拓庵思考~妻との日々・映画と音楽の毎日

巴座ホーム社長の私的なつづれ織り【妻にだけ弾くギタリスト 猫6人の父になる】

美しい東京

2012-11-17 21:29:20 | 日記・エッセイ・コラム

東京は秋の色にそまっている。黄色、紅色、茶色.....とても素敵だ。008

先週は息子と代官山、恵比須、原宿、池袋を探訪した。来年、息子は世田谷の大学に通う。おそらくは世田谷界隈の住人になるのだろう。私は大学時代は川越市といっても鶴ヶ島よりの小さな町に住んでいた。東武東上線で池袋に着くとやっと東京を感じたものだ....

私は大学時代にひとり東京散歩を楽しんだ。青山、代官山、銀座がとくに好きだった。大学時代キャンパスでは少林寺の黒の礼服(チャイナ服)を身につつみ坊主頭で闊歩していたが、年ごろだったのか都内に来るときはトラッド系のニットキャップをかぶっていた。テイジンメンズショップ、ブルックス・ブラザース、SONYプラザ、ヒルサイドテラス.....LLビーンのハンティングシューズを履きCPOを着てよく歩いた....

012昨日、新宿の摩天楼を見上げた。妻と良く新宿の都庁駐車場に車を止め散歩をする。めったにビルを仰がない....ふと息子の顔が浮かびビル群を見上げた。

息子は東京の都会でこの光景を見て4年間暮らす。東京は美しい。私は東京が大好きだ。できたら東京に住まいを移したいくらいだ。仕事場もできたら都内に移したい.....

明日、世田谷にある妻の両親のお墓まいりに行く。偶然にも息子も世田谷の大学に進む。私は世田谷のお隣の調布市つつじヶ丘の叔父の浄土真宗のお寺の離れに数か月住まいしたことがある。深大寺にもよく自転車に乗って出かけたものだ。東京は美しい。大学時代にもそう思っていた。

大学時代が終わり函館に帰ったが東京や関東が恋しかった...函館の海辺で川越に住む妻のことを想い悶々としていると東京に転勤のチャンスがやってきて私は小金井に住んだ。職場は府中にあった。妻と再会できた喜びは一瞬で...サラリーマンがいやになり....そんな頃、色づいた秋色の原宿を妻と歩いた。

007
会社に嫌気がさしていた春の日に渋谷で結婚式をあげた。結婚式当日は赤坂に宿泊して翌日から新宿副都心と呼ばれていたころのセンチュリー・ハイアットに連泊した。

昨日もセンチュリー・ハイアットの前を歩いた。黄色や紅色の葉っぱのじゅうたんが美しく。NSビルでの仕事を終えてからもしばし歩いた。

摩天楼のすきまから太陽の陽射しが美しい東京に輝きを添えて....それは美しい風景だった。息子が見上げるこの都会の空もまた青く美しい。

私も18歳で関東の住人になった。関東の住人である息子は東京人になる。52歳になる私と50歳になる妻は、きっと明日も新宿の街を歩くだろう....美しい副都心の風景の中きっと妻は「きれいねェ....」と秋景色の都会の色を楽しむことだろう....

夕暮れから夜になる刹那の豊洲から築地に向かう景色もため息が出るほど美しい....

東京は美しい。これからも妻とかぞえきれないほど東京のまちを歩こうと思う...