大工の学校 

築き人(きづきびと)を志す、職業能力開発校の徒然日記
mail→tomp1423@gmail.com

二方差し

2006年09月20日 | 大工の学校生活
 さてさて、台風も無事に去り、すっかりいい天気になってきましたね。
本日は「二方差し」を作りました。
                
この仕口は、主に通柱に差す、胴差の納まりに使われます、最近のプレカット住宅などはこの仕事をするときは、短ほぞで柱の面から45mm程度しか入らないので、あまり強度が大きくないですね。さらに地震などで横揺れを受けた場合、通し柱をへし折ったりします。やっぱり手仕事の方が丈夫でいいですね。

             
いよいよ、穴掘りに角のみを使うようになりました、はじめはおっかなびっくりだったけど、だんだん慣れてきて、上手に穴を掘るようになりました。

ところで、表紙の写真は昨年研修旅行で行った末廣神社の一部分です、二方差しで納まってるけど、なんか変?ほぞの位置に注目して見て下さいね。

ついでに納まりが解る人は謎を解き明かすべく考えてくださいね。

おしまい。

最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (あっちゃん)
2006-09-20 22:58:23
んん~

難解な仕口ですね

枡組みの要領かな?

気になって眠れない~

返信する
Unknown (しんちゃんの嫁)
2006-09-21 07:00:55
>納まりの分かる人は考えてくださいね。



しんちゃん棟梁も 「う~ん・・・・」 と頭を抱えておりました。



授業風景の写真には、「なつかしい・・・」と

しばし、若かりし頃の思い出に浸っていたようです。
返信する
コメントありがとうございます (TOM-P)
2006-09-21 09:22:27
**あっちゃんさんへ**

お疲れ様です。他の3カ所はちゃんと納まってるのです。ほぞを後から差し込んだとかは多分してないと思うので、きっと古人からの謎かけでしょうね。



**しんちゃんの嫁さんへ**

こんにちは、授業風景懐かしいですか・・・うれしいですね。

 これからも、よろしくお願いしますね。
返信する
二方差し (大工の花道)
2006-09-21 11:22:37
多分、丸柱に梁が45度の角度で入って来ているのでは無いかと、横の厚手の板に惑わされてアレーと思うのでは?板は各柱を通り丸柱に嵌め込みの形では?さて又、仕事の注文の電話が来たようにあったのですが妻の応対が(もう少しほとぼりを冷ましたほうが良いよ)と話して電話ガチャン何のほとぼりなのか気になってしょうがない、ま、いいか、焼酎飲もうではでは。
返信する
花道さんへ (TOM-P)
2006-09-21 21:06:14
 おかしいなぁ~去年一緒に行ったと思うけど

隅の柱は丸ではございません。



僕は差し口を縦に大きく欠いで、ほぞを合い欠きにして上から落とし込むしかないと思うのです・・・が



多分ハズレでしょうね・・・・



ちなみに今年は、高千穂~竹田を研修旅行に考えております。
返信する

コメントを投稿