測量の学校

　さてさて、左官実習も終わり　いよいよ大工の学校に・・・・
といきたいところですが、今までずっと、突っ走ってきたので今月の残りは小休止というか
ちょっと充電ということで、模型や犬小屋の残りの仕事や、検定に向けた材料の製材、
墨差しの作り方　そして模擬家屋の解体などを予定しました。

１２月は一気に模擬家屋の刻みを行うために、力を蓄えるのもまた必要かと・・・・


ということで、今週は測量を教える事にしました。


レベルと、トランシットの設置から使い方を教え、地縄張り、やり方などを一気に教えてしまいます。


今は、やり方は基礎屋さんが行うところも増えました、ましてやレーザー墨出し機などのお蔭で
やり方をせずに基礎を作るところも増えたのです。


方法はともあれ、正確な基礎を作れれば良い訳ですが、基本という事で遣り方の出し方も教えています。



トランシットは、中々設置が難しく、僕も初めて据えたときは１時間近く（非常に条件の悪いところだったので・・・）
掛かるという（現場の洗礼）を受けちゃいました。


まあそうやって覚えていくのだけどね。

余談ですが、トランシットはヨーロッパではセオドライトと呼び、アメリカではトランシットと言うそうですね。
珍しくそんなどうでも良い事が教科書に載っていて、ちょっと安心しました。


どうでも良い事に結構重要な事があったりして、勉強って言うのは本当に難しい物です。



僕が思うのは学校で勉強する事は全て呼水です、最初の導入部分をしっかり自分の物にし、取捨選択した上で
必要な物をぐんぐん吸い上げていって欲しいのです。
そして、学校を出てから本当の勉強が始まるのです。
（なので「学校で何おしえよったんか！」って怒られても、僕は知りません・・・あしからず）



おしまい。