ブラジルでサッカー留学していた栃木県生まれの青年の家がもうじき完成する。
タイトルは 【ずっと君が好き】 という。ポルトガル語で【Quanto eute amo】 と訳し 家の一部に刻んだ。
とてもスタイリッシュなその家は、外壁材と塗装で仕上げられている。彼の青春の地 ブラジルへのオマージュも忘れてはいない。灼熱の太陽の国の情熱をモダンなエスプリで味付けした傑作だと自負している。屋根の上では20年間の全量買い取りの太陽光発電も行われる。
家の中にはBARカウンターも制作してみた。本格的なカウンターは奥様の作業カウンターも兼務している。私と家具・建具職人のつちや君とのコラボである。つちや君とは【青木民也氏とその家族に捧ぐ】という草津在住のプロゴルファーの青木氏の二世帯住宅でもゴルフクラブを6セット収納できるギャラリー的な斬新な家具も造りあげた。センターピラーの無いクーペのハードトップ車みたいなデザインをバリ好きな娘さんの嗜好の色目で味つけた。
私のデザインチームはみな優秀な能力者である。大工の横堀住築。 アート担当の五十嵐れいこ女史。基礎とエクステリアの(株)荒傘の社長の根岸くん。 家具と建具の土屋木工所の社長のつちや君と太田くん。 私の指示どうり仕上げる塗装、クロス、左官の各セクション。デザインチーム以外の重要セクションも皆たいへん優秀な職人が多く 社長の私としてはたいへん喜ばしいかぎりである。
巴座の家は、北国で通用する高性能であるがローコストメーカーのプライスタグが自慢だ。年間 新築・リフォーム・塗装塗り替え・太陽光などたくさんの案件を私がひとりでこなしているが優秀なスタッフにも助けられている。
さて【ずっと君が好き】だが....妻が大好きで..いつでも 妻を見つめていたい夫。ママのことが大好きな息子。この夫と息子が妻であり母の小さい...その背中をいつまでも見つめていられるように...今どきセンターキッチンをやめた。最愛の妻の背中。大好きなママの背中をずっと見つめている特等席であるBARカウンターをリビングの中央に配置した。色はモダンな半艶仕上げの白・黒・灰色を使い。カウンターはメラミンの茶黒の大理石色にした。そのカウンターからはブラジル色の柱が垣間見える。
そして妻も最愛の夫。最愛の息子を見つめていたい.....そんな家が【ずっと君が好き】である。
精神をデザインしたのは私のDesigners P・S・G 時代の名作【月のブランコ】以来である。
【月のブランコ】は5年の歳月を経て再び私の手で蘇ることになった。弊社 巴座の武器のひとつである住宅ローン借り換えによる住宅ローン支払いを下げてのリフォーム工事により新しい色でお化粧をほどこすことになった。当時の撮影した写真は2000枚を超えている。私のリクエストするポーズで躊躇なく手を握り合い・見つめあってくれた写真は今みても美しい。
愛し合うふたりが 命がつきはて 夜空の星になっても手をつないでいるというテーマの家の施主の光行くんと善子ちゃんは立派な親になり成長したが、いつも仲良くとても微笑ましい。息子の空くんは「杉本さんに家をつくってもらう」と語っているようだが...私が果たして生きているかな....空くんは小学生である。
【ずっと君が好き~Quanto eute amo】 我ながら良い名前をおもいついたものだ....巴座ホームアンドピクチャー株式会社の公式ホームページにアップしていない傑作が2年分たまってしまった....近日中に必ず新しいホームページの作成にも着手したいと思う.....
ハリウッド行きもぶれてきたが、フランスもテロで微妙になってきた。ニューヨーク行きを妻と昨日から検討している。ブロードウェイとマジソンスクエアガーデンでのコンサートや美術館と多くの芸術に出会う旅もいいのかもしれない....
ずっと君が好き.....私の施主であるクライアントたちへの『心の声』と思っていただいてかまわない。多くの私のファンのためにも見聞をさらに広め私も 『ずっと君が好き』 と、思っていただくとする。