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インターステラー

2014年12月12日 14時50分45秒 | 映画
公開前から凄く観たかった映画「インターステラー」を鑑賞しに行きました。

予告CMを見た感じでは、地球滅亡を受けて、人類移住の惑星探査の決死の旅に
主人公が旅立ち、色々な特徴を持つ星を探検し、その中で地球に残した親娘の家族愛を絡めたSF映画、と言う認識で居ました。

コンピューターグラフィックのリアルさや、何と言っても宇宙物が大好物な筆者は期待に胸を躍らせました。
ただ、試写後に毎日新聞の評論家に因る評論欄を読むと「メランコリア」「シックスセンス」「未知との遭遇」「2001年宇宙の旅」等、色々な映画の要素が詰め込まれた映画だと言う評論を読み、筆者が当初想像してた物とはちょっと異なるのかな?と言う印象を受けました。
特に「シックスセンス」の要素が有る。と言う記述に、凄い嫌な(それ自体がネタバレに成ってる可能性)予感がしたのですが(苦笑)
まぁ兎に角、興味が有るから見ようと思いました。

鑑賞の感想ですが、本当に色々な要素が有る映画だと思いました。

基本は初めの印象と同じ展開でワクワクしました。
初めの惑星が、地球と時間の早さが全然違うと言う変な惑星で、そこでいきなり乗組員を巻き込む危機が起こり、ハラハラドキドキの展開です。
それが展開する中で色々な要素が加えられて行きます。
ワームホールやブラックホール等、重力の歪みが物語りの重要なキーワードに成ってるのですが、最近の科学研究で、時間は一定では無く、重力の影響で速さが変わると言う最新の研究結果が物語で早速反映されて居て、それが非常に重要に成ってきます。
前半に色々な伏線の謎が、この事を以って後半に明らかに成って行く過程は成る程!
と思いました。

そして親娘愛・家族愛、人間のエゴ、多次元説、それと探査の原因と成った地球滅亡の危機に関して、人類存亡に際して、種の存続とはどう言う事を言うのか?と言う重いテーマも突き付けられます。
それは風の谷のナウシカ第7巻の、シュワの墓所の謎が解き明かされた様な、そんな気持ちで考えてしまいました。

そんな感じで、星間冒険に限らず、本当に色々な要素の有る物語でした。
そして危機に対する迫力のハラハラドキドキ展開も多く、純粋に娯楽映画としても楽しめました。


最後に、心配な「セックスセンス」要素の件ですが、安心して下さい(笑)
主人公が実は死んでた。全部死後の世界の妄想だった。の様な、今までの展開を全部無かった事にする的な夢落ち系展開では無いです。
ちゃんと科学してます!

ただ、批評家がそう言う例えを出した感覚は、見終わった後で何となく納得してしまうでしょう。

と、此処で作品とは直接関係ないのですが、この映画は時空の歪み的な物で不思議な事が多く起こるのですが、筆者もこの映画に関する不思議体験が有りました。
それは、筆者がこの映画を観に行く為の車中での事、筆者は好きな曲を大量に入れてそれをランダム再生してるのですが、そこで米米CLUBのとある大好きな曲が架かり悦に浸ってました。
それが、映画作品の中で、この曲タイトルが、非常に物語で大事なワードとして登場して来たのには驚きました。
筆者も時空の歪みを実感した瞬間でした。
五次元からのメッセージだったのかな?