◇◆◇帰って来た嗜好の隠れ家blog◇◆◇

嗜好な事や色々の思った事を再び書き連ねます。

今日は充実した一日だったね。

2007年05月28日 02時59分38秒 | 雑感
以前、このblogでも書いた。
日本の最高峰ステージレース、ツアーオブジャパンの最終ステージを見ようと、
行った訳だけど、スタートが11時なので、そうなると出発すると早起きしないといけない。
と言う事で、正直モチベーションがだだ下がりだった訳なんだけど…(苦笑)

このblogで宣言しちゃったし、それに対してのコメントも頂いちゃったりしたし、
行かないと悪いなぁ~… って言うか、今日行かないと、次のチャンスはまた一年後に成っちゃうし、それこそ、今年活躍した選手が、将来凄い大物レーサーに成っちゃったら、
後悔先に立たず。になっちゃうな。と思って頑張って早起き(休日にしては)して行きました!
ですが、結果から言ったら、色々な意味で、行って大正解です!!

↓の記事の写真(見辛い)にも有るけど、品川区に入って暫らくした途端に、
サイクルファンが続々と会場に向かっている様子を見ちゃったから、改めてこのレースのファンの間での認識の凄さを感じて、筆者のローテンションも、急にやる気が出て興奮しちゃいました!!
レース展開は、東京ステージは、超平坦ステージで、通常だったら後方プロトンの方が断然有利なんだけど、(実際、一時二分近い逃げを決めたが、ゴール最終周回までには急速にタイムサを縮められ、数十秒まで詰められて、あわや集団スプリントか!?と言う感じだったけど、
その最終周で、エスケープグループは驚異の逃げの粘りを見せて、30秒近辺で抑えた。
そのエスケープからステージを制したのは、この大会の紹介記事でも紹介した。
日本人レーサー、若手のホープ、新城幸也選手!
チームメイトでベテランの福島康司選手のアシストの頑張りも効き、エスケープグループ内でのスリリングなゴールスプリントを見事に制して、優勝!
彼は期待の星と言われながら、上位には入るが、中々勝利を挙げられず、苦しんだらしいが、その中での感動のゴール!
しかもその迫力有る感動の瞬間を、間近で見れるって言うのは凄い経験をさせて頂きました。

そして総合優勝は、アクアエサポーネの三兄弟の1人(長男は現在ジロで活躍)フランチェスコ・マッシャレリ選手。
ポイント賞はカザフ選抜のイグリスキー選手。
こちらも兄はアスタナでジロに参戦して活躍中。
兄には、「この大会で二勝以上すれば、アスタナに入れてやる」と言われ、実際に二勝した逸材。

大会総合の表彰式も見て、大満足!
ちなみに新城選手は、都民統一志向Jクラブの、inoはに似てるな。

そして笑ったのは、表彰式の直後!
何とそこにはそのJクラブのファンで初期からの知り合い、ソシオ15番さん一家が居てバッタリ!
思わずお互いに「何でこんな所に居るの!?」と突っ込み合いをしました(苦笑)

その後、実は品川に来たついでと言うか、この後地元J目指しクラブの、クラブチーム選手権(実業団・プロ以外のクラブチーム日本一決定戦の東京予選)
が有ったので、大会に対するモチベーションは筆者的に微妙だったけど、
先週での、チーム雰囲気がどう成って居るのか心配なので、その様子見の意味も有り、
近隣に来た序でに観ようと思ったけど、そしてら、某愉快団にも所属する、青黄な武蔵野太鼓担当が登場して、更に笑いました。

そしてそして、更にビックリだったのが…
見知らぬ人が1人。しかし様子を見てると、どうやらこっちを応援してくれているみたい。
何と、初めて筆者が勧誘したんじゃなくて、自分で調べて、このチームの11人制部門に、
興味を持ち嵌っちゃった。って人が現れました!!

そして良く話しを聞くと、何と筆者の本コンテンツの方の、応援ページでの、
筆者の地元溺愛&地元蹴球処力説文を読んで、その想いを強くしてくれた。との事でかなりビビリました…(汗)
でも、そう言ってくれる人が現れるのは嬉しいですね。
だって、筆者のwebページが無駄じゃ無かった。
影響を受けて、何か感じてくれる人が居た。と言う事が判った訳ですから。

そんなこんなで、今日は東京南部行脚の一日で疲れましたが、良い一日でした。

ちなみに、試合は負けました…(汗)
青赤なチームと違って、カップ戦は滅法弱いかも知れません(苦笑)
ただ、怠慢な試合運びで負けたとかじゃ無いので、今日はチームの雰囲気が元に戻ってたのだけでも解ったのが一番の収穫です。

次のリーグ戦は勝つよ!(場所は千葉だけど(しかも南の方(汗))
※写真は試合の時ので、筆者は撮影し忘れたので、愉快団メンバーさん提供の物を使用させて頂きました。

第11回、2007ツアーオブジャパン

2007年05月20日 21時21分33秒 | サイクルスポーツ
世界的にはジロデイタリア真っ最中ですが…
以前、サイクルロードレース好き都民統一志向Jクラブ関連の友人との会話で、
その友人が「日本でもツールドフランスみたいな、
日本一周ステージレースみたいなのやってくれないんですかねぇ?」
と言ってたのを聞いて、「いや、実は日本にもそう言うレースは有るんですよ!」
と教えてあげました。
そのレースが、この”ツアーオブジャパン”です。

まぁこのイベントは、日本一周とまでは行かず、いわば日本縦断。(しかも本州の真ん中だけ)
ステージも21も有る訳で無いですが、
その時その友人とも話したんですが、もしやったとしても、
3週間の長丁場だと、世界の主要レースと絶対に日程が被ってしまうので、
世界のトップが全然来ないんじゃないかな?と言いました。
なので、まだ日本の競技の実力からしては、これ位の規模で良いんじゃ無いかな?
と言う感じがします。
それでも、全7ステージ(休養日も有るので1週間以上)
本州センター地域とは言え、日本縦断は縦断です。

ちょうど、ミニ版ツールドフランス的なレース、フランス縦断レースの、
パリ~ニースの規模位ですので、ちょうど良いと思います。
まぁ、世界の主要レースが、スポーツ新聞社が開催している。と言う事で、
朝日新聞が主催って言うのが、筆者的には何だかなぁ~な感じでは有るんですが、
まぁそれはおいといて

そして、ステージは↓こちら

[大阪ステージ] 堺市
[奈良ステージ] 奈良県/奈良市/山添村/(独)水資源機構木津川ダム総合管理所/東大寺
[美濃ステージ] 岐阜県/美濃市
[南信州ステージ] 飯田市/飯田観光協会
[富士山ステージ] 小山町(静岡県駿東郡)
[伊豆ステージ] 静岡県/伊豆市/伊豆の国市/函南町/(財)日本サイクルスポーツセンター
[東京ステージ] (財)東京港埠頭公社

大阪からスタートして、本州の進路を東にとり、
ゴールは何と東京ゴールの東京ステージです!!

この大会も、やはりまだ国内の競技レベルがまだまだな状況なので、
世界的TOPクラスなチームや選手は来て貰えない様ですが、

TOPチームのアジア支部的チームや、隆盛著しいカザフスタンの選抜チーム等、
その過去(去年)のメンバーには、今年のジロでも既に活躍している選手も居る等、
(アスタナのアッサン・バザイェフ等)
TOPでは無いにしても、これから延びそうな若手有望選手が来る。
と言うレベルでは有ります。
また、コンチネンタルプロ(Jリーグで言えばJ2)のスキルシマノ(オランダと日本の合作チーム)
等は、所属して居る日本人主要レーサーは皆来て居る感じなので、
プロツールにも活躍している選手も既に居ます。
そして、国内のクラブチームや、実業団チーム等は、まさに国内TOPクラス。
国内でTOPは勿論、NIPPOの新城選手等は、日本人では別府史之選手の後を継ぐ程の逸材、
と言われていますし、グランツールで活躍する選手の、先物買いをするには、
持って来いな、国内最高峰ステージレースと言えそうです。
ちなみに、チームの監督では、Jスポーツでの放送で、解説で御馴染みの、
栗村修氏や、市川雅敏氏が居たりするので、そう言う意味でも楽しそうですね。

と言う事で、折角、国内最高峰ステージレースの、見所有るレースが、
東京で観れる(しかも総合のゴール)って、凄い事だよなぁ~
と最近思い始め、東京ステージを凄い観に行きたい衝動に駆られています。

東京ステージは、来週の27日(日)です。
日比谷公園南側付近からスタートして、一路品川の大井埠頭へ!
そして大井埠頭で数周回の周回レースをしてゴールです。
大井埠頭の周回コースならば、何回か走る様子が観れるので、
面白そうです。マジ行っちゃおうかな?って思ってます。
それと、初日の大阪ステージは今日開催されたので、今日が開幕ですよ!!


ちなみに、国内最高のレースは、毎年秋に宇都宮で開催される、ワンデーレース、
ジャパンカップですね。
これは1990年に、同地で開催された、ロードの世界選手権を記念して、
92年から、毎年そのコースで行われています。
経緯が経緯だけに、こちらにはUCIプロツアーチームも参加して、
派遣する選手も、かなりレベルが高いです。
(今年のジロ優勝候補の、クネゴや、シモーニ。
若手で優勝大穴の、リッコは、この大会に出場して優勝して居ます。)

ツアーオブジャパンHP

ジロ デ イタリア第5・6・7ステージ

2007年05月20日 16時06分26秒 | サイクルスポーツ
5st
前日、ディルーカがマリアローザを獲得するも、
チームの消耗が激しい為(総合リーダーは、不文律として、プロトン先頭を牽かなければいけない)
一旦ジャージを明け渡したい意向で、逃げを容認して積極的には集団を牽引しなかった。
が、結局スプリンターを擁するチームの頑張りも有り、結局逃げを吸収して、
平坦では通常のスプリント勝負へ。
結局ゴール前の位置取りの運の良さも有り、ゲロルシュタイナーのフォルスターが優勝した。
リクイ瓦斯は、ちゃっかり(と言うか難なく)プロトン内でのゴールをした為、
マリアローザに変動は無かった。

6st
このステージは軽度の山岳ステージ。まだ山岳ポイントは誰も大きくは積み重ねて居ない為、
このステージの山岳を全てゲットすれば、一気に山岳ジャージ”マリアヴェルデ”を獲得出来る。
この状況に頑張ったのが、コンチネンタルプロチーム(Jリーグで言うとJ2)の
チェラミカ・パナリア所属のマリア・ラベルデ。
初め5人で逃げ集団を形成して居たが、山岳を率先して獲得して言ったので、この集団では、
山岳はラベルデに獲らせよう。と言う雰囲気に成っていく。
普通ならば、最終山岳の手前程で、プロトンに捕まってしまう位のタイム差だったが、
リクイ瓦斯は、序盤でのマリアローザに固執して居ないので、三味線を弾いた感じで、
逃げに追いつかない。
山岳と言う事も有り、スプリンターを擁するチームも、率先しては牽きたがらない。
この状況で、逃げ集団からの勝者輩出が決定的と成り、この5人の中から、
更にラベルデと、Tモバイルのビノッティー残り3人を引き離し、
このビノッティーは。この時の時点でバーチャルリーダーなので、出来る限り早い時間でゴールをしたい、
と言う思惑が働くので、ビノッティーの最後の山岳ポイントも積極的に協力し、
ゴールまでの区間までも、変わらず協調体制を続け、最後ゴール直前スプリント勝負か!?
と言う瞬間に、ビノッティーが、「今まで俺のマリアローザ獲得への強力ありがとさん」
と言わんばかりに、ポンっとラベルデの肩を叩き、ラベルデはステージ優勝もプレゼントされた事を知る。
これで、ステージ優勝はラベルデ!
そして彼はこの日の山岳ポイントを全て一位で通過したので、山岳賞のマリアヴェルデも獲得した。
そしてビノッティーは、見事マリアローザを、ディルーカから譲られた格好と成った。
また5人で逃げた内の3人も、数分遅れでゴールしたので、この中で1分遅れでゴールした、
クイックステップのシュワブは、新人賞ジャージ”マリアビアンカ”を獲得する等、
ポイント賞のマリアチクラミーノ以外は、全てのジャージ所持者の変動が有ったステージと成った。

7st
このステージは、典型的平坦ステージの為、総合順位に変動は無し。
変わったところと言えば、このコースの最終版は、レースのサーキットを周回する。と言う事だ。
なので迫力有るスプリント勝負を見る事が出来た。
勝者は、先日、復活の狼煙を上げたペタッキが見事再優勝!

ジロ デ イタリア第4ステージ

2007年05月17日 18時46分09秒 | サイクルスポーツ
このステージから、本土の長靴に上陸です。
コースは、ナポリの近くをスタートして、
世界遺産のポンペイ遺跡をかすめる様に通って、
山頂ゴールはチマコッピ(大会最高標高の峠を、伝説のイタリア人山岳ロードレーサー
”チマコッピ”にちなんでこう呼びます。)の山頂ゴール!

平坦区間で途中雨が降って来て、路面が不安定に
(アスファルト上の埃や油が、雨で浮くので、降り始めが一番危険)
走り屋の世界でも常識なこの状態に、自転車が滑って、
ちょっとしたカーブでも落車が続出!ツルッツルです!
この影響で、先頭で集団を引っ張る、シモーニでこのステージを多分狙ってる
サウニエルは、今までの引きが嘘の様に安全運転。
カーブの時の、”ソロー…っ”って感じの走りに思わず笑っちゃいましたが、
そんな安全運転に業を煮やした他チームが、サウニエルの前に飛び出して来たのですが、
これにはサウニエルが、「俺たちは皆の安全を考えてこう言う走りしてるんだ!
危ないから後ろ下がってろ!」とでも言ってる様に、
後ろに下がる様にジェスチャー。
そんな事お構い無しに、ドンドンとチームが上がって来たのだが…

そして遂には、何でも無い直線で、集団が一気に大転倒!?
これはドカドカドカッって感じの、ドミノ倒し落車とか言うレベルでは無く、
路面いっぱいに広がった集団が、一気にドサッって感じで倒れた。

もうかれこれ20年位(コンスタントじゃないけど)ロードレースを見てるけど、
此処まで凄まじい、と言うか、印象深い大落車は初めて見ました。
以前、保険会社のCMで、集団内で、カメラにポーズを取ってる選手が扱けて、
大落車する映像が有ったけど、あれと同じ位のインパクトが有りました。
この落車で、有力所の選手も何人か巻き込まれて居ました。
ベッティーニ等も、胴体をやられたらしく、痛々しく、集団に復帰するのにも難儀する位でした。
中には、足が有り得ない位膨れ上がっちゃってる選手とかも居るし…
前の方で、落車を免れた選手では、バイクカメラに向かって、後ろを指差し
いかりや長介バリに、「駄目だコリャー」のジェスチャーでおどける選手も出る始末。
とにかく凄い落車でした。

この落車の影響で、プロトンは後ろの集団が合流するまでは半ば待つ様な走りに。
(サッカーの怪我人が出ての出し貰ったボールは、相手に返す。みたいな、紳士マナーの様なもの)
この足止めで、先行の逃げ集団とは6分以上の差が開く事と成った。

しかし、山岳に入ると一気に追い付き、総合を狙う有力所が集団前方を固めて、
山岳スプリントに備える。
此処で、リクイ瓦斯は有力アシスト勢にディルーガが守られ、列車を形成。
これでディルーカは体力を温存する事が出来、
最後の頂上で一気にスパート!
チーム戦術の完璧さも手伝い、見事なステージ優勝を遂げた。

これで、名実共に、ディルーカがマリアローザとして君臨する事に成る。

有力所では、クネゴが同タイムでゴールして後を追い、
注目のシモーニは千切れ、逆にサウニエルの若手一番の、リッコが入賞した、
と言うのが、2004年の、シモーニとクネゴの確執の再現っぽくてワクワクします。
サボルデッリも千切れたのは残念ですね。もしかしたら落車に巻き込まれた可能性も有りますね。

落車と言えばベッティーニ。
今日は超級山岳では有るのですが、斜度は激坂と言う訳では無いので、
ユルユルダラダラだったのです。
ですからオールラウンダーな彼にもステージを狙う目も有ったのですが、
やはり激痛に耐えられず、ゴール数キロ手前で、後方に下がってしまったのは残念でした。

ジロ第3ステージ ペタ吉に感動!

2007年05月15日 02時24分56秒 | サイクルスポーツ
今日は平坦ステージで、プロトン(メイン集団)に居るスプリンターが絶対有利か!?
と思われたが、5人のエスケープから、途中スプリントポイントのアタックを掛けると見せ掛けて、
へばって来た3人を淘汰するように、ティンコフとクイックステップの2人が抜け出し、
中々良い逃げを見せた。
ティンコフはミハイル・イグナチョフ。
クイックステップはジョバンニ・ヴィスコンティー。

コース断面図だけ見ると、後半は完全な平坦ステージに見えたが、
実際に走っている映像を見ると、かなりのアップダウンの激しいコースに、
プロトンは中々エスケープ2人に追いつけない。
残りの距離と、タイム差から計算するに、筆者的にはこのエスケープは逃げ切れるのではないか?
と思ったのだが、残り15キロ辺りで、明らかにエスケープ2人は、協調を崩して牽制を始めてしまい、
一気にプロトンとのタイム差を失っていった。

筆者的には、イグナチョフの走りは素晴らしく、ヴィスコンティーは彼のペースに合わせてローテーションをするのがやっと、
と言う感じに思えたので、ヴィスコンティーが牽制を始めた地点で、
ロングスプリントを掛ける作戦の方が良かったんじゃないかな?
と思いましたが、それは後の祭り。

 そしてスプリンターの争いに成るが、昨日に引き続き、
ミルラムがアレサンドロ・ペタッキの為にトレインを形成するも、
ベッティーニ擁するクイックステップがトザットにロングスプリントを仕掛けさせて撹乱。
この逃げは直ぐに吸収されてしまうのだが、これでプロトンの陣形は完全に崩壊してカオス状態。
この撹乱戦法で、ゴール1km前では、ミルラムトレインは完全に崩壊して、
ペタッキは裸同然で大ピンチ!

 しかし結果は、独力でスプリントを制した、アレサンドロ・ペタッキ(ペタ吉)が見事優勝!
嘗てはジロ1大会(21ステージ有る)で9勝と言う驚異の強さで、
イタリアのスプリント王として君臨したが、近年スタンプで中々結果が出ずに悩んで居た様子。
昨年のヴェルタ等では、スプリント勝負に負けて、悔しさの余りレース後チームバスに八つ当たりパンチをして、
逆にその腕を骨折してリタイヤ。
と言う、何ともトホホな事までする位だった(その時は不謹慎だけど、馬鹿さ加減に爆笑しちゃったけどね)。

しかし、今回、そのスランプの中、母国での一大レース、ジロで、悲願の復活を遂げ、
本当に嬉しかったのだろう。
ゴール直後には号泣して居たのをみて、こちらもちょっとしんぴりしてしまった。

そんな、ドラマの有ったレースでした。

ちなみにこの日、ゴール地点のカリアリでは、
ゲストにカリアリをセリエBからAに昇格する立役者に成って、
現役の最後をこの街で終えたイタリアの名サッカー選手、
ジャンフランコ・ゾラ氏の姿も見えた。

こう言う光景を見ると、イタリアでの、この大会のステータスの高さが、窺い知れますね。

スプリント王マキュアンの、ジロ2ステージ

2007年05月14日 01時27分23秒 | サイクルスポーツ
画像は、昨日大爆笑した、ディルーカ大激怒画像です。
2chでもやはり祭りに成ってましたね。

さて第二ステージですが、二級山岳があるステージなので、
ピュアスプリンターは脚が残っているのか!?と言うステージでしたが、
結果は、スプリント大王のマキュアンが見事な勝利!
トレインを形成して万全だったペタ吉は、マキュアンやベッティーニにもやられ3位。
ピュアスプリンターでは無いモノの、山岳やスプリント等もそつ無くこなす
ベッティーニが有利か!?と思われましたが、万全のペタ吉には勝てたものの、
マキュアンには一歩及ばず。でした。

総合は、昨日の激怒は(表彰式の時点で、本人がネタにしてた位なので、大事に成らず。)
水に流して、大会ルールの関係で、同タイムの場合は、当該選手の順位の合計が少ない選手がリーダー
と言う事で、利喰い瓦斯のディルーカが、無事マリアローザを獲得です。

明日はサルディーニャ島セクション最終ステージ、カリアリ(エムボマがガンバ大阪から移籍したセリエAのチームが有った街で有名)ゴールです。
平坦なので、今回はピュアスプリンタースレージっぽいですね。

現地のテレビ中継局は、相変わらず残り距離数等の情報を出さないので、ちょっとイラっとさせられました。

ジロは、やはりイタリアのレースを実感!(苦笑)

2007年05月13日 03時14分08秒 | サイクルスポーツ
ジロ第1ステージは、チームタイムトライアル。

夕方~、都民統一志向Jクラブの試合を観たのだが、
会場が地元で、試合が終わるのがジロ開始の1時間以上前なので、
まぁ好きな人との語らいをする等余裕ぶっこいてたら、
時計を見たらスタート4分前!!(滝汗)

そこから友人達と理由を話し申し訳無くもダッシュで別れ、
ジロのレース前から、筆者自身が自宅までの(ママチャリで)個人タイムトライアルをする羽目に…(苦笑)

急いで帰り、何とか5分過ぎに着いてTVを付けると、まだスタートすらしてません。
何だか良く判らないけど、主催者(地元放送局?)の都合で、開始が遅れていると言う事で、
延々とレース自体のプロフィールやら、主な選手の紹介や、全日程のコースプロフ等を紹介して、
何とか(Jスポーツが)取り繕っている様子。
これだったら、急いで帰って来なくても平気だったなぁ~…
と思いつつ、流石はイタリア人(苦笑)とも思った瞬間でした。

 結局レースは当初の開始予定時間の30分以上押してスタート。
(まぁ亀田某の最初のタイトルマッチよりかは待たされなかったけどね)
レースが始まっても、イタリア人イズム爆発!
各チームが5分置きにスタートするんだけど、イタリアのチームや注目してるチームの時以外は、
スタート場面すら映さないし(汗)
Jスポーツとしては、そのスタート場面の映像と共に、所属出場選手やチームの特徴や見所を紹介する時間と想定して居るっぽいけど、
それすらも無く、観てるこっちもチンプンカンプン。
って言うか、1番目にスタートするゲロルシュタイナー(ドイツチーム)から、いきなり割愛にはビビった!
実況のサッシャさんにも、2番目スタートの筈のロットがいきなりスタート準備しているので、
「急遽出走の順番が変更に成っちゃったんですかねぇ~?」とか言わせちゃうし、
途中ゲロ水が走ってる映像が突然出て、やっとちゃんと走ってたのが判明した位。
って言うか、殆どのチームの、スタート場面は映されなかったんじゃないかな?
サッシャさんも、途中から、あ、この放送はスタート映しやがらないな?
と気付いたのか、時計を見ながら映像と関係無く
「えー、只今何時何分に成りましたので、もうどこどこのチームがスタートした時間だと思います。」
って気をつかってくれてたもんな。
酷いチームだと、やっとチーム映像が出たと思ったら、ゴールシーンだった。
って言うチームも何チームか有ったしね(汗)

しかもタイムトライアルなのに、中間タイム計測地点を通過してもタイム出ないから、
途中の地点でこのチームが速いのか遅いのか全く判らないし、
しまいには、そのゴール地点の暫定タイム順位も表示間違いや、順位間違いとか有って、
唖然としちゃいました。

どんだけ~

で、結果はこちら↓

1位 リクイガス        33'38"
2位 アスタナ         33'51"
3位 チームCSC        34'08"
4位 ランプレフォンディタル  34'17"
5位 ディスカバリーチャンネル 34'27"
6位 アックア・エ・サポーネ  34'38"
7位 ティンコフ        34'42"
8位 クレディアグリコル    34'51"
9位 ケスデパーニュ      35'01"
10位 クイックステップ     35'01"
11位 サウニエルドゥバル    35'03"
12位 プレディクトールロット  35'06"
13位 ゲロルシュタイナー    35'10"
14位 ミルラム         35'11"
15位 コフィディス       35'16"
16位 Tモバイル        35'23"
17位 ラボバンク       35'23"
18位 チェラミカパナリア   35'39"
19位 ブイグテレコム     35'45"
20位 アージェードゥーゼル  35'55"
21位 フランセーズデジュー  36'28"
22位 エウスカルテル     36'28"

ディルーカ擁するリクイガス。
サボルデッリ擁するアスタナ。
クネゴを擁するランプレ等、昨日筆者が予測した有力所は軒並み好タイムを出し、
やはり有力所の雌雄を決する様子が観れそうで、楽しみです。

まぁでも、放送に文句ばっかに成りそうだったこのレースも、最後はネタで爆笑な事が有ったので、
ちょっと面白かったよ。

と言うのは、リクイガスにマッサージャーとして所属して居る日本人の中野さんが居るのですが、
この日解説に来ていたレースメカニックの永井さんが、中野さんに電話で様子を伺ったそうで、
それで、リクイガスはレース序盤から、リーダーのディルーカにマリアローザを獲得させて、
ブッチギリ作戦だった様で、この日もゴールは先頭をディルーカに取らせるみたいです。
(TTTでは、チーム単位なので、千切れた人以外のチームメイトはタイムが同タイム扱いだが、
このステージ優勝チームでは、先頭でゴールした選手がマリアローザを獲得する。)
と言う裏話が聞けたのだが、リザルドを見て判るとおり、優勝したチームはリクイガス。
それでその注目のゴールシーンは?と言うと…

ちゃっかりアシストのガスバロットがTOPでゴール(苦笑)
あれ?情報と違うじゃん!と思いつつ、ゴールシーンのスロー映像を見ると、
ディルーカが思いっきり後ろで「おい!てめぇー!先にゴールするんじゃねぇこのやろー!!」
な勢いで、凄い怒ってる映像が映し出されてて大爆笑。
Jスポーツを観ている日本の視聴者は、皆、中野さんGOODJOB!な瞬間でした。

あの怒っている映像。中野さんの裏話を聞いて無いと、ちょっとピンとこないもんね。

そんな感じで、かなり(好い加減な人種で有名な)地元イタリア人放送局に不安は覚えますが、
何とか楽しんで観ようと思います。

ジロ・デ・イタリア2007開幕!

2007年05月12日 15時34分08秒 | サイクルスポーツ
自転車ロードレースの世界三大レース(グランツール)の第一弾。
イタリア一周レースの、ジロ・デ・イタリアが、今日から開幕です。

ツール・ド・フランスが、世界最大の自転車レースならば、
ジロ・デ・イタリアは、世界最高のレース。
と、イタリア人が誇りにして居る程のレースです。

ツールの総合リーダーには黄色いジャージ、マイヨジョーヌが授与される(次のステージで、着てレースをする名誉が与えられる)事で有名ですが、
このジロでは、総合リーダーには、マリアローザと言う、ピンクのジャージが授与(次のステージで、着てレースをする名誉が与えられる)されます。

 これは、ツールが、黄色い紙面の新聞、レキップ紙がレースを始めた事に由来する事に対抗し、
ジロは、ピンクの紙面で有名な、ガゼッタ・デロ・スポルト紙がレースを始めた事に由来します。
(このブログでは、サッカーが好きな人も何人か見て居そうなので、
サッカーファンの間では御馴染みな、ガゼッタのピンクが由来。と言う説明が判り易いかな?と思いました。

 と、在り来たりな講釈を垂れましたが、実は筆者、今回のジロが本格的に観戦するのが初めてです(汗)
言わばジロデビューなのです(苦笑)

 まぁ、それなので、まだ馴染みの無い方にも、一緒に知ってもらおうと思い、
ジロの基本的な薀蓄を書いてみました。

 元々筆者は、自転車競技の熱狂的ファンと言うよりも、
ツール・ド・フランス≒サイクルロードレース的な感覚で見ていた。
それが昨年、現在日本人最強ロードレーサーの別府史之選手が、
日本人は、ツール以外には、全く興味が無く、それ以外のレースで幾ら頑張っても、
それを知る事も無いし、知ろうともしてくれない。なので悲しい。

と言った様な意味(超訳)を言って、嘆いて居たのを見て、
自分も感じる処が有り、考え方を改める事にしたのです。
(サッカーでも、海外サッカーに在らずんば、観る価値のサッカーに在らず。
的なミーハー野郎の言動に憤慨したり、
国内でも、Jリーグに在らずんば、応援する価値も在らず。的な、
偏狭メジャー志向な言動を聞いて、憂えています。
(J目指しチーム注目ファン層の間でも、草津後は、この傾向が顕著だと感じています。))
まぁ、そう言う、サッカー的な憤慨と似た感覚が有ったので、別府選手の気持ちが判る様に成りました。

 それで、ツール以外も観よう!と思ったタイミングで、幸か不幸か、
昨年のドーピング大問題。
 ツールの有力優勝候補の軒並みの出場停止が有り、
 続くグランツール最後の、ヴェルタ・ア・エスパーニャで、
ツールを締め出された何人かの有力選手が出場して、
ツールでの消化不良を、言わば補完する感じの面白いレースを堪能。
と、同時に、ツール以外のレースの面白さも実感して、
完全に、サイクルロードレース全体に、嵌れた切っ掛けに成った。

 それと同時に、UCIプロツールと言うシステムも知り、
年間を通じてチャンピオンを決める。と言う面白さも知り、
同時に、UCIプロツール所属の選手が通年で出場して居るので、
そう言った意味でも、飛躍的に(ツールで御馴染みの選手も、
他のレースでも同じく活躍してたり、逆にツール以外で活躍する名選手も多い)
選手のキャラとか、特徴とかを知る事に成り、更に楽しく成れた。
と言うのが有るので、結果的には、ドーピング問題は良かったのかな?
とか、良い方に考えてみる。
 また、やはりフミ(別府選手)の嘆きには感謝です。

 と言う事で、ツール以外にも注目し始めた筆者ですが、
ツール以外に興味を持つ前から、サイクルロードレース好きな、
サッカー系友人の中では、このジロは楽しみなレースだと言う事を聞いていたので、
改めて興味を持ってからの、このジロには、凄く興味を湧かせられ、
今から凄く楽しみです。

 特に、今年は有力イタリア人レーサーが、調子が良かったり、特徴有る選手が出てきたりで、
もしかすると、ツール・ド・フランスより面白く成るんじゃないかな?
と思っています。

注目の選手は、
ランスの銀河系アシスト集団の、ディスカバリーから、
(多分、イタリア人エースのバッソが移籍して来た影響(イタリアの両雄並び立たず)だろう。)
同じく、カザフの英雄ヴィノクロフの、アシスト銀河系軍団へと、カザフオイルマネーで変貌した
アスタナへ移籍した。パオロ・サボルデッリ。
ダウンヒルには絶対の自信を持ち、ファルコ(隼)の異名をとる。
彼は一昨年、ジロを制して居るし、普段はヴィノクロフの為のチームでも、
このジロだけは、サボルデッリの為のチームにする可能性が高い。
そう考えると、この豪華アシスト陣を擁する彼が、一番強い気がする。

昨年はツールでマイヨブラン(新人賞)を取り、
若くして2004?ジロの総合優勝マリアローザの経験も有る。
ランプレのダミアーノ・クネゴ

昨年、バッソと最後までマリアローザを争った、
サウニエルドゥバルの、ジルベルト・シモーニ。
チーム内には、イタリア人新鋭の、リカルド・リッコ(昨年ジャパンカップ覇者)
も居たりで、面白い。

他には、リクイガスのダニーロ・ディルーカ。(UCIプロツール覇者経験有り)も調子が良さそう。
こちらも、パリ~ニースでも活躍して調子が良いイタリア人、ペリゾッティーが居たり、
ルカ・パオリーニが居るので面白い。

イタリア人ロードレーサーだとこんな所かな?
他の国にも有力レーサーは多く、どちらにしても面白い事に成りそう。

残念なのが、サイクル界での、ランス・アームストロングの後継者と目され、
現在イタリア人ロードレーサー最強と思われ、ランスを継ぐ者として、
ディスカバリーに鳴り物入りで移籍した、イヴァン・バッソが、
昨年のドーピング問題の余波で、ドーピングを認めてしまい、
チーム退団&今期断念で出場をしない事だ。

ただでさえ、今年はイタリア人当たり年なので、上記の有力イタリア人と、
バッソが鎬を削ったら、どんなに面白いジロに成ったのか!?
と思うと、悔やまれて成らないです。


 選手分析はこれくらいで、今年のレースですが、
今年は近代統一イタリアの、統一に貢献したガリバルディーの、
生誕二百年記念と言う事で、彼の所縁のあるサルディーニャ島がスタート。
近代統一イタリアは、サルディーニャ王国が中心と成って成し遂げましたからね。
この島で3ステージをこなし、第4ステージより本土上陸。
イタリア長靴の、脛の下辺り~上陸して、海沿いを一路アルプスのフランス国境付近まで北上。
そこからアルプス山地の国境をなぞる様に東へ向かい、
オーストリア・クロアチア国境方面へ、
そこから国境地点を離れて北部の内地に入って、一路ゴールのミラノへと向かう。
全21ステージ

途中二回の休息日をはさみながら、
チームタイムトライアル1回
山岳個人タイムトライアル1回
個人タイムトライアル1回
で、三週間の戦いを行います。

今日の第1ステージは、チームタイムトライアルです。
楽しみです。皆さんも、良かったら是非、楽しんで下さい。


Jスポーツ サイクルロードページ

フミ、ステージ2位

2007年05月06日 03時40分05秒 | サイクルスポーツ
日本のチャンピオンジャージ保持者の、別府史之選手が、
ツールドロマンディーの第三ステージで、ゴール前のスプリント合戦を演じながらの、
2位入賞!

これでUCIプロツールで、日本人として始めてポイントゲッターと成った。
凄い!!

でもJスポーツは、このレースは中継して無いので、知ったのはネットでの記事でした…
観たかったよぉ~

Jスポーツでは、UCIプロツールでも何レースかは中継が無いレースが有るので、
かなり観たかったけどやってくれない。って言うレースが既に幾つか有った。
(ティレーノ・アドリアティコとか、ヴェルタアバスクとかね。)
Jスポーツさん、来年は是非、UCIプロツールは全レース中継して欲しいです!!