轟クルマ文化研究所

日本のどこかの片田舎、今日も所長の声が響いています。
「馬鹿モン!あれほど雑誌を鵜呑みにするなと言うとるじゃろ!」

フォルクスワーゲン up!(アップ) その2

2012-11-16 18:12:16 | Volkswagen
助手 「この間のup!の続きですけど、ASGとか言う2ペダルMTの評判は良くないみたいですね。」

所長 「みたいじゃな。どの記事を見ても大概そこを指摘しとるの。」

助手 「フォルクスワーゲンはオートマやツインクラッチのDSGも揃えているのに、なんでまたASGなんか採用したんでしょうね。」

所長 「ま、一番の理由はコストじゃろうな。知っての通りヨーロッパの主流は依然としてマニュアルなんじゃ。じゃが中にはマニュアルが運転できんモンもおるんじゃろうな。そのための措置としてマニュアルの一番の問題点である、クラッチミートを自動化したのが、2ペダルのマニュアルなんじゃ。じゃからこれを設定しておけば、取り敢えず誰でもが運転出来るというコトなんじゃろう。」

助手 「でも変速がギクシャクするのって、ダメでしょ。」

所長 「ま、日本ではそうじゃろうな。じゃが向こうではそれでなんら問題ないんじゃないかのぉ。大半はマニュアルを選ぶじゃろうし、どうしても気に入らんのなら、ポロを買えばいいんじゃからの。」

助手 「でも日本で売るならやっぱりオートマを用意した方がいいんじゃないですか。」

所長 「そりゃその方が売れるじゃろうけど、他の地域ではこれで十分間に合っとるんじゃったら、日本のためだけにオートマを積むのは非効率ってコトなんじゃろうな。そりゃ月に何万台も捌いてくれれば、もっと本腰を入れてくるんじゃろうけど。」

助手 「うーん、そうですか。」

所長 「とにかくオートマの比率が圧倒的に高い日本でじゃな、オートマ限定免許でも乗るコトが出来るんじゃから、一応条件はクリア出来とるワケじゃ。あとは使うモンが乗りこなせれば問題ないじゃろ。今のところ評論家やクルマ好きが試乗しとるレベルでの話しじゃし、実際に買ってみれば慣れで解決できるのかもしれんしの。」

助手 「それはあるでしょうね。変速のクセのようなモノがわかれば、案外問題ないのかもしれませんしね。」

所長 「そういうコトじゃ。ま、とは言っても不満の声が多ければフォルクスワーゲンも対策してくるかもしれんが。」

助手 「ですね。えーと、あと何でしたっけ。そうそう、5ドアの後席ドアの窓がポップアップっていうのは、どうなんでしょうね。」

所長 「確かトヨタのアイゴとか、シトロエンのDS4も下がらんかったはずじゃ。向こうじゃ珍しくないのかもしれんの。日本ではあり得ん話じゃけどな。」

助手 「窓を下がらないようにしてそんなにコストって変わるんでしょうかね。悪いイメージを持たれるぐらいなら、少々高くなっても下がるようにした方がいいと思いますけどね。」

所長 「このクルマって、コストを掛けるとこはしっかり掛けとるんじゃが、省けるとこは徹底して省いてきとるんじゃ。その割り切りの良さもこのクルマの魅力なんじゃないかのぉ。さっきの2ペダルMTにしてもそうじゃけど、合う合わんがはっきり分かれとるし、嫌なら買わんかったらいいんじゃ。フォルクスワーゲンにはそういったニーズに応えたクルマもちゃんと用意されとるしの。」

助手 「それはそうですね。ま、このクルマの後部座席にヒトを乗せる機会ってそう多くないでしょうし、乗せたとしても窓が下がらなかっても、そう不便を感じるコトもほとんどないのかもしれませんしね。」

所長 「ワシはそんなトコに押し込まれたくないがの。」

助手 「ハハッ、言えてますね。あと例のスバルのアイサイトのような自動ブレーキシステム、フォルクスワーゲンはシティエマージェンシー・ブレーキって言うそうですけど、この価格帯のクルマに標準で付けてきたのは凄いですね。」

所長 「じゃな。このクルマの一番のセールスポイントじゃろうな。スバルの『ぶつからないクルマ』のCMのインパクトは凄いし、消費者が今、一番欲しい装備なんじゃないかの。」

助手 「かもしれませんね。次に買うクルマはあれがついてるのにしようと思ってるヒトって結構多いと思いますよ。まだ実用化してるメーカーも少ないですし、大きな武器になりますよね。」

所長 「レガシィも今の型になって、デカくなったとか、格好悪いとか言われとるけど、あれが付いとるお陰でよく売れとる気がするしの。ま、言うとる間にエアバックやABSみたいに当たり前に付くようになるんじゃないか。ABSや横滑り防止装置なんかよりずっと効果がわかり易いし、何よりこの装備で痛ましい事故が減るんなら、それに越したコトはないしの。」

助手 「言えてますね。」

所長 「言い換えれば窓もまともに開かんようなクルマなのに、高級車にもほとんど普及しとらん自動ブレーキが標準で着くっていうのが、このクルマの特徴なんじゃないかのぉ。」

助手 「どういうコトですか。」

所長 「つまり従来のクルマとは違う価値観でつくられとるってコトじゃ。」

助手 「価値観が違う、ですか。」

所長 「iPodってあるじゃろ。」

助手 「えっiPodって、あのiPodですか、iPhoneやiPadじゃなくって。」

所長 「えーと、あれじゃ、あの音楽を聴くヤツ、ウォークマンみたいなヤツじゃ。」

助手 「ああ、iPodで合ってますけど、それがどうしたんですか。」

所長 「あれって、ウォークマンなんかの市場がすでに出来とったトコに、後から参入してきてシェアを奪ったワケじゃろ。」

助手 「ですね。でも今さらな気がしますけど。」

所長 「たくさん曲が入れられるとか、聴きたい曲を簡単に探せるとか、いろいろヒットの要因はあるそうじゃけど、一番は価値観を変えたトコじゃろ。」

助手 「はぁ。」

所長 「それまでウォークマンを使っとったモンが買い替えただけじゃなくって、それまで使ってなかったモンが買うコトによって、市場自体がデカくなったんじゃろ。」

助手 「らしいですね。」

所長 「それって単にそれまであったウォークマンの機能を上げただけじゃなくって、価値観を変えたからじゃと思うんじゃ。」

助手 「それはそうでしょうね。」

所長 「言い方を変えるとじゃな、なくても困らんモンを巻き込んでヒットさせたワケじゃ。」

助手 「そういうコトになりますね。」

所長 「なんで買ったと思う。」

助手 「そりゃ、欲しくなったからでしょ。」

所長 「そうじゃ。欲しくなったからじゃ。もちろん欲しくならせる仕掛けがあったからじゃろう、デザインとか、売り方とか、価格とか。」

助手 「確かにいいデザインですよね。」

所長 「単にウォークマンの対抗機種っていう位置づけでは、ああはならんかったと思うんじゃ。ウォークマンとは違うモンとして売ったのが、ヒットした一番の要因じゃと思うんじゃ。デザインもそのための手段のひとつじゃ。」

助手 「うーん、確かにウォークマンとは違うモノって感じがしますよね。」

所長 「おんなじコトをフォルクスワーゲンはup!でやりたかったんじゃと思うんじゃ。」

助手 「そういうコトですか。そう言えばup!のデザインって、アップルっぽいですよね。リアのガラスはスマートフォンをイメージしてるらしいですし。」

所長 「いや、そういうコトじゃなくって、ワシが言いたいのは、このクルマは従来のコンパクトカーとは違うモノにしたかったんじゃないか、ってコトじゃ。つまりルポやブラジルでつくっとったフォックスの後継じゃなくって、新しいジャンルのクルマじゃ。」

助手 「新しいジャンルのクルマ、ですか。」

所長 「そうじゃ。今までとは違った『小さいクルマ』じゃな。アウディのA1なんかがやっとる小さくても高級感があるっていうのとも違う、ミニやフィアット500みたいにキャラクターで売るのとも違う、スマートやiQのようなシティ・コミューターとも違う、新しい概念の『小さいクルマ』じゃ。」

助手 「よくわかりませんけど。」

所長 「フォルクスワーゲンは真剣にやろうとしとるんじゃと思うぞ、『小さいクルマ』を。これからの需要、特に狭いところに密集しとる都市部、反対に貧しい新興国の初めてのクルマ、環境問題なんかも含め、これからは『小さいクルマ』の時代じゃと考えとるんじゃろ。」

助手 「それはそうでしょうね。」

所長 「そこで圧倒的なシェアを握るために立ち上げたのがup!のプロジェクトじゃと思うんじゃ。市販車を出す4年も前からコンセプトカーを出して、ショーのたびにバリエーションを増やして、じっくり時間と費用を掛けて育ててきたワケじゃ。」

助手 「確かに今までの新型車の出し方とは違ってますよね。」

所長 「ただ、実際出たクルマのサイズや価格、性能を見れば、ルポの後継にしか見えんのがダメじゃな。かろうじてデザインが少し違う感じがするってトコかのぉ。」

助手 「ですね。ルポの後継がカッコ良くなったって感じですよね。」

所長 「ワシじゃったら、もっと極端な売り方をするんじゃがな。」

助手 「どうするんですか。」

所長 「2ドアだけで出した方がよかったんじゃないかのぉ。そりゃ両方並べれたら4ドアがいいってお客の方が多いんじゃろうけど、2ドアしかなかったらそれはそれで受け入れられたと思うんじゃ。2ドアの方がよりコンセプトに忠実じゃし、デザインも面白いじゃろ。」

助手 「日本では同時デビューでしたけど、向こうでは2ドアが先に出たはずですよ。」

所長 「ほんの数ヶ月じゃろ。そうじゃなくって、2ドアが世界中に行き渡るぐらい経ってからにするんじゃ。で、グレードも最低限必要なモンだけ揃えたモノグレードでいいんじゃ。ま、変速機はマニュアルと2ペダルが必要じゃろうけど。それで149万円ならわかり易いしの。」

助手 「2ドアのモノグレードですか。それって市場を狭めてしまうんじゃないですかね。」

所長 「別に従来の市場を引き継ぐんじゃないから構わんじゃろ。売れた分が純増になるんじゃからの。もっと言うとボディカラーも白だけでよかったんじゃ。」

助手 「えーっ、確かにそれはインパクトがありますけど、いくらなんでもやり過ぎじゃないですか。」

所長 「従来とは違うモノとして売ると言っとるじゃろ。それぐらいやらんとわからんと思うぞ。で、1年、2年経ってお客の要望が多ければ、4ドアやカラー展開、オートマ、四駆なんかを充実させていけばいいんじゃ。EVも含めてな。」

助手 「・・・。」

所長 「あとひとつ気にいらんのが、このクルマがフォルクスワーゲンから出たってコトじゃ。こういうクルマをどうして他のメーカーが先にやれんかったのかのぉ。日本のメーカーなんか得意とする分野なはずなんじゃが。」

助手 「・・・うーん、確かに小さくて経済的なクルマっていう意味では得意分野なんでしょうけど、センスがねぇ・・・。何しろiPodに影響されて出したのが、クルマ型ミュージックプレイヤーのアレですからね。」

所長 「このクルマがこのクラスの基準になるのは間違いないじゃろうし、またフォルクスワーゲンを中心に回っていくコトになりそうじゃのぉ。」

助手 「あっ、そうですね。このクルマがベンチマークになるってコトは、この内容でこの価格って、世界中のメーカーにとって脅威ですよね。」

所長 「そういうコトじゃな。それもこのクラスだけじゃなくって、上のクラスも影響を受けるじゃろうし、フォルクスワーゲンもポロやゴルフを潰す覚悟でやっとるんじゃと思うぞ。」

助手 「・・・ビートルやゴルフが出たときぐらいの大きな変化になるかもしれませんね。」

所長 「こないだも言うたけど、似たような時期に似たような市場に向けて出したミラージュと、なんでこうも違うクルマになるのか、不思議でしかたがないわ。ミラージュには出来のいいCVTが付いとるし、窓もちゃんと下がるんじゃがな。」

助手 「タイ製のミラージュにスロバキア製のup!、成り立ちもそう違わないんですけどね。出来たクルマがiPodと『100均のカラフルな洗面器』、まさに雲泥の差ですね。」

所長 「ひどいコト言いよるのぉ。ワシはup!がよくってミラージュがダメなんてひと言も言うとらんぞ。少なくとも日本で乗る限り、値段、維持費、燃費、実用性、信頼性、どこをとってもミラージュの方がいいのは間違いないじゃろ。」

助手 「えーっ所長、ボクだけ悪モノにしないで下さいよぉ。」


参考資料
フォルクスワーゲンup!(フォルクスワーゲン グループ 日本株式会社)
フォルクスワーゲンup!(轟クルマ文化研究所)
iPod classic(Apple Japan)
ボルボXC60(轟クルマ文化研究所)
三菱ミラージュ(轟クルマ文化研究所)

Yahoo!グループ 轟クルマ文化研究所

コメント (13)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« フォルクスワーゲン up!(ア... | トップ | 日産 ラティオ »
最新の画像もっと見る

13 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (彩女好き)
2012-11-16 22:53:01
正直、ミラージュを馬鹿にしてup!を持ち上げる意味が分りません…。
小さい車という観点で見れば、日本でup!を買う人は見る目が無いと言わざるを得ないでしょう。
何故なら、小さい車こそ日本車の得意分野だからです。フィアットのような趣味車でも無いup!は、いわば日本車のモノマネ車。持て囃す人は、一度日本車を見直した方がいいんじゃないでしょうか。
返信する
Unknown (llll)
2012-11-17 19:40:25
150万円以下で何もかも完璧な車はさすがに無理だと思いますけど、
軽メーカーならちょっとしたチューニングでUP!を全面的に越える車を絶対作れますよ。
ただ、日本を含むアジアでは走りや安全性はそれほど重視されないから、
そこにコストを割くのが難しいわけですよ。

そもそも軽自動車で頻繁に高速を走る人が一体どれだけいるのか
(私は高速道路を走るのが少なければ走りに金をかけなくても良いと言いたいわけではない)

メーカーよりも市場の反応やコストの問題の方が大きいでしょう。
返信する
「俺達未来に生きてんな」 (水果)
2012-11-18 00:06:38
初コメントです。水果といいます。
この車の画像を見て、まずフロントデザインに驚きました。
ディズニーの3D映画に出てきそうなヌメッとした外観を見ると、ずいぶん遠いところに来てしまったと思います。

個人的には、「こんなの売れるわけねぇ」が正直な感想です。
3ドアは当然として、5ドアでも後席窓がほぼ開かない日本車ではありえない仕様。
これだけで購入者はどん引き。

てっきり今までどおりにニッチ層向けに200万フル装備で出るものだと思い込んでいましたが、それだけに、この車が低価格戦略を打ち出したことにはたいへん驚きました。

あくまでゴルフやポロとは違う、小さな車として売り込みたいのでしょうが、いかんせん割り切り部分が悪すぎます。
実用性では勝負になりません。

知的な車として。安全な車として。
VWのプレミアムが試されますね。
返信する
Re:Unknown (宇垂)
2012-11-19 18:10:47
彩女好きさん

>正直、ミラージュを馬鹿にしてup!を持ち上げる意味が分りません…。

本文に書いてた通り、同じような時期に同じような市場に向けて出した2台の方向性の違いが、対比として興味深いと思い取り上げたのですが、ちょっと調子に乗り過ぎたかもしれませんね。

>小さい車という観点で見れば、日本でup!を買う人は見る目が無いと言わざるを得ないでしょう。
>何故なら、小さい車こそ日本車の得意分野だからです。

小さい車こそ日本車の得意分野だから、日本でup!を買う人は見る目がない、というのは論理的じゃないですね。
日本の小さいクルマのどこがどうup!よりいいのかを書いて貰えれば有難いですね。

>フィアットのような趣味車でも無いup!は、いわば日本車のモノマネ車。

up!が日本車の真似ですか。それを言い出せばFF2ボックスのコンパクトカーは多かれ少なかれゴルフの真似をしてるとも言える気がしますが。
ただ、up!のエンジンルームを見たとき、日本の軽自動車みたいだと思いましたし、up!を開発する際に参考にしてるかもれませんね。

>持て囃す人は、一度日本車を見直した方がいいんじゃないでしょうか。

日本車にもいいところはたくさんありますし、もっとちゃんと見るようにします。
返信する
Re:Unknown (宇垂)
2012-11-19 18:13:26
llllさん

>150万円以下で何もかも完璧な車はさすがに無理だと思いますけど、
>軽メーカーならちょっとしたチューニングでUP!を全面的に越える車を絶対作れますよ。

例えばup!ってお手本があれば、それよりいいクルマをつくるコトは出来ると思うんですよ。
ただ何もないところからup!のようなクルマをつくり出すのは、日本のメーカーは苦手なんじゃないかって気がします。
日本のメーカーは優秀ですし、数値目標をつくれば達成できるんですが、基準をつくるのが下手なんだと思います。

>ただ、日本を含むアジアでは走りや安全性はそれほど重視されないから、
>そこにコストを割くのが難しいわけですよ。

それはあるでしょうね。コストを割く部分が違うんでしょうね。快適装備に掛けては日本の右に出るクルマはないと思います。(例えそれが安い軽自動車であっても)

>そもそも軽自動車で頻繁に高速を走る人が一体どれだけいるのか
>(私は高速道路を走るのが少なければ走りに金をかけなくても良いと言いたいわけではない)

うーん、ボクの知る限り高速道路に軽自動車はいっぱい走ってる印象がありますけどね。今のターボ付きの軽であれば高速走行も問題ないんじゃないでしょうか。(長距離の疲労度はそれなりでしょうけど)
これからその傾向はますます高まると思います。

>メーカーよりも市場の反応やコストの問題の方が大きいでしょう。

up!が支持されれば(世界的に)、国産メーカーも追随しそうな気がしますが。
返信する
Re:「俺達未来に生きてんな」 (宇垂)
2012-11-19 18:23:41
水果さん

>この車の画像を見て、まずフロントデザインに驚きました。
>ディズニーの3D映画に出てきそうなヌメッとした外観を見ると、ずいぶん遠いところに来てしまったと思います。

言われてみると確かにアニメっぽいですね。
子供の頃に見たディズニーの絵本のペドロやスージーを思い出しました。

>個人的には、「こんなの売れるわけねぇ」が正直な感想です。
>3ドアは当然として、5ドアでも後席窓がほぼ開かない日本車ではありえない仕様。
>これだけで購入者はどん引き。

売れませんか。やっぱり日本では厳しいのかもしれませんね。

>てっきり今までどおりにニッチ層向けに200万フル装備で出るものだと思い込んでいましたが、それだけに、この車が低価格戦略を打ち出したことにはたいへん驚きました。

>あくまでゴルフやポロとは違う、小さな車として売り込みたいのでしょうが、いかんせん割り切り部分が悪すぎます。
>実用性では勝負になりません。

今までのゴルフやポロのイメージでこのクルマを見ると、確かに???な感じですよね。
個人的には十分実用に耐えうると内容だと思うんですが。

>知的な車として。安全な車として。
>VWのプレミアムが試されますね。

プレミアムじゃないVWの知的で安全なクルマというコトで。
返信する
Unknown (llll)
2012-11-20 20:35:52
>水果様

VW up!、発売3週間で3000台を受注
http://response.jp/article/2012/10/25/183721.html

新車効果だけ大きくて1年後にはジリ貧の例は幾つかあるので、まだ先行きは分かりませんが、
日本における輸入車でこの数字は現時点ではかなり優秀だと思いますよ。
私もここまで多くなるとは想定していませんでした。

そしてVWはプレミアムカーメーカーではありません。Volks(大衆)Wagen(車)です。
日本仕様の価格が他国より高いのはプレミアムカーではないのにプレミアムカー扱いをしているからです。
返信する
Unknown (Unknown)
2012-11-22 21:05:42
日本に軽という優遇された規格があるかぎり

3ドアコンパクトハッチバックっていうコミューターが
どれだけ世界でスタンダードな乗り物になったとしても
どれだけクルマとして優秀な出来だとしても

『日本では』そんなに売れないんだろうなぁ。


近いうちに博士には日本の自動車税制について考察をしてほしい(笑) 
返信する
Unknown (ネコ)
2012-11-23 00:25:29
無理を承知で言わせてもらえば、MTで気持よく走る車なんでしょうね。欧州ではサイドエアバッグや衝突防止ブレーキなしのグレードが100万円以下から買えるわけで。それなら誰も細々とした文句言わないでしょう。価格って大事ですよ!

あと、室内に金属むき出しの部分があって「ボディカラーと同じでオシャレ」みたいなこと言う評論家いましたけど乗員の安全性考えればとてもそんなこと言えないはず。先代ルポもAピラー部分が金属むき出しで「評論家はなぜ危険性指摘しないんだ」と思ったことあります。そのへんのところ、突っ込む記事ないんですよね~。メーカーには嫌な顔されるし、喜ぶ読者も少ないだろうけど(笑)大事なことだと思うんですよね。
返信する
Unknown (llll)
2012-11-25 23:16:54
金属むき出しだと危険って初耳なんですけど。うちの車、内張りが無いに等しい・・・
返信する

コメントを投稿

Volkswagen」カテゴリの最新記事