大工の学校 

築き人(きづきびと)を志す、職業能力開発校の徒然日記
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大成功!「しんけん笑って元気」口演会

2007年02月20日 | 大工の学校生活
 さてさて、本日はいよいよしんけん職員運動口演会(注:(口演)落語などの場合は、この字を使います)
の日になります。

何度かこのブログでも取り扱ったけど、
今年度新たに仰せつかった仕事ですが、これは県南部の職員で草の根的に改革をしていこうと、若手職員中心に電話の応対や、身近な業務の改善などを行っている運動です。



 講師は、昨年我が校にも来てくれた佐伯市観光親善大使の矢野大和さんです。
改めて紹介すると、市の職員でありながら、全国に飛び回り口演を行い、故郷佐伯市をアピールして廻るといった、大変特殊な仕事をされている方です。

落語をしているので、話の端々に笑いと感性豊かな表現を織り交ぜ、時には鋭い指摘もされ、本当に面白い話が聞けます。


例えば・・・

「県庁の職員とか役場の人や学校の先生は他の仕事のことを知らんから人から必要されなくなる、だんだんボケてくる、肩書きが必要か、その仕事が必要か、後でわかる。退職してから、肩書きなんて必要しない、退職してボケルのは公務員に多い、「チホウ公務員」って言うてな(爆笑)。」

てな具合です。


 我が職場代表としてしんけん職員運動に参加している僕は、昨年矢野大和さんの本を読み、「是非県職員に、この人の口演を聞いてもらいたい」と思い企画しました。

当然、彼のことを知らない人もいるわけで、ましてや有名人とはいえ佐伯市の一職員です、市の職員が県の職員に対し講演することは、特に年配の職員にとって、面白くは無いことでしょう。

そのせいか当初、参加者を募っても2,30人しか人が集まらない状況でやっぱり公務員はだめね~企画倒れか?と思いました。
 
 そんな中、僕の相棒として今年新採用の女性職員が手を上げてくれて、場所・大和さんとのアポまで全部行ってくれて本当に大助かりで、他にも土木や林業の担当の若手職員のみんなが手伝ってくれました。
 

 正直僕自身、企画はしたけど実働は何一つやってない状態で、非常に申し訳ないと思いながらも、僕なんかより、みんなのほうがこれからの行政に対し先頭に立っていくことが多いと思うし、いい経験になるでしょう。と自分に優しい僕は心で言い訳をしました。

 先方(大和さん)にしても、若い女性から連絡があったほうが良いに決まってます!(力説) 


そんなこんなで、作業を見守っていくと、次第に皆さん積極的に協力してくれて、各所属長(結構えらい人)までもが参加を呼びかけてくれたおかげで、最終的に参加者が100人近く集まることになりました。



県職員もまだまだ捨てたものではありませんね~


僕も何もしないと悪いので、不得意ながらも司会をかみかみながらも務め何とか言い出しっぺの役目を果たせたかな?と思います。

3:30から始まった矢野さんの話は、やっぱり何度聞いても面白く、小気味良い公務員の辛口なコメントや、理想の公務員とは?などや今後の佐伯市のことなど面白い提案もあり、大爆笑の中であっという間の一時間が過ぎ、口演が終わりました。

その後「たいわ集会」と名づけた若手職員との意見交換会にも多数の方が、参加して、大変充実した話し合いが行われ、それこそ想像以上の大成功に終わりました。
初めてのことなので、本当は少し胃が痛くもなったけど(小心者ですから・・・)
よかったなぁ~と思いました。


この話を聞きつけ、県庁の総務部・行政改革班の方も見に来て「佐伯はすごいですね~」とお褒めの言葉、「お前か!こんなこと押し付けやがって!」と首を絞めそうになりましたが、僕ももうすぐ一児のパパ、大人にならねばと思い勘弁してやりました。

これで一応僕の役目は終わりです、一度レールに乗せればすこしの力で前に進むと思うので、
目先の仕事を休めて、今後も佐伯の歴史を学んだり(戦艦大和の最後の寄港地なのだ)佐伯市長や矢野大和さんを生んだ小平前宇目町町長と行政を考えたり。

さらにはスポーツクラブ(大分にはサッカー・バスケ・バレーのプロチームがあるのだ!)等などの方との地域発展のための交流などアイディアはいくらでもあります。

でもこれを形にするのは、これからの行政を担う人だと僕は思うのです。
いつまでも横道に逸れるわけにはいきません。それこそ「しんけん」に本業を全うしないといけませんね。出来ることならば、いつまでも大工の学校の先生をさせてもらいたいのです。


 県職員にもやっぱり、ゆとりや遊び心は必要だと思います。まじめ過ぎるので反動で変な事件を一部の不心得ものが行い、信頼が薄れていくのだと思います。

 

 大和さんの話を通じ、20代30代の方が仕事を楽しみ、これから県民の本当のためになる仕事を考えてくれると確信しました。

 最近の若い人の希望の仕事に「公務員」ってあるけど、公務員といっても、魚の研究だったり、密漁取り締まったり、国体の世話をしたり、土木・福祉・他にも事務だけではなくいろいろな仕事があります。

僕の夢は公務員になることです!
これではイケマセン 

自分の人生の為にはこの仕事をしたい!それがたまたま公務員だった

っならないと、公務員になった瞬間に夢が叶い、その後の仕事に何のやりがいも無いような人もいると思います。

与えられた仕事は責任を持ってやり抜く、小さな力でも地域の役に立つことを信じて公務に勤しんでもらいたいものです。

そしたら、公務員バッシングなんて風潮は少しずつ減っていくのになぁと思いました。

おしまい






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4 コメント

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そのとうりだわ!!(^^)!! (8943)
2007-02-21 16:27:12
いつもながらご苦労様です。
8942の子守の間にこんなお仕事もしていたのですね。
無事盛況に終わって何よりです。

公務員もさまざまですが、人の振る舞いを考えれば
今何をなすべきか??ってわかると思います。
若い人たにも大いに頑張っていただき、
それを応援する風が各職場に起こると
新しい事もやりやすいですね。
それには、今いるところで「しらしんけん」に
仕事をすることかしら
返信する
いえいえいえ (TOM-P)
2007-02-21 23:38:00
先生のおかげですよ!
僕がこうして自由に動けるのも。

確かに実習も、もっと積極的に教えたいけど、今年は原点回帰なので、サポートに廻ってます。
 久々のペアなので、考えの摺り合わせを再確認中の年ですね~

とはいえ、殆ど考えは一緒なので大丈夫ですよ。
これからもよろしくお願いします。


返信する
当日参加して (FUN!)
2007-02-25 02:11:03
 はじめまして。隠れファンです。
 準備から当日の仕切りまで、お疲れさまでした。

 大和さんの会、とても楽しかったし、良い刺激に
なったです。
 ご本人、少し緊張されていたかな?

 こうした活動ってのは、これまでのお役所仕事とは
違った取組で、担当するのは大変でしょう。

 でもそうした活動が「負担」から「癖」になり、
またその活動をみんなで支え、一緒に盛り上げる
ことができれば、素晴らしい仕事のできる組織に
なると思います。

 そこに至るキーワードは「継続」と「楽しさ」で
あるというのを、当日の口演から学びました。

 そして、そのために自分も何か頑張らねば。
 そう思いました。
 本当に楽しく勉強できました。ありがとう。

 これからも期待しています
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FUN!さんへ (TOM-P)
2007-02-25 09:33:07
 コメントありがとうございます。
 
 初めまして、どなたかな?とお世話になったさまざまな方の顔を思い出しながら考えております。
 これまた嬉しいひと時ですけどね。


 ご参加ありがとうございました。チキンなもので緊張や胃痛・知らない人の視線に耐えながら、勤めさせていただきました。感謝 感謝なのです!

しかし、大変ながらも充実した時間を過ごす事が出来ました。ホント癖になりそうなのもワカリマス。


訓練校の指導員も、もっと沢山の仲間と知り合い、お互いの持っているものを駆使して、世の中に役に立てなければ、税金を払っている方達に申し訳が無いですよね。

「大工の学校」も もっと外に出て役に立ちたいと思ってます。
昔は公民館を作ったりしたこともあったそうです。
いまはせっかく作った、模擬家屋も人が住むことなく解体してしまいます。

 今年も、佐伯コスモタウンの出店の際に協力できないか?と言うオファーもいただきました。

時期的な問題や、さまざまな事情で断念せざるを得ませんでした。


今後は、訓練校の改革です!出すぎた杭は打たれない!既成事実を作ってやる~(このブログもそうですけどね・・・)ほどほどにですけどね。


労働は最大の社会貢献です、社会の血流です、そのお手伝いを出来る事に、最高の喜びと誇りがあります。

いつか、訓練校が必要なくなる社会が出来るのが理想です、職業訓練は民間でキチンとやるのがベストだと思います。

僕としては、その次はフィジーで木工加工機械の指導員として行くのが夢なのです。(先日回覧文書で募集してました・・・)
体格、顔の濃さ、そしてラグビースタイルまでフィジアンな僕、あとはコミニュケーションだけでしょう!

先ずは駅前留学から始めるか~

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