り物なのでしょう。サソリやアリがあるなら挑戦してみようか。とも思ったんですが、店には店員がおらず、なんだかやる気がなさそうでした。

並べてあったのも、トカゲの丸焼きとか、トカゲの入ったお酒とか、国産のスズメ蜂の蜂蜜漬けとか、中華料理と関係なさそうなものも多く、食べた体験談をブログに書いている人も殆どいないことからして、この企画はあまり成功しなかったように思えます。こういうのは本来扱いが難しく、「ゲテモノ料理」のイメージをあまり強調せずに「薬膳料理」の名前にして高級感を植えつけるとかしないと、同じ階のフードコートに出店している別のお店のイメージにも影響するんじゃないかな。

個人的には、飾り物に、スズメ蜂の蜂蜜漬けが欲しくなりました。




スズメ蜂の蜂蜜漬け「BEE 命をかけて!」(凄いネーミング)