こぼれんばかりの海の幸がほくほくに揚がっている。
沼田市の知る人ぞ知る『網元』の人気メニューだ。『網元』さんは、うなぎも絶品で高崎から沼田まで高速を飛ばして網元さんのうなぎを食べに行くときは至福のときだ。
網元さんとは古いつきあいだ。私が建築家になる前のアパレル時代の大切なお客様だった。網元さんも高速を飛ばして高崎の私の店に足しげく通っていただいた。
息子が大学に決まったのでやっとみんなで沼田に行ける。私と妻は『網元』さんに行くのが待ちきれなくなりランチタイムにこの海鮮丼を食べにいった。
美味しくて美味しくて....もう感動ものだった。
息子には約束している4700円の二段うな重を味わってもらうが、きっと「うんめえ~!!」を連呼して食べることだろう....
おいしいものを食べるのは幸せだ。私と妻は高速道路のSAの食事処で美味しいものと出会ってきた。最近では越後川口SA下りのたかべんさんの経営する食堂のそばのようなうどんが美味だった....
越後川口SAは上りの食堂のへぎそばと天ぷらも絶品だ。
新潟は景色がいい。関越道をドライブしていると心と右脳にデザインのスイッチがはいってくる。
魚沼産こしひかりなど日本語のひびきも実にいい。写真のメニューは越後川口SA下り線のものだが、おもしろいもので私の家の近くのだるま弁当で有名な『たかべん』さんの経営だった。
あと妻と都内でよく食するのは、有名な『牛たんの ねぎし』だ。妻は牛たんと麦めしとろろを美味しく食べるが、私はねぎしの鶏グリルや煮込みハンバーグが好きだ。
新宿や銀座で、ねぎしに入ると女性のひとり客をよく見かける。ほとんどの若い女性は、麦飯のおかわりをして美味しく美味しく元気に食べている。
息子と近日中に東京ラーメンツアーに行く。息子はラーメングルメで高崎市内の美味しいラーメン屋さんの店長たちと懇意にしているらしい。『かもん』『だいだらぼう』などという店ではそうとう顔が利くらしくて「いこうよ」と頻繁に誘うので、私ひとりで『かもん』という店のつけ麺を食べに行ったが、なるほど息子の熱弁をリカバリーするたいへん美味しい美味しいお店だった。
私と妻は新宿か上野の『光麺』というラーメン店にもリピートしている。夏場の冷やし担担麺は本当に美味しい美味しいラーメンだった。
ケーキの店、パスタの店....あげたらきりがない美味しいものたち。日本は良い国だと思う。
コンビニのスイーツやサンドイッチも本当に美味しい。私と妻は、やっと子育てから解放される。妻の塾と私の事務所を同じ場所に新しく建築する計画も浮上しているが、ふたりとも夜まで仕事をしているので息子が大学に行ったら毎日外食でもいいと思っている。「美味しいものは外で」これは妻の格言だ。
私は自分のお客様の家には豪勢なキッチンをつける。妻には新作のストーブを買ってあげるつもりだ。妻のストーブ仕込みの煮物は美味しい....秋から冬になってきた。妻の美味しい美味しいストーブことこと煮込み料理の季節になってきた。私はお酒は飲まないのでもっぱら午後の紅茶でいただく。......ああ...よだれがでてきてしまった....美味しいものはよい。