拓庵思考~妻との日々・映画と音楽の毎日

巴座ホーム社長の私的なつづれ織り【妻にだけ弾くギタリスト 猫6人の父になる】

ずっと君が好き

2015-01-20 20:08:00 | 日記・エッセイ・コラム

ブラジルでサッカー留学していた栃木県生まれの青年の家がもうじき完成する。

タイトルは 【ずっと君が好き】 という。ポルトガル語で【Quanto eute amo】 と訳し 家の一部に刻んだ。

とてもスタイリッシュなその家は、外壁材と塗装で仕上げられている。彼の青春の地 ブラジルへのオマージュも忘れてはいない。灼熱の太陽の国の情熱をモダンなエスプリで味付けした傑作だと自負している。屋根の上では20年間の全量買い取りの太陽光発電も行われる。

家の中にはBARカウンターも制作してみた。本格的なカウンターは奥様の作業カウンターも兼務している。私と家具・建具職人のつちや君とのコラボである。つちや君とは【青木民也氏とその家族に捧ぐ】という草津在住のプロゴルファーの青木氏の二世帯住宅でもゴルフクラブを6セット収納できるギャラリー的な斬新な家具も造りあげた。センターピラーの無いクーペのハードトップ車みたいなデザインをバリ好きな娘さんの嗜好の色目で味つけた。

私のデザインチームはみな優秀な能力者である。大工の横堀住築。 アート担当の五十嵐れいこ女史。基礎とエクステリアの(株)荒傘の社長の根岸くん。 家具と建具の土屋木工所の社長のつちや君と太田くん。 私の指示どうり仕上げる塗装、クロス、左官の各セクション。デザインチーム以外の重要セクションも皆たいへん優秀な職人が多く 社長の私としてはたいへん喜ばしいかぎりである。

巴座の家は、北国で通用する高性能であるがローコストメーカーのプライスタグが自慢だ。年間 新築・リフォーム・塗装塗り替え・太陽光などたくさんの案件を私がひとりでこなしているが優秀なスタッフにも助けられている。

さて【ずっと君が好き】だが....妻が大好きで..いつでも 妻を見つめていたい夫。ママのことが大好きな息子。この夫と息子が妻であり母の小さい...その背中をいつまでも見つめていられるように...今どきセンターキッチンをやめた。最愛の妻の背中。大好きなママの背中をずっと見つめている特等席であるBARカウンターをリビングの中央に配置した。色はモダンな半艶仕上げの白・黒・灰色を使い。カウンターはメラミンの茶黒の大理石色にした。そのカウンターからはブラジル色の柱が垣間見える。

そして妻も最愛の夫。最愛の息子を見つめていたい.....そんな家が【ずっと君が好き】である。

精神をデザインしたのは私のDesigners P・S・G 時代の名作【月のブランコ】以来である。

【月のブランコ】は5年の歳月を経て再び私の手で蘇ることになった。弊社 巴座の武器のひとつである住宅ローン借り換えによる住宅ローン支払いを下げてのリフォーム工事により新しい色でお化粧をほどこすことになった。当時の撮影した写真は2000枚を超えている。私のリクエストするポーズで躊躇なく手を握り合い・見つめあってくれた写真は今みても美しい。

愛し合うふたりが 命がつきはて 夜空の星になっても手をつないでいるというテーマの家の施主の光行くんと善子ちゃんは立派な親になり成長したが、いつも仲良くとても微笑ましい。息子の空くんは「杉本さんに家をつくってもらう」と語っているようだが...私が果たして生きているかな....空くんは小学生である。

 【ずっと君が好き~Quanto eute amo】 我ながら良い名前をおもいついたものだ....巴座ホームアンドピクチャー株式会社の公式ホームページにアップしていない傑作が2年分たまってしまった....近日中に必ず新しいホームページの作成にも着手したいと思う.....

ハリウッド行きもぶれてきたが、フランスもテロで微妙になってきた。ニューヨーク行きを妻と昨日から検討している。ブロードウェイとマジソンスクエアガーデンでのコンサートや美術館と多くの芸術に出会う旅もいいのかもしれない....

ずっと君が好き.....私の施主であるクライアントたちへの『心の声』と思っていただいてかまわない。多くの私のファンのためにも見聞をさらに広め私も 『ずっと君が好き』 と、思っていただくとする。

 


ロッテ・ホテル カ ジュセヨ

2015-01-05 19:48:03 | 日記・エッセイ・コラム

羽田から飛び立ったボーイング747から妻が富士山を眺めている。銀色の翼の目的地は金浦空港で、私にとっては10年ぶりのソウルへの旅である。

実は観光というか仕事以外で訪れるのは初めてだった.....妻がとても幸せそうにしている。二人で来るのは二回目なのだが前回は10年前だったか...仕事の引き継ぎで東大門市場を中心に廻ったものだ.....オリンピックとワールドカップでインフラ整備が進んだ韓国のソウル特別市の中心部は信号が少なく、地下道での移動を強要される。妻は心臓が弱いので階段がつらい。それは今回の旅でも変わっていなかった。

私たち夫婦が仕事で宿泊していたホテルは、東大門市場のはずれにあるサム・ホ・ホテルだった。冬はベッドに電気敷布がついていた。日本人には殆んど会ったことがない。 懐かしさのあまり二人で真っ先に訪ねてみた....相変わらずの殺風景なフロント、青く光る看板....、高めのレートの両替看板....もう何をみても懐かしさで ぐっとこみあげてくるものがあった....

24時間眠らない東大門市場のある街....華やかなネオンの中で必死に生きているたくましい商人たち....私と妻は気が付けば3時間くらいソウル中心部の明洞(ミョンドン)から東大門市場周辺を散策していた....タクシーをひろい日本円で400円ほどで宿泊先のロッテ・ホテルに到着した。サム・ホ・ホテルとは真逆のAランクホテルだ。トイレもバスもベッドも館内もなにもかもがよい。2014年も随分多くのホテルに泊まったが、ロッテホテルは新宿の京王プラザホテルのエクゼブティブメンバーの部屋に近い雰囲気で充分に満足させてもらった。

イギリスの田舎町のホテルもすべてよかった。日本では地元の伊香保温泉のお宿玉樹もよかった。最近では新潟の村上温泉の大観荘の最上階の温泉付きの部屋は最高だったし、那須のローズウッド・コテージも最高に楽しまてもらった。函館湯の川温泉のプリンスホテル渚亭も家族連れにはおすすめだ。群馬県の吾妻郡の旅籠かやぶきの郷も夫婦の旅にはおすすめかな.....年間、随分と妻とホテルや旅館を楽しんでいるが、今回のソウル 明洞のロッテ・ホテルは、かつての東大門市場の常宿のサム・ホ・ホテルとあまりに違うのでよけいに良く感じた....この10年の間 私と妻は、よく生きた。よく働き、よく愛しあってきた。子供たちも成長して孫まで3人も授かった....我が巴座に今日もたくさんの人たちが年始に訪れてくれた....

2015年 ついにスター・ウォーズ エピソード7の公開年になってしまった....CMもオンエアされているように今年はスター・ウォーズ・イヤーである。公開日も2015年12月18日に決まり。邦題も【スター・ウォーズ フォースの覚醒】とW・ディズニー社からアナウンスされた。

私と妻で日本公開前にハリウッドでこの映画を観る計画は消えてはいない。2015年のアメリカ本土の公開日は決定したら真剣にハリウッド行きを実行する。でも、昨今は世界同時公開で吹き替え版も計画済みだと思うので...世界同時公開だったら残念ながらハリウッドでの鑑賞はあきらめるかもしれない.....

2014年の最後の旅の最後の食事が写真の、【キンパ】である。ゴマ油の輝きが海苔の上で微笑んでいる。これに辛ラーメンの卵混ぜという最高のジャンクフードがセットになっていて、昔の私の本拠地 東大門のデュータ(Doota)の食堂街でいただいた。韓国の食べ物はどれも美味しい。カロリーも低いのか、妻も私も韓国にいる間は少しやせた。(すっかりお正月にリバウンドしたが...)

デュータやミリオレらのファッションビルの燦然と輝くネオンの前でタクシーを拾ったのは夜中の11時を過ぎていた。「ロッテ・ホテル カ ジュセヨ (ロッテホテルまで行ってください)」と小声で話すと、 タクシーの運転手さんは「コンバンワ」と日本語を話し、夜のソウルの街を柔らかいサスペンションのヒュンダイ社のソナタのタクシーで、出来の良いABSのブレーキを多用しながらロッテ・ホテルの前に送りとどけてくれた。とても滑るようななめらかな走りだった....韓国にいると韓国のセダンが欲しくなる。なにせレクサスLSが隣にあって小さくみえるのである....エンジンもV8 5リットルなんてのがけっこうある。ロールス・ロイスとメルセデス・ベンツをたしたようなデザインが韓国らしくて面白い。フランス車と韓国車はデザインだけでいえば、かなりイケテる。

【オルマイヨ】 いくらですか?  【パ ジュセヨ】 ごはんください  私はこの言葉だけで韓国で仕事をした。もちろん英語もつかった。もう仕事では来ることがない韓国だが 私たち夫婦のある意味大切な国でもある。2015年ハリウッド行きの目標が、ぶれてきている私たちに気軽に行ける韓国は、国内旅行よりも魅力の遊び場である。 

フランス上陸が当面の予定だが、アジアの二泊三日もなかなか面白いかとも思う。

2015年 多くのホテル・宿に出会うことになる.....楽しみだ....