大工の学校 

築き人(きづきびと)を志す、職業能力開発校の徒然日記
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左官の学校’10

2010年11月28日 | 大工の学校生活
さてさて、以前の記事にあった犬小屋DXをつかって行われた左官実習のようすです。

左官の講師は大分県建設学院の講師で、大分中央左官業組合の副会長でもある牧光雄先生です。


早速竹を割るところからです。




竹を組むことを「えつりをかく」と言います。




最近はこのような仕事は少なくなりましたが、竹とわらと土で壁が出来るので、とてもエコですよね。




しかし、手間はやっぱりかかります。でも手間ということはそこに労働=雇用が生まれるわけです。
何でも効率化ではいけません。



でやっと、土壁塗りです。



「せんせ~う○こみたい」ってにおいをかぐ生徒・・・小学生か!



一週間もするとヒビだらけです。
木六竹八塀十郎きろくたけはちへいじゅうろう=木は6月、竹は9月、塀は10月いずれも旧歴が一番良い時期だという、諺?があります、木の伐採木は水を吸い上げる量が少ない10月~2月がベストという説もありますが・・・、竹の9月は虫が入らないということは本当らしいですね、そして壁塗りは空気の乾燥した11月、まさに今がベストということになりますね。




他にも、石膏プラスター




上塗りは漆喰です


モルタル壁



上塗りは、漆喰と珪藻土壁です。



ジョリパッド







などなど、新旧取り混ぜたいろいろな材料を学ぶことが出来ました。

先生ありがとうございました。

おしまい



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