大工の学校 

築き人(きづきびと)を志す、職業能力開発校の徒然日記
mail→tomp1423@gmail.com

鑿砥ぎ

2007年05月09日 | 大工の学校生活
 さてさて、無事に5月病に掛かることもなく元気に訓練再開となりました大工の学校は
、今週からいよいよ砥ぎとなりました。

大工の学校で使用する砥石はキング1000番とスエヒロ8000番を使用します、
これだけでも結構なお値段だけど、天然砥石だったら30万とかもあるんだよ、
と教えたらこれまたビックリ!価値観が違うんでしょうね~


 さて本題、鑿の砥ぎはなんといっても、両端の耳と呼ばれる部分でしょう、この角がピンと立つように砥がなければいけません。
他にも、シノギも出来るだけ真直ぐに、刃返りが起こるまで何度も砥いでいました。


どうしても、真ん中が高くなる生徒がいたり、片刃になったりして四苦八苦していました
さらに姿勢なんかも大変みたいできつそうだったけど、
「先生~今日残っていい?」とか聞いてきたりする訓練生も出てきて、こちらとしてはうれしい申し出です。

気忙しい世の中、一点に集中すること自体が少なくなった昨今、座禅をするような気持ちになるので僕も研ぎが好きなのです、(ただし誰もいないところで一人でこそこそとね)


刃物もきちんと研ぐことも大事だけど、職人としての心構えを研ぎ澄まして行く姿勢がもっと大事ですよね。そんなことを刃物自身が教えてくれる気がします。


来週からいよいよ鉋(カンナ)になります、これよりもっと難しいぞ~
おしまい


最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (あっちゃん)
2007-05-09 21:50:01
砥ぎには本当に精神安定剤的役割がある様な気がします。

無心になるって言うか、落ち着く感じがあるって言うか、うまく言えませんが、イライラした時に心を一番落ち着かせる方法の一つになっていますね~

もちろん、夜の誰もいない時間での事ですがね。

でも、砥ぎは、その時の心構えがダイレクトに出て来るような気がしますね
返信する
あっちゃんへ (TOM-P)
2007-05-10 08:45:54
お疲れ様です

そうそうそうそう!
解りますよ~その気持ちです、嬉しいなぁ そうなんですよね、

そういう手段を一つでも持っているというのは、得した気分になるのです。

多分、年配の方が写経とかするのもそうなんでしょうね。

でもまだまだ、修行中「研ぎ一生」ですね。

返信する
Unknown (しんちゃんの嫁)
2007-05-10 12:45:23
いいですね~。
本当に大工さんが道具を研いでいる姿って
こちらまで厳かな気分にしてくれます。

そういえばしんちゃん棟梁も私や子供達がいると
研ぎはしませんね。

やっぱりあっちゃんやTOM-Pさんと一緒で
一人で集中しながらすることがいいようです。


生徒さんたちが並んで一生懸命研ぎをしている姿に
またまた なんだか ウルウルのおばちゃんでした。
返信する
初節句 (ゆかりこ)
2007-05-10 15:35:31
うちの仁クン 初節句で 家の前の畑には のぼりが1本と鯉のぼりが10匹ほど泳いでます。

今年はまだ何にもわかってないですが…来年は「タイタイ!」とかって喜んでくれるのかなぁ(^-^)

もうすぐ 二ヶ月 すっかり 人間らしくなり 表情も豊かで 声をあげて笑ったりもするようになりました。 体重も5㎏近くなり 重くて 最近 足腰にきてます(^^;) (この痛みは2年前の地獄の鉋研ぎ以来かも)

紗菜チャンはどうですか?

nabeチャンパパは昨日 棟上げでした。 お祝儀とお神酒 お弁当 餅(大きい)を頂いたので 仁の回りに置いて写真撮りました。

ユカリコママは昨日 義母に仁クンを預けて 銀行に行き 仁 名義の通帳を作りました。 んで 帰ったら 義母と仁は 近くに散歩に出かけて 桜の木の下で 四つ葉のクローバーを見つけてました(^^)v

ナベ家の幸せな近況報告でした (^^)/~~
返信する
しんちゃんの嫁さんへ (TOM-P)
2007-05-10 16:50:16

お疲れ様です、研ぎは本当に心を磨いてくれますね~

実際の研ぎは、自転車に乗るのと一緒で、いきなり悟るときがあるんですよね~

その、閃きを導きたいですね。
返信する
Unknown (ゆかりこさんへ)
2007-05-10 16:55:40
お久しぶりです。
お幸せアンド、お元気そうですね。

子供には不思議なパワーがあるみたいですね。
笑顔一つで疲れも何もかも、吹っ飛ばしてくれますね~

初めての事ばかりで大変だけど、喜びが大きいこと、大きい事。ちなみにウチも今日ぐらい5kg突破かな?

太るのが喜びになるのがいつまでなのかな~

つくづく、それだけはお父さんに似ないで欲しいと思いました。


返信する

コメントを投稿