大人の社会見学５「山口林業」編

さてさて、久方ぶりのブログでございます、最近の「大工の学校」は技能検定３級と模擬家屋の上棟に向けての切り込みと、いよいよ最後の追い込みとなってきております。

　今日は、午後より近所というかお隣の山口林業さんへ見学に行きました。
ここは、訓練生の皆さんが日々実習に使用している材料を購入しているところです。

春から、社長さんへお願いしていたんだけど、木材の理解や時間の都合などで折り合いが中々つかなくて、最近やっと見学となったわけであります。
　
　案内は社長の弟さんでもある、専務さんにしていただき、杉や桧を中心に木材が丸太からどのように製材されていく過程を教えていただきました。

ここは、長崎のお祭り「ペーロン」で使われる、木製のカヌーの材料になる、長さ１６ｍの木材を加工することができる全長３３ｍの巨大な台車がある製材機があるそうです。
　


ほかにも、木材の皮むきなどは、高圧の水で剥いていたりして、手で丸太梁の皮むきをしていた生徒なんかは
「ここに、持ってくればいっぱつやん！」なんてことを言ってたりしてました。


さらに、最近の自然素材ブームにのって、天然木のフローリング材や壁材などの機械を使って、加工をする過程も見ることができました。


生徒にとっても、実際に働く場を見ることができて、特に若い訓練生などにはいい経験になったようでした、これを機会に一週間程度、インターンシップで体験実習をしてもらおうかな？考えております。

　杉どころでもある佐伯市だけど、今現在　林業というものは木材の価格の低下や外材に圧され大変だそうです、木材のことをよく理解して、わざわざ外国から木材を買わなくても、すぐそこにこんなにいい材料があるんだから、家を建てる人は地元の材料をつかって、気候・風土に合った家を建ててほしいものですね。

おしまい。