◇◆◇帰って来た嗜好の隠れ家blog◇◆◇

嗜好な事や色々の思った事を再び書き連ねます。

ツールドフランス2006 13st

2006年07月16日 02時46分42秒 | 音速の名無しさん
 今日のコースもピレネーとアルプスの間に有る平坦ステージなので、
波乱の無い平凡で退屈な展開に成るのかな?と思いましたが、
(実際、展開だけ見ると退屈だったけど…)
今日は、筆者が好きなオスカルペレイロが逃げ集団に入ってくれたので、
ワクワクでした。

 逃げ集団で一番総合成績が良いのは、このオスカルペレイロ!
しかし、トップのランディスとのタイム差は28分以上有るので、
幾らなんでも逆転は無いな、ステージ優勝してくれれば!
と言う感じで、総合は、まぁタイムが縮められればいいなぁ~
と言った感じだったんだけど、マイヨチームのフォナックが、
まだ山岳が有るし、今マイヨを保持しなくても(と言うかその方が楽)
良いや!と言う戦術だったらしく、集団コントロールが覇気の無いゆる~い物に…

 そんな中、ステージ優勝はベテランのフォイクトに制せられて、
逃したものの、メイン集団と30分近いタイム差でゴール出来た事で、
何とオスカルペレイロが、栄光のマイヨジョーヌ(暫定)ですよ!!

 暫定でも、マイヨは十分名誉な事だしね。
マイヨを一度着れるだけでも凄い事なので、筆者は大興奮!!
平凡かと思ったけど、とっても愉快なステージに成りました。

 それにしてもフォナック。
今回は、絶対的全体のリーダーが居ない事から、中盤からマイヨを着ると、
周辺からのマークがキツイのと、チームが集団をコントロールしないといけない。
と言う労力を嫌ってか、あっさりとオスカルペレイロにマイヨを譲ってしまったけど、
筆者的には、この戦術はちょっとリスキーな感じがします。

 だって、オスカルペレイロは、筆者が戦前山岳賞の有力候補に挙げた選手ですよ?
まぁ、マイヨジョーヌを獲ってしまった事で、山岳賞はかなり難しく成ったとは思うけど、
アルプスステージ三連戦では、凄い善戦する様な気がします。
多分、山岳を凌いで総合力のタイムアッタック能力の差を考慮に入れて、
19stの、最後の個人タイムトライアルで決着を付けよう、
と言う戦略なのかも知れませんが、逆にアルプスでチームフォナックが崩壊する様だと、
山岳に強いオスカルペレイロにやられちゃう(差を広げられる)可能性だって否定できません。
そうなると、かなりピンチですね。

 まぁ、見る方(特にオスカルペレイロ好き)としては、
とてもエキサイティングな展開に成って来て楽しいです。

 そう言えば、オスカルペレイロは、昨年まではランディス達と戦友、
フォナックでチームメイトだったんですよね。
なので、昨年の活躍に対する、旧友達からのプレゼントだったのかも知れません。