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東北本線,東海道本線沿線 全線全駅歩き旅のブログ

旧東北本線と田沢湖線,花輪線,釜石線,八戸線,山田線、北上線、東海道本線、奈良線、大船渡線沿線歩き旅の記録。

東北本線全駅歩き旅 43日目 土呂駅 => 大宮駅

2014年05月18日 | 東北本線 宇都宮駅ー東京駅
43日目 2014年4月18日 土呂駅 => 大宮駅 約3.7Km

土呂駅では写真を撮っただけで次の大宮駅へと向かう。
運行本数の多い路線なのに意外に思えるほど踏切が多い。



次々に電車が来るので踏切が開いている時間は短い。
踏切が開いたので渡ろうとすると、すぐにカンカンと列車が来るぞという鉦が鳴るほどだ。
東京など大都市で踏切事故がときどき起こるのも肯ける。

駅から程近いところに面白い建物があった。



コンクリート造りだが壁になにやら模様のようなものが、、、
近くに行ってみると、イソップ童話がタイルで描いてあるのだった。



道路側の壁には「BOOK」の文字。



書店か、それとも出版社なのか?
だが、洗濯物が干してあったからこれはアパートに違いない。



さらに進むと「大宮盆栽美術館」というのがあった。



私は盆栽にはまったく興味が無い。



だから外観の写真を撮るだけにした。
ちらと入り口を見ると外人客が数人見えた。
盆栽は西洋でも「BONSAI」として通じると聞いたことがある。
街灯を見ると「ようこそ盆栽のまちへ」とあるではないか。



興味が無かったからとはいえ、私はさいたま市が盆栽の町であることを始めて知った。
このマンホールには盆栽は描かれていないが、、、





別のマンホールにはしっかりと盆栽が描かれているのだった。



その付近は「盆栽町」という名称なのだった。
外国人が数人、盆栽園を見るためだろうか案内図を見てから歩いていった。



と、神社の入り口に「盆栽村」と彫られた馬繫ぎ石があった。



後日調べてみると大正時代に東京の盆栽業者がここに移り住んだとのことである。
この神社の注連縄は“干し大根タイプ”だが、尻尾の部分のふさふさが特徴的だ。



落ちついた高級住宅街の雰囲気を感じさせる、盆栽町の通り。



こんどは“漫画会館”を発見。



入場無料ということなので入ってみる。



明治から昭和に掛けての漫画家「北澤楽天」という人の記念館だそうだ。
うーん、ちっとも知らなかった。



あちこち見たり写真を撮ったりしているからさっぱり前へ進まない。
雨はほぼ止んでいるが、ときおりザーッと降ってくる。

大宮公園の方向を目指して進む。





踏切があったがこれは東北本線ではなく東武鉄道だ。



北大宮駅前を通過、この駅は東武鉄道の駅なのでスルーだが写真だけは撮る。



いよいよ大宮駅が目の前だ、駅近くのアーケード街を抜けて行くと、



駅前に到着だ。



足元の消防用マンホールはサッカーボールのデザインだ。



また雨が降ってきた、あわてて傘を出す。
大宮駅に着いた。まだ時刻は午後1時半だが雨模様なので薄暗い。





大宮駅はさすがに大きい駅だった。





東北新幹線が盛岡まで開通してから3年ほどはこの駅が新幹線の始発駅だったので、東京への出張の際は大宮駅で乗り換えをしたものだ。
乗り換えるだけの駅だから駅の外へ出ることはなかった。



駅の外観をみるのは今回が初めてである。



気温は17度。昨日から一気に10度近くも気温が下がってしまった。



東北本線全線全駅歩き旅 43日目 東大宮駅 => 土呂駅

2014年05月17日 | 東北本線 宇都宮駅ー東京駅
43日目 2014年4月18日 東大宮駅 =>土呂駅  約2Km

駅の中でほっと一息入れる。

外の様子を見ると雨は小止みになってきている
これなら次の駅まで歩いていけそうだ。

東大宮駅前の歩道のポールには桜が描かれていてちゃんとピンク色に塗ってある。



歩道にあるマンホール?の蓋にも桜の絵。



西口へ行ってみるとトラックから新幹線を下ろす作業をしていた。



なにかのキャンペーンに使うための模型らしい、たぶん発泡スチロール製だと思うがこれだけ大きいと迫力がある。



時刻はまだ12時前だが朝食をサンドイッチだけで簡単に済ませたのでお腹がすいた。
無性にカレーが食べたい。だが駅前にCoCo壱番屋が見当たらない。
どの町へ行っても同じチェーン店ばかりだと文句を言っていたくせに、いざ食べるとなると安い安心のチェーン店で食べようとする。
ずいぶん勝手なものである。

駅前にあった“なか卯”に入ってカツカレーを注文する。





やはり安い早いというのは重要なポイントだ。

これも駅前にあったマンホールの蓋だが、これも桜のデザインだ。





東大宮駅を後にして歩き出す。

線路に沿って歩く。







途中の川沿いの菜の花が見事だった。





川の両岸が見渡す限り菜の花で埋め尽くされているのだ。



土呂駅のすぐ北には33キロ500メートルのキロポスト。



どうみても今日中に東京駅に到達するのは無理である。



東大宮駅から20分ほど歩くと土呂駅に着いてしまった。







土呂駅前にもしっかりと像があった。



だが地方の駅のモニュメントというか記念碑というようなものに比べると小さいものだ。
地方では鉄道の駅を造ることは大事業なので記念碑的なものを造りたくなる。
だが都会では駅は“あるのが当たり前”なものだから、わざわざ大きな記念碑を造ることはないのだろう。



東北本線全線全駅歩き旅 43日目 蓮田駅 => 東大宮駅

2014年05月16日 | 東北本線 宇都宮駅ー東京駅
43日目 2014年4月18日 蓮田駅 => 東大宮駅 約5Km

このCoCo壱番屋が開いていれば迷わず入店したのだが、、残念。



蓮田駅を後にしていくと



大波踏切というのがあった。





海からずいぶんと離れているのに「大波」とはこれいかに。

道は線路とほぼ平行して走っているが途中に大きな用水路がある。
その用水路を迂回するように進むのだが、ここでもGPSが無ければ迷うところだった。
いったん小止みになった雨だがまた強く降ってきた。
カメラをしっかりとしまいこむ。

風も強くてディパックと下半身は雨に濡れてしまい寒い。

濡れたところへ風が吹くと気化熱で体温を急激に奪われる。
町中を歩いているから良いのだけれど、登山などでは夏でも低体温症で死亡することもあるという。
どこかで雨宿りしたいが適当な店や食堂が見当たらない。
とにかく歩き続けるしかない。
「ああ、ポンチョがあればよかったのに」と思う。
傘を差して歩けば片手は使えない、長時間の歩き旅で傘を持ち続けるのは結構つらい。

雨は降ったり止んだりしている。
田んぼの中の道を行く。





やっと東大宮バイパスへと出た。



もうすこし頑張れば駅に出るはずだ。

また雨脚が強くなってきた。

住宅地の中を進んでいくと無人コインランドリーがあった。
雨を避けるために店内へ入り、濡れたウィンドブレーカーを脱ぐ。
出来ることならこのコインランドリーでジーパンも脱いで洗濯乾燥をしてしまいたい。
だが店内には着替えする場所があるはずもない。
こんなところでパンツ一枚でいるところを見られたら大変だ。
雨の降り方が少し弱まったところでまた歩き出す。

片手で傘を持ちながらマンホールの蓋を見つけては写真を撮る。







おお!やっと東大宮駅方面の案内が現れた。



東大宮駅に到着、やれやれ雨の中歩くのはしんどいなあ。





まだ時刻は11時前だ。





東北本線全線全駅歩き旅 43日目 白岡駅 => 蓮田駅

2014年05月15日 | 東北本線 宇都宮駅ー東京駅
43日目 2014年4月18日 白岡駅 => 蓮田駅 約5Km

天気予報どおりの雨降りの朝である。

外を見ると音を立てて降っているので「今日は休みにしようかなあ」と少し悩む。
だが今日はホテルをチェックアウトしなければならないし、できるだけ距離を稼いでおきたい。
なによりも一泊するごとにお金が掛かるのがしんどい。
そんなに費用を惜しむなら旅をしなければいいのにと思う面もあるが、旅に出ることは私の楽しみなのだ。

「身体が元気なうちは生活に支障の範囲で旅行に出かける」と勝手に決めている。
どうせあと数年もすれば身体が弱り旅行どころではなくなる、私はそんな年齢に差し掛かっている。
また「いかに費用を掛けずに旅をするか」という旅の計画を考え実践するのも楽しみである。

私だって贅沢な旅をしたいのだが、お金が無いのだから出来ないのだ。
そのかわり時間はたっぷりとあるので、このような歩き旅に出ているのである。

インターネット上には「歩き旅」「徒歩旅行」「野宿」を楽しんでいる人の情報が溢れているが、それらの人のうちかなりの数の人が定年後に旅を楽しんでいるひとたちである。

ぐずぐずしていては始まらない、意を決して出かけることにする。

チェックアウトは部屋の鍵を管理人室の前に置かれている小箱に入れるだけだ。
つくづく日本は安全な国なのだと思う。
「客が部屋の備品を持ち逃げするかもしれない」などとは考えずに済む文化なのである。

雨の降りしきる道へと踏み出す。
強雨ではないが冷たい雨なので思わず首をすくめる。
傘は小型の折りたたみ式なので頭は濡れないが、背負ったディパックとジーパンの膝から下がたちまち濡れてしまう。



小山駅までは数分の距離だから良いが、この雨の中を一日中歩くと思うと憂鬱だ。

朝食は白岡駅へと向かう電車内でサンドイッチをほおばっただけである。





午前7時45分、白岡駅に到着。



さいわい雨は小降りになっている。
駅から続く旧道らしい歩道の無い狭い道を歩いて南を目指す。



すこし行くと民家の壁に埋め込まれるようにしてお地蔵様?があった。



道行く人の道中の安全を願うものだろうか。



交通量が増え道路の拡張に伴い居場所が無くなってしまったように見える。

さらに進むと小さな神社があった。
ここの鳥居の注連縄は細縄を渡しただけの簡単なものだった。



本殿の正面の注連縄は中央部を持ち上げるような形にしているのが面白い。



マンホールの蓋には「市の木 はなみずき」とある。



いったい市の名前はなんだろうと地図をみると蓮田市であった。



さらに進むと真っ赤な鳥居を発見。





「久伊豆大明神」とある。
ここの鳥居の注連縄はこんな形だ。





私はこの注連縄の形を勝手に「干し大根タイプしめなわ」と呼ぶことにした。
晩秋のころ農家の軒先で見る干し大根に形が似ているからである。

さらに進むと「庚申塔」というのがあった。



村の境界に建てることもあったという、脇には黒濱村と書いてある。

駅へと続く道はハナミズキが満開だった。





ちなみにこのブログを書いている5月中旬には岩手県盛岡市でハナミズキが満開である。

花について無知な私がこの花がハナミズキだと知ったのはこのマンホールのおかげである。



雨は傘を差さなくてもよいほどの小雨となった。

蓮田駅に到着だ。



例にもれず駅前には石造りのモニュメントがある。



無人駅ではこのようなものはまず見かけないがある程度の大きさの駅には必ずある。



時刻は9時25分である。



東口駅前にはコンビニ、ファストフード店が並んでいる。
CoCo壱番屋の看板を見たら無性にカレーが食べたくなった。
だがCoCo壱番屋はまだ開店前だった。





東北本線全線全駅歩き旅 42日目 新白岡駅 => 白岡駅

2014年05月14日 | 東北本線 宇都宮駅ー東京駅
42日目  2014年4月17日 新白岡駅 => 白岡駅 約2.6Km

次の白岡駅までも2.6キロと短い距離なので駅の写真を撮っただけで歩き続ける。





この区間もほぼ線路と平行して道があるので迷う心配はない。







マンホールには「SHIRAOKA OSUI」とある。



別のマンホールは「おすい」の文字は読み取れるが地名と思われる文字は判別できなかった。



すでに午後4時半、陽が傾いてきた。





私が若いころに流行った曲で「遠くに行きたい」というのがある。
永六輔作曲のものだ。
「知らない町を歩いてみたい、どこか遠くへ行きたい」という歌詞だった。
私は“知らない町”を歩いているのだが、どうもあの曲のような感傷になれない。
一度も訪れたことが無い町なのだが、どの町にも同じコンビニやらチェーンのレストランがあり「ああ、違う町に来たんだなあ」というような気持ちにならないのだ。
便利でもあり安心でもあるのだが、便利と安心はロマンに繋がらないのだ。
と考え事をしながら歩いていたら。

午後4時40分に白岡駅に到着。









今日はこの駅までとしよう。



ここまでは天候にも恵まれて順調に歩いてこれた。
足の痛みなど体調不良になることもなかったが油断は禁物だ。
急ぐ旅ではないのだから早めに休んで明日からに備えるのが良いだろう。

白岡駅の西口は下町の雰囲気の残る町並みだった。



駅前には帰宅する高校生が大勢いた。



駅から程近いところには神社、仏閣が多い。



駅前にあったパネルには昔の白岡駅の写真があった。



このような形の駅舎はいまでもところどころに残っている。

そのパネルの下に犬が繋がれていた。



女子高生たちがかわいいと頭をなでていた。
いかにも人懐こそうな犬だった。

小山駅へと戻る。運賃は670円だ。



Suicaで支払えば簡単だがキップを買うことで記録を残したいから買っている。



それにしても安いホテルを選んでも、そこまでの移動に費用がかかるのではお金も時間も無駄である。
歩けるところまで行き、そこの駅前にあるホテルに泊まるのが良いのだけどね。
小山駅に着いてから駅隣のスーパーへ行くとお弁当の割引があった。



今日は迷わずに買ってホテルへ戻る。
夕食としては少々寂しいものがあるがガマンガマン。

テレビで天気予報を見ると、



明日は雨とのことである。「ところによっては強く降るかもしれません」



あさっては晴れたり曇ったり、どうやら明日だけが雨模様のようだ。



雨具は小型の折りたたみ傘しか持ってきていない。
「もし強い雨になったなら歩き旅を一日休もう」
そう決めて早めにベッドへともぐりこむ。



東北本線全線全駅歩き旅 42日目 久喜駅 => 新白岡駅

2014年05月13日 | 東北本線 宇都宮駅ー東京駅
42日目  2014年4月17日 久喜駅 => 新白岡駅 約3Km

今日も天気はよい。
昨日ほど気温は上がっていないけれど冷たいものが欲しくなってしまう。



とうとう我慢できずに駅前のコンビニでアイスを買ってしまった。

アイスをかじりながら久喜駅を後にして歩き出す。



電車が来るのを待ってシャッターを切る。



どうやらこの電車は東武伊勢崎線のもののようだ。

ここから新白岡駅までも線路沿いにまっすぐな道路がある。



線路沿いを歩くというのは意外と単調なものだ。





踏切の写真を撮るか、走ってくる電車の写真を撮るかくらいのものである。



なんとか変化をつけて菜の花を前景に入れてみたりするのだが、さほど面白い写真にはならない。



ずんすんと真っ直ぐ進んでいくと川があり道が途切れてしまった。



鉄橋はあるが、まさか鉄橋を歩くわけにもいかない。
私の子供のころは線路も鉄橋も自由に出入りしていた、まだ規制が緩い時代だったのだ。
仕方なく川沿いの小道を橋のある通りまで歩く。



白岡のマンホールを見つけた。



カラー版もあった。梨、松、つつじ(?)を詰め込んだ絵柄だ。



3キロしかないのであっさりと新白岡駅に到着だ。







東口駅前には巨大なアパート群。



だが西口はわりとさっぱりしている、これから開発されるのだろうか。





東北本線全線全駅歩き旅 42日目 東鷲宮駅 => 久喜駅

2014年05月12日 | 東北本線 宇都宮駅ー東京駅
42日目  2014年4月17日 東鷲宮駅 => 久喜駅 約3.3Km

東鷲宮駅を後に歩いていくと「青毛堀川」を渡る。





読み方は「あおげぼりがわ」だそうで、なんだ普通の読み方じゃないか、、と少々がっかりする。
難読地名と思っていたのだった。

足元を見ると下水溝の蓋に銀杏のデザインが。



マンホールの蓋を見るとここにも銀杏の葉がデザインされている。



久喜市のホームページを見ると“市の木”がイチョウなのだそうだ。

久喜市内へと入っていく。





愛宕神社があった。この社殿の屋根はかなり急勾配だ。



神社の前の川は愛宕橋。赤く塗られているのでよく目立つ。



鳥居は石造りだが、注連縄はいままで見たことも無い形だった。



なんとも粗造りというか、太さ形が力強さを感じさせるものだった。



鳥居に掛けられている額もがっしりとした造り、うーんこれは良い。

いったい誰が注連縄のデザインを決めるのだろう。
宗教に関するものはかなり保守的なものだし、本山とかそういうところの形をそのまま持ってくるのが一般的だとは思うのだが。
まさか注連縄デザインコンテストがあるとは思えないし。



と考えながら歩いていたら久喜駅に着いてしまった。



どの駅にもあるモニュメントというか彫刻。



ある程度の規模の駅にはまるで設置することが義務付けられているかのように必ずと言ってよいほどあるのだ。
もしかしたら渋谷駅の“忠犬ハチ公”の像に触発されて「おらの駅にも作るんべえ」ということになったのかもしれないな。

おお久喜駅の時計はデジタルだ。





久喜駅も東武線が乗り入れている





駅中と駅前にファストフード店やコンビニなどが立ち並んでいる。
岩手県、青森県などで駅前に商店もなーんにも無い、無人駅をたくさん見てきた私には久喜駅も大都会の駅に見えるのだった。




東北本線全線全駅歩き旅 42日目 栗橋駅 => 東鷲宮駅

2014年05月11日 | 東北本線 宇都宮駅ー東京駅
42日目  2014年4月17日 栗橋駅 => 東鷲宮駅 約6.3Km

栗橋駅でも休憩せずに歩き続けることにする。



狭い線路脇の道を行く。







56キロのキロポスト。



この踏切をみると赤白のものは、黄黒の上に貼り付けているのが分かる。





東北本線沿いの農道もずーっと真っ直ぐ。
日陰がないのはしんどいなあ。
舗装されていない農道を行く。



来た道を振り返って見る、左側が東北本線で道路の脇にあるのが農業用水路だが今は水は流れていない。



川で道路が途切れてしまった。
農業用水路は先まで伸びているのだが、、、



遠回りするのがイヤだったので農業用水路を歩いて対岸へ渡った。



水の流れていない時期だからよかったけど。

さらに進むと踏切の脇に“撮り鉄”の方が二人いた。



三脚を立てて準備万端のようだが、どんな列車が通るのだろうか。



電車の音がすると「はて、どんな列車な」と見るのだが、いつもと同じ宇都宮線の普通電車ばかりである。





新たなマンホールを発見。



「ふるとね」とはなんのことだろう。
後日調べると江戸以前の利根川なのだそうだ。

いまは誰も住んでいない農家の前に小さな神社があった。



その脇にはオレンジ? ぽんかん?の木が大きな実をつけていた。



木の下にはたくさんの実が落ちたままだった。ああ、もったいない。

そろそろ昼食にしたい。
さいわい大型スーパーがあったので入る。



お弁当コーナーで特売品を探すがまだこの時間は処分特価にはなっていない。
それでもカットフルーツの半額品を発見、189円のうどんも買って休憩コーナーで食べる。



うどんだけだから10分ほどで食べ終えてしまう。



駅へ向かう道は新興住宅街であった。
小学生が学校から帰ってくる。



また別のマンホールの蓋が見つかった。



久喜市のものなのか? 中央部は「宮」の漢字をデザインしたように見えるのだが。
モノクロ版もある。



東鷲宮駅に到着。駅前はスーパーダイエーがあり、周りは住宅地だ。
午後1時55分だ。





駅西口へと行く。実にさっぱりとした外観の駅だった。








東北本線全線全駅歩き旅 42日目 古河駅 => 栗橋駅

2014年05月10日 | 東北本線 宇都宮駅ー東京駅
42日目  2014年4月17日 古河駅 => 栗橋駅 約7.6Km

古河駅から栗橋駅は7.6Kmと距離がある。

まだ時刻が早いので休憩なしで歩き続けることにする。
駅前に観光案内所があったのでパンフレットをもらう。





線路と平行している遊歩道は「四季の径」という名称だ。





地図をたよりにゆっくりと散策してみたくなるような街である。
なんとも鮮やかなピンクの花。





花の名前を知らないものだから「美しい」とか「鮮やか」という形容詞で誤魔化している。
花の名前はわからなくとも愛でることは出来る。



つつじの緑と赤のコントラストが目にまぶしい。



このようなモニュメント(彫刻というべきか)がところどころに配置されている。



あれいつの間に茨城県へ入ったのだろう。



地図を良く見ると古河駅付近が茨城県なのだった。
ひとつ北側の野木駅は栃木県で東京側の次の栗橋駅は埼玉県なのだ。

ここでも菜の花が満開だ。



じっと見ていると黄色で目が変になってしまいそうだ。
写真を撮るとホワイトバランスが狂ってしまう。

松並木のある通りを歩く。



案内板には「中田の松原」とあった。



松の木がまだ小さいところを見ると道路の拡張にともない新たに植えたものではないかと思う。
日光街道踏切を渡る。



お寺と神社が通りに並んでいる。



その神社の鳥居を見ると、
ひとつの鳥居に額が二つ、注連縄はWの形にしてある。





これは面白い、このような注連縄は初めて見た。
奥に神社の建物が二つ並んで建っている。
本来ならそれぞれの神社にひとつずつ鳥居を建て、参道を造りたかったのだが土地の関係で出来なかったのだろう。
二つの神社でひとつの鳥居を仲良く使うことにしたのではないかと思う。



古そうな民家もあった。



道路に面したところは板戸になっている。
いまでもこのような板戸が残っていることはうれしいことだ。



板戸の木目が美しい。

通ってきた日光街道を振り返る、意外に思えるほど道幅が広い。
そこに案内板があった。「中田宿」というのだそうだ。





だが読んでみると、中田宿はこの通りではなく現在の利根川橋の下にあったのだと書いてある。
堤防が出来る前のもっと川に近いところにあったもののようだ。

このマンホールのデザインはどの町のものだろう。



あった場所は古河市なのだが。

利根川の堤防に登る。
さすが利根川である、川幅の広いこと。
だが川は見えない、河川敷だけが見えている。
大雨が降るとこの河川敷が全部川になるのだろうなあ。
奥のほうに東北本線の鉄橋が見えている。



振り返ってみるとやはり真っ直ぐな道が。



この地点で海から130キロメートル、それでもこの川幅の広さである。



国道4号線の橋も長い。





利根川の袂から北方面が茨城県、古河市だ。



川の中央部が県境になっていないところが面白い。

さて利根川橋を渡る。





橋から下を見ると河川敷でゴルフの練習をしている人がいる。



川の中州に向かって打っているのだが、あとで球を拾いに行くのは大変なんじゃないかなと余計な心配をする。

橋を渡って右(西)方向へと進む。
地図で見ると栗橋駅の近くに“静御前の墓”があるという。
アイフォンの地図を頼りに路地を歩く。



道案内の碑があった。





栗橋のマンホールのデザインはなかなかよろしい。



静御前の墓に到着。
町中の小公園になっている、木陰でひと休みしながら写真を撮る。



オリジナルの墓石は厨子の中に大切に保存されていた。



満開の桜の下にいくつかの石碑が並んでいる。





静御前の墓というのはこの栗橋だけでなく長岡市や栃尾というところにもあるそうだ、あちこちで死んでいるミステリーな女性だったんだなあ。

栗橋駅はすぐ近くである。

あれ別のデザインのマンホールだ。
こちらにも「くりはし」と書いてある。





栗橋駅前はひっそりとしていたが時間帯によるものだろう。





時刻は11時40分だ。





昼食にするにはまだ早い、自由通路を歩いていると別の形の時計がある。



こちらは東武線の時計だった。



JRと東武線が乗り入れているので構内はかなり広い。









東北本線沿線全駅歩き旅 42日目 野木駅 => 古河駅

2014年05月09日 | 東北本線 宇都宮駅ー東京駅
42日目  2014年4月17日 野木駅 => 古河駅 約5Km

午前6時に起きだしてシャワーをする。
私にはベッドが柔らかめであったが部屋は静かだったのでよく眠れた。
よく眠れさえすれば疲れは翌日に持ち越さない体質である。
さて朝のシャワーをしようとバスルームの天井にある換気扇を見ると、、、



埃だらけだった。
運営コストを少なくするために掃除も最低限の人数でやっているのだろう。
ベッドメイクや床など基本的なところはしっかりと清掃するが、換気扇までは手が回らないのだろう。

テレビを見ると今日も快晴の予報だ。



気温は昨日よりも少し低いようだが、それでも最高気温は22度だ。



廊下には自由に使える電気ポットが用意されている。



この廊下の赤いカーペットも、



エレベーター前に置いてある椅子も昔を思い出させる。



安さのためか長期滞在の人も多いらしく玄関前には「満室」の表示。



まっすぐに小山駅へ行き、上りの電車で野木駅へと向かう。



都会ではほとんど待つことなく次の電車が来るのでとても便利だ。





地方(岩手などの田舎)では2,3時間に一本しか電車が来ないという路線は普通である。
盛岡市内にあるJR山田線「浅岸駅」の平日の時刻表を見ると、下り(宮古方面行き)は17時14分と19時34分の2本だけ。
上り(盛岡駅方面)は06時42分、17時33分、19時57分の3本のみである。
先日某テレビの番組で“秘境駅”というのをやっていたが、「平日に上下12本も電車が停まる駅なのに“秘境駅”と言えるのかっ!」とついテレビに向かって独り言が出た。
盛岡市内にある駅なのに一日に5本しか電車が停まらない、(しかも朝と夕方だけだ)「浅岸駅」こそ“真の秘境駅”だと思うのだ。
ちなみに浅岸駅の周りには人家はなく国道106号線までは7キロも歩かなければならないのだ。

さて野木駅に到着。





野木駅から東京方面を見ると、ここでもまっすぐな道路が伸びている。





駅の南側にある踏切。
以前は黄色と黒のストライプだったが、新たに塗り直したものは赤と白のストライプのようである。



そこから駅を振り返るとこんな感じ。



東京駅まで70キロを切った。



電柱に「想定浸水深」というのが貼ってあった。



川はここからかなり離れたところを流れているようだが氾濫することもあるのだ。



通勤の自転車や車が行きかう時間帯だ。



線路沿いには工場が続いている。




私が愛用しているボールペンもここで作られているのかも知れないな。



それにしてもどこまでも定規で線を引いたみたいに真っ直ぐだ。



マンホールのデザインが変わった。
古河市に入ったようだ。



花火の絵が描いてある、花火では秋田県の大曲市が有名だが古河市観光協会のホームページを見るとかなりこの町も大規模な花火大会をやるようだ。

ふと看板を見てチト違和感、、



「あれ、この漢字でよかったんだっけ?」
すぐ隣にも売り地の看板があった。



「こっちの漢字が正しいんじゃないかな」
私はさっぱり漢字が書けないくせにこういうことには気がつくのである。
看板を書いたのはプロの看板屋さんだろうけど、こんなこともあるんだなあ。
あれマンホールのデザインが変わった、これはなんという町のものだろう。



高架を見慣れない電車が走っていく。



あれはJRなのか?
東武鉄道はかなり離れたところに線路があるのでJRの列車らしいのだが。
東北本線を歩くなどと言っているが、私は鉄道に関する知識はほとんどない。
鉄道は好きだが“撮り鉄”とか“乗り鉄”でもない。時刻表マニアでもない。
その証拠に「古河駅」をいままで「ふるかわえき」と読んでいたほどである(正しくは「こがえき」)

古河駅がだいぶ近くなってきた。
線路脇の道路と平行して並木道があり、遊歩道になっている。





桜の並木が強い日差しを遮ってくれて、じつに気持ちの良い遊歩道である。







とちゅうにはこのようなモニュメントも。



馬に乗った少年の銅像もある。



おお、これはカラー版のマンホール。



駅前にあるタクシー会社の壁をツタが覆っている。



それよりも電柱が傾いているのが気になるなあ。

古河駅に到着だ。



南方向に向かって歩いているので写真はほとんど逆光になってしまう。



まだ時刻は9時前だ。



駅の正面には液晶ディスプレイに水位情報が映し出されている。



やはりこの地方では大雨が降ると洪水の心配をしなければならないようだ。