さてさて、本日は棟上に向けて柱に鉋を掛けてます。
佐伯でも、2月に入り先月までの暖冬とはうって変わり、寒くなってきました。
さすがに雪は降らなかったけど、(・・・・と書いてたら、雪が舞ってきました)
この寒さは絶好の鉋掛け日和になるわけです。
昨年の6月以来、封印してきた仕上げ鉋を取り出し、5月の削ろう会とは違い杉の節の多い一等材を削ってもらいます。
さすがに、研ぎは上達していたけど、裏座の仕込が全くなっちょりませんでした・・・(大分弁)
そうです、節の多い材を削る場合、研ぎはもちろんのこと、いかに裏座を仕込むかに懸かってきます。
なぜなら、節の周りを削ったときに反目(さかめ)と呼ばれる、年輪に反った感じで、木の繊維を引きちぎった様な仕上がりになってしまうのです。(写真の左下みたいな感じね)
それには、先ず木表の場合は、元から末に鉋を掛けることと、鉋の完璧な状態が必要になってくるわけです。
ポイントは、刃の先端同士ぴったり合った状態から、ほんの少し裏座の刃を引くことでしょうか?全くぴったりだとハリセンみたいな削り華しか出ませんね。僕は
「髪の毛の半分の半分くらい裏座をひっこめろ」と言ってます。
いざ削ってみると、さすがに全員とは行かないまでも、大多数の人が節にも負けない上手な仕上がりになっているようですね。
あっそうそう、鴨居などの仕口がきれいにくっつく様に、微妙に柱の真ん中を多く削り、中低く仕上げるのもポイントですぞ。
最近は、桧の化粧集製材など集成材に、薄い短板は張った化粧材を使う現場も増えました、しかし最初はきれいでしょうが、数年もしたら本物とまがい物の差は歴然と出てきます。
うちの学校は鉋に始まり鉋に終わるといっても過言ではありません、鉋を研ぐことによって、木を大事に使う職人の気構えや、材料を見る目や、道具を大事にする心や、精神を集中することなど、色々教えてくれて、本当に大事な道具だと思います。
うちの生徒全員が大工や職人になるわけではありません、でも違う道に進んでも、少しでも鉋が教えてくれたことを、覚えていてほしいなぁ と思いました。 おしまい
佐伯でも、2月に入り先月までの暖冬とはうって変わり、寒くなってきました。
さすがに雪は降らなかったけど、(・・・・と書いてたら、雪が舞ってきました)
この寒さは絶好の鉋掛け日和になるわけです。
昨年の6月以来、封印してきた仕上げ鉋を取り出し、5月の削ろう会とは違い杉の節の多い一等材を削ってもらいます。
さすがに、研ぎは上達していたけど、裏座の仕込が全くなっちょりませんでした・・・(大分弁)
そうです、節の多い材を削る場合、研ぎはもちろんのこと、いかに裏座を仕込むかに懸かってきます。
なぜなら、節の周りを削ったときに反目(さかめ)と呼ばれる、年輪に反った感じで、木の繊維を引きちぎった様な仕上がりになってしまうのです。(写真の左下みたいな感じね)
それには、先ず木表の場合は、元から末に鉋を掛けることと、鉋の完璧な状態が必要になってくるわけです。
ポイントは、刃の先端同士ぴったり合った状態から、ほんの少し裏座の刃を引くことでしょうか?全くぴったりだとハリセンみたいな削り華しか出ませんね。僕は
「髪の毛の半分の半分くらい裏座をひっこめろ」と言ってます。
いざ削ってみると、さすがに全員とは行かないまでも、大多数の人が節にも負けない上手な仕上がりになっているようですね。
あっそうそう、鴨居などの仕口がきれいにくっつく様に、微妙に柱の真ん中を多く削り、中低く仕上げるのもポイントですぞ。
最近は、桧の化粧集製材など集成材に、薄い短板は張った化粧材を使う現場も増えました、しかし最初はきれいでしょうが、数年もしたら本物とまがい物の差は歴然と出てきます。
うちの学校は鉋に始まり鉋に終わるといっても過言ではありません、鉋を研ぐことによって、木を大事に使う職人の気構えや、材料を見る目や、道具を大事にする心や、精神を集中することなど、色々教えてくれて、本当に大事な道具だと思います。
うちの生徒全員が大工や職人になるわけではありません、でも違う道に進んでも、少しでも鉋が教えてくれたことを、覚えていてほしいなぁ と思いました。 おしまい
基本は、薄く広くですよね~
でもまぁ、あんまり出来ちゃうと僕の立場が・・・・
がんばろっと
槍かんなは、僕は使った事あるけど難しいですよね~
努力は嘘をつきませんよね~
すべて自分に跳ね返ってきます。
いい事も、悪い事もですね
未だに、うまく良く日といかないが日があります。
でも生徒さんもうまく節を削っていますね
しいて言うなら、もう少し・・・・かなり刃を下げ気味の方が(刃を出さない)方がいいかな~
いつかは槍鉋やチョウナも教える学校にしてください。(笑)
後になってわかる時が来るはず・・・
何事も忍耐です
ほんと 何事も!