大工の学校 

築き人(きづきびと)を志す、職業能力開発校の徒然日記
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小屋の仮組

2008年01月30日 | 大工の学校生活
 さてさて、CAD検定も無事に終了し、いよいよ模擬家屋の切り込みも佳境となっております。


先週から小屋組を実習上で仮組していますが、下屋部分を残し鼻隠し、破風を取り付けてみました。



和風という事で、破風もすこし反りを取ってみました、大体の基本的ルールはあるけどなかなかしっくりはいきません、最後は
自分の直感を信じるのみです。

さらには、少し材料も小さかったので一見あまり変化がわからないですね~


今回は谷隅木を入れることにしました、さすがに丸鋸で作らないと難しいけど、昔の人はどうやって作ってたのでしょうね。


谷隅の落ち掛かりは、出隅と違って、出中から計るんですよね~、ほとんどが逆になります、例えば配付垂木は入中が基準になったりするし、墨付けもほとんど真逆になるので頭がこんがらがります。


でも仮組してみるとほぼ合っているので一安心、さすがに建っているときにはやり直しは難しいですからね。



実習用ということで、安全面を考慮して、少し緩いけど屋根は四寸こう配で設計しました、すると小屋が二間しか無いので写真の様に沢山丸太や三引き、さらに棟木の下には受け材として五寸角の梁を入れたもんだから、ものすごく窮屈な納まりになっちゃいました。


でも難しい条件の方が勉強にはなった事でしょう。(僕も少しやり過ぎだなと思いました・・・・)



ということで、大体確認して早速解体しました、あしたは柱を削って、塗って、磨いて いよいよ上棟です。



いろいろあったので、結局は上棟式は2月6日の12時から餅撒きとなりました。
ご近所の方は是非お越し下さいね~

おしまい



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2 コメント

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Unknown (あっちゃん)
2008-01-31 01:27:32
お疲れ様です。

そうですよね

谷木はピンときませんね。

今では、もっぱら、隅木と谷木は現場合わせが多いですね。

本当は、地上で合わせておけば良いんでしょうけど中々そうは行かない・・・・

そお言えば、九州地方では、柱はカンナ掛けて、との粉塗って、磨くんですよね~

岡山は、カンナ掛けで、直ぐ紙巻きですね~

所変わればでしょうかね
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あっちゃんへ (TOM-P)
2008-01-31 20:41:03
 そうでなんです、谷木は僕も勉強になりました。

やっぱり実際に作ってみると納まりが良くわかりますね。

柱の様子は後日アップするよていです、お楽しみに~
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