ハイファイセットの山本俊彦さんが他界した。
我々の世代は赤い鳥からのファンも多いと思う。少し前に妻の山本潤子さんのソロアルバムを関越道のSAで購入していた。理由は無償に『スカイレストラン』を聴きたくなったからだ....
その日はサンシャイン60の展望スカイレストランで妻とイルミネーションを眺めながらイタリアンを食べた。食事中に「ハイファイセットの『スカイレストラン』の歌詞ってすごいよね」…と、荒井由実の書いた歌詞の内容で盛り上がった。
名曲『スカイレストラン』は元々は、珠玉の名曲『あの日にかえりたい』の最初の歌詞だったそうな.....『パールピアス』などの歌詞もそうだが、松任谷由実(荒井由実)の詩の女の心理の世界は凄まじい.....妻は大学時代に作詞学校に通っていたから、やたら歌詞の内容に反応する。
スカイレストランの主人公は、久しぶりに会う恋人のために出掛けに髪を洗うのだが...この辺りは、妻曰く私のように恋愛経験がほとんどない男性は解らない心理だそうだ....この主人公は恋人にこのレストランで別れを告げられることも知っている.....さらにこの主人公は恋人の現在の彼女が来ても「席を立たない」と言い切っている.......
マイナーコードでたっぷりと哀愁感を刻むこの名曲にとろっとしたワウワウペダルのギターがこってりと絡む....さらにファルセットヴォイスの官能チックなコーラスがびっちりとかぶってくる見事な編曲だ。我々世代は一度や二度は耳にしたことのある今は亡きハイファイセットの名曲『スカイレストラン』.....
お口直しに『土曜の夜は羽田に来るの』を聴くことをお勧めしたい。『フィーリング』などの影に隠れたハイファイセットの名曲である。他界した山本俊彦氏のテナーなコーラスが心地よい。この当時だからギブソンのセミアコで弾いているのかな?って感じのギター(松原正樹つぽいギターソロだが...誰かな?)とストリングスの感じが夜の首都高1号線をイメージできる。
昨日の午後おそくなってから妻と川越~大宮経由で池袋~新宿というドライブに出かけた。私の巴座と妻の学研が忙しくてなかなか恒例のドライブデートができなかったから午後から深夜にかけてのデートはとても楽しかった。
1200曲でシャッフルするウォークマンが95曲の時に帰宅した。そして本日新しくハイファイセット版の『スカイレストラン』を高ビットレートで録音してリピートで聴いている。